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2006年07月04日

中田英寿は HEROだった ~後編

今から8年前、
ドラマ「HERO」が放送された時期よりも3年前、
中田英寿はペルージャという聞き慣れないチームに移籍した。

 衝撃的 

まさにその言葉が当てはまる。
デビュー戦で2ゴール。
当時、海外サッカーにそれほど興味のなかった自分でも知っていた強豪からの2ゴールに、
プロ野球ニュースの速報ニュースを見ながら、本当に驚いた記憶がある。

それからというもの、
毎週の楽しみが増え、海外サッカーに興味を抱くようにもなり、中田の活躍は僕の生活に活力を与えてくれた。

それまで、これほど期待してサッカーを見たことはなかった。
スカパーに入っていなかった僕は、フジテレビの深夜に放送されるペルージャ戦を食い入るように見ていた。
中田にボールが渡った瞬間を見逃さないように。
中田から繰り広げられるスルーパスやロングパス、そしてシュート。
すべてが信じられないくらいの精度や決定力。
オーバーヘッドで点を決めた時など、感動を通り越して唖然としたものだ。
中田はペルージャの王様だった。(ラパイッチもすごかったけど)
二十歳そこそこの若者がサッカー先進国で活躍しているという感動は、今でも心の奥底に残っている。

まさに、僕の中の 中田英寿はヒーローだった。


nakata.netを開き、引退声明文を読んで、このような当時の感情が蘇ってきた。
そして、中田に対する嫌悪感もどこかに飛んでいってしまった。

全盛期の中田の姿が、僕の中の”中田”なのであって、それ以降調子を落とした彼は僕の中での”中田”ではなかった。そのギャップが、彼への興味を失わさせたり、言動一つ一つに違和感を感じてしまった原因だったのだと思う。引退したことによって、僕自身もそのギャップと闘う必要がなくなったのだ。


日本サッカーの先駆者・革命児とも呼べるほどの存在の彼への世間の注目度は並大抵のものではないだろう。その視線に耐えながらも、日本サッカー界を引っ張っていた彼の貢献は莫大なものだろう。

いつかJに帰ってくることを信じていたのだが、それは夢物語になってしまった。一度も生で彼のプレーを見ることもできなかった。(室蘭でのベルマーレ戦を見に行った人たちがうらやましい・・・)
悔いは残るが、ヒデのプレーをリアルタイムで見られたことこそが、後世心から良かったと思えることになるのだろう。

おつかれさまでした。

posted by gotokuji |07:21 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年07月04日

中田英寿は HEROだった ~前編

21時過ぎに携帯電話がなった。

「なんだよ、こんな時に電話掛けやがって」と思いつつも、電話に出た。
それは、大学時代の友人からだった。


「フジテレビの速報見た?中田引退だってよ!!」


「えっ?」UHBを見てたけど、そんな速報はなかったはずだが・・・。
東京と北海道ではニュース速報の速さが異なるのだろうか。
(その数分後UHBでも速報が流れた)

正直なところ、中田引退との言葉に僕はあまり驚きを感じなかった。
この時、ドラマ「HERO」のほうが僕にとって重要だったからだ。
このドラマが本放送されていた頃からの大ファンで、この度スペシャルとして復活すると聞いてから、今日という日を心待ちにしていた。なので、意識を中田引退報道に向けられなかった。

それに加えて、
中田英寿のマスコミに対する立ち振る舞いや言動、ブラジル戦後の行動に違和感を感じ、ちょっとした嫌悪感さえも持っていて、中田に対しての興味も失っていたからでもあった。


ドラマは進んでいく。
松たかこが登場したシーンで僕の感情が爆発。
さらに、続編を期待させるエンディングにガッツポーズ。
勝手に 宇多田ヒカルの 「Can You Keep A Secret?」 を歌って終了。 
僕は完全燃焼した。


それから数時間後、冷静さを取り戻し、中田引退声明文を読むことにした。

posted by gotokuji |06:50 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年06月23日

やるだけやった日本代表 

これが実力なのでしょう。

ブラジル相手に先取点を取ったことはすばらしかったが、
前半終了間際のロナウドのゴールを皮切りに、
後半はブラジルの地力を見せつけられたゲームだった。

終盤ボールを自由自在にまわすブラジルの姿は、まるで「修哲」の鳥かごを見ているよう・・・。
いかんせん日本には翼くんがいなかった。
それでは奇跡が起きないんだ。

今大会の日本代表はミスが多くて、ちょっと残念。
期待していた俊輔もコンディションが悪くて、輝きを見せることができなかった。
また、フィジカルで圧倒され、セットプレーで弱さを見せ、決定的なシュートを外し、試合後手な展開が多かった。守備をしっかりできないチームは勝てないんだとも痛感した。
攻撃ではいいシーンが作れたが、3試合とも守備はもろかったもんな。

