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2008年01月31日

見当識障害あたふた(日記)

昨日なんですが慌てました。
そして自分の本性を知った。
家族に急病があり。コンサネタもなし、長い自分の日記になりますので。
なのでここは追記とします。

昨日の朝方から 昨年より同居している齢71が(私の母)
「風邪ひいたみたい。今日は寝てるね」 はいよー。

ところが午後3時頃でしょうか おトイレに行ったあと、近くの階段に座ったまま
虚ろな目をしていた。
どうした? 「え?・・・・・・」 無言。
しきりに 両手を撫でさすったり 同じ動作を繰り返している。
どうした? 「え?・・・・・・」 無言。 ついにきたのか。

やばいのかもしれない。その時の恐怖・・・目の前が真っ暗になった。大げさじゃなく。
立てるかどうか確認し とりあえずベッドに寝かせる。
血圧を測る。 (もうこの時点で 脳血管障害と思ってた)
血圧正常。

おもむろに 名前聞く。 言える。
ここはどこか? 「札幌の・・・えーと」
誕生日は? 言える。
わたしは誰? ○○ 合ってる。
100から7引いてみて  ・・・・・・・7
(こりゃヤバイ 母的に)
ほら そこにいるあなたが連れてきた猫の名前言ってみて  ・・・のね・・・
(それはこの家に前からいた猫だ)

救急車呼ぼうかと本気で思った。

でも 麻痺はない。目も問題ない。虚ろだけど。
よし。マイカーで病院に連れて行こう。 
万が一のために オムツをあてよう。 祖母の時使って残っていたオムツをあてる際に
気づいた。
身体 あちーよ!!! そこでようやく熱を測ったわたし。 39℃。
・・・・・
血液検査も何もなかったし 点滴だけで帰ってきたけど、
おそらく 高熱による脱水だったのだな。
見当識障害も 高齢だと簡単にあらわれる。
現場をはなれ家にいると正常な判断すら無理。

おじいさん先生(Dr) インフルエンザではないと思うけど 今 流行ってるはしかかもね。
えと・・・
言ってしまった。
「母のことも心配ですけど、うち、2人受験生いるんですけど ガクガクブルブル」
Dr  いやこればっかりは わかりませんねえ。 イソジンガーグルでうがいして
   おばあちゃんと隔離してね。

はい。
イソジンガーグル家にあるけどな。
明日9時に来てね。とおじいさん先生。 
あーと、うち、出願変更することになって 明日9時に学校行かなきゃならないんですよう。
「出願変更? どこからどこへ? あんまり意味ないんじゃない?笑」
いや、そこまで言われますと返す言葉もございません・・・

決して嫌いなタイプのおじいさん先生ではなかった。
しかし 10日前 母が紹介状を持って受診した時に 違うお薬を 出して下さいました。
単なる商品名の違いだろうと あまり気にもしていなかったのですが。
そのもようを己で書いたカルテを見て 老眼鏡を上げたり下げたりしながらおっしゃいました。

「うーむ・・・ なんで僕 この薬出したんだろう。まさかそのせいで・・・違うよね あはは」

・・・あはは・・・  病院かえようかな・・・

母よ。回復しておくれ。
わたしは もう少しだけ あと少しだけ 介護の生活から離れていたいのだよ。
あなたの 見当識障害を目の当たりにした時に 一番に浮かんだのは、
ごめん、あなたのその時のつらさに思いを馳せるどころか
「ああ・・・また介護か」 だったのでした。

介護生活13年。終わってやっと3年。 また一緒にコンサに行こうお母さん。

そんな病院受診や わたしの慌てっぷりを しっかりフォローしてくれた息子たち。
「大丈夫だから。落ち着いて!」
「それ持つから!くつした履かせるから!」
「靴履かせるから!車椅子押すから!」
なみだボロボロ。 服の着替えすら手伝ってくれた。

そして飛んで(運転だけど)帰ってきてくれた夫。 お騒がせして申し訳ありません。
やっぱりネタにしてしまった。
日記ということで。

でも思った。
いつなんどき 自分がそのような目にあうかわからない。
「今日は何年何月何日?」
聞かれても きちんと答えられる自信ありませんので わかりやすいこと聞いてね。

あなたの大好きな地元のサッカーチームの名前は?
「・・・オレンジさいたま」
すぐに救急車を呼んで 脳神経外科に運んでやって下さい。

posted by aru |12:12 | 日記 | コメント(5) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:見当識障害あたふた(日記)

うちの母も元看護師です。
私はヘルパー2級持ちです。
でも、実際に何かあった時にできるか?って言われたらNoです。
身内だったら焦っちゃって何も出来ません。
離れて住んでいる祖母が具合悪くなったと電話を受けると、母は電話を置いて一呼吸置いてから、考え始めてます。
復職して、勤めてた最中でもそうでしたから、現役離れたらそうなりますよね。

それにしても。
お母様があまりひどくなくてよかったです。
長々と失礼致しました。

posted by ひろ | 2008-01-31 12:26

Re:見当識障害あたふた(日記)

>ひろさん
 お母様も看護師だったのですね?なんだか親近感倍増。
 ひろさんもヘルパー2級でしたか、凄い。
 看護師の資格あっても ヘルパー資格を持っている方との知識や経験の差は
 歴然としていることを 昨年少しですが 現場で感じました。
 介護については、看護師は 今は違うと信じたいですが、どちらかというと
 医師の考え寄りのところがあって、ケアよりキュアだったと思います。
 でも 自分自身も介護してきて ケアについて再認識したつもりでしたが、
 まだまだダメだと思いました。
 ひろさんのお母様が 「電話を置いて一呼吸置いてから」
 これ すごくわかります。

 心配して下さって有難うございます。とても嬉しかったです。
 

posted by aru| 2008-02-01 13:19

あああ

>ひろさん
 お返事で 「昨年少しですが」と書きましたが、これは 少しの時期そういった現場に
 いたという意味です! 感じたのはものすごく大きかったです!
 しかも 昨年じゃなく一昨年の話でした。

posted by aru| 2008-02-01 13:24

Re:見当識障害あたふた(日記)

知らないあいだに、大変なことがあったんですね!
私も年寄りと一緒に住んでいます。読んでいて他人事ではありませんでした。
しかも、私は医療知識ゼロ。
あたふたしてオロオロウロウロして、そのうち気を失って私のほうが救急車に乗っちゃうかも。

一緒に住んでいるほうの親も心配ですが、実家の父も今とても心配な状況にあります。
でも義父母と暮らす私。近いのに遠い実家。
もし介護が必要という日が来たとしても、たぶん何もできません。辛いです。

お母様の具合はその後いかがですか?どうぞお大事に。

posted by まる。@まんまる | 2008-02-02 16:32

Re:見当識障害あたふた(日記)

>まるさん
 そうなんですよう。焦ってしまいました!
 知識はあってもなくても関係ないっすよーおそらく家では。
 お願いですから まるさんが先に気を失わないようお願いします。
 連絡くだされば とんでいきますよっ。
 いろいろな事情で 自分の親と住む人たち、連れ合いの親と住む人たち
 いらっしゃいますよね。離れているほうは 心配なのは仕方ないですね。
 介護は お互いが納得して よりよい生活を送れるように 何かがある前に
 話し合っておくこともとっても大事だと思います。
 なかなか 嫁としてはそのような話題は出来ないと思いますけど…。
 何も出来ないなんてことはないんです。
 在宅が一番いいなんてことは…わたしはないと思ってます。
 あ、語ってしまった。すみません。
 母はなんとか大丈夫です。お心遣い有難うございました。

posted by aru| 2008-02-02 19:40

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