でも、4年間で積み重ねたものは、無駄じゃないはず。
この経験を次のワールドカップに向けて活かして欲しい。
今大会でやっと世界の舞台のスタート地点に立てた気がする。

日本サッカーの頂点は日本代表!
コンサドーレからもいつか代表に選手を送ろう!

posted by gotokuji |06:03 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年06月23日

前半を終えて

玉田の先制点は見事!

ブラジルのミスに助けられる場面も見られる中、
終了間際に1点を取られ、嫌な前半の終り方。

しかし、攻めている場面も多く、後半に期待したい。
巻と玉田の2トップの動きはすばらしい!!

P.S. ブラジルの個人技はさすがとしか言えない・・・チンチンにされちまう。

posted by gotokuji |04:49 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年06月23日

日本対ブラジル戦まで15分

巻・玉田の2トップ!!ちょっとびっくり。
玉田と巻が相手DFに突っかけて、ブラジルゴール付近でファールをもらいたい。
そして俊輔のFKから点を取る!!

これが理想!!

1点でもいいから点を取ってほしい。
4年間の集大成を見せて欲しい。

posted by gotokuji |03:42 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)

2005年12月03日

季節外れの桜

季節外れの桜は咲かなかった。

5年前のあのシーンをまた見ているかのようだった。
あと数分。夢は桜とともに散っていった。

ボクは、J1優勝争いをしている5チーム中、セレッソ大阪に勝ってもらいたかった。

テレビ越しに観戦していた2000年の川崎フロンターレ戦。
延長Ⅴゴール負けで、悔し涙を惜しげもなく流していた森島の姿を見ていた。

今回こそは勝たせてやりたかった。

しかし、その希望は打ち砕かれた。
奇しくも今ちゃんによって・・・。
何とも複雑な心境だ。

サッカーは何が起こるかわからない。
今日はそんなサッカーの怖さを改めて知る日になった。


※勝手に思いいれのある選手にメッセージを送ります。

西澤選手へ

ボクは生観戦であなたのプレーに魅せられました。
ちょうどあなたが日本代表だった頃です。
日本人にはない豪快で強引なプレーが凄かったのを覚えています。
その後スペイン、イングランドと挑戦しても
なかなか結果が出ず、後一歩という感じになってしまいましたが、
ボクはそんなあと一歩という部分に惹かれてしまいました。
だからこそ、今日勝って男になって欲しかった。
でも駄目だった。やっぱりあなたはあなた。
あなたらしかったと言えるのかもしれない。
そんな皮がむけきれないあなたがいとおしい。
これからも頑張ってほしい。
いつか男になれる日が来るはずだ。


posted by gotokuji |17:04 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)

2005年11月27日

サッカーの醍醐味~鳥栖戦を終えて

昇格の可能性が消えてわずか3日後の鳥栖戦。

精神的に引きずるだろう負け方をして、
昇格へのモチベーションもなくなって望んだ試合。
当然、ボクは良くて引分、負けも覚悟のゲームだった。

しかし、札幌はコーナーキックの数を比べてもわかるが、
鳥栖に押されていた試合展開の中、少ないチャンスをモノにして
勝ってしまった。

函館での山形戦以来、一ヶ月ぶりの勝利はうれしかった。
でも昇格争いから脱落してから獲った勝ち点3にむなしさも感じた。

サッカーはよくわからないスポーツだ。

前節奇跡の大逆転で昇格争いに勢いが付いたと思われた甲府は
ホームで福岡に惨敗。
相手福岡は昇格を決めた直後のゲームで
モチベーションでは圧倒的に甲府有利だと思われた。
しかし、0-5という野球並みの点差が付いての敗戦。

J1もそう。
ガンバ大阪がリーグ終盤に来て3連敗。
あっけなく優勝を決めると思っていたが、いつのまにか2位に。
最終節になって優勝の可能性を持つチームが5つと増えた。

まさに、amazing J。
何が起こるかわからない。

今年のJリーグにはサッカーの醍醐味を感じられる。

でも、中の人達にとっては
作りの悪いジェットコースターに乗せられたみたいで
精神的にやられてしまう人が続出してしまいそう。


posted by gotokuji |15:31 | サッカー | コメント(4) | トラックバック(0)