スポンサーリンク

2009年11月24日

事業仕分け

「日本科学未来館」のHPに 次のような「お知らせ」が出ていた。

 行政刷新会議ワーキンググループ「事業仕分け」の結果について

11月13日に開催された政府の行政刷新会議ワーキンググループ「事業仕分け」の結果、日本科学未来館は「予算の縮減努力をおこなう。条件として、運営業務を担っている科学技術広報財団を見直す。」ということになりました。これは、科学技術広報財団自体に問題があるのではなく、日本科学未来館の中の二重構造自体に問題があるということです。これを期に、一体的な組織として活動できるよう努力してまいります。
          日本科学未来館 館長 毛利衛


つまり、毛利さんたち現場が頑張っている事は認めるけど、それにくっついて甘い汁を吸っている天下り役人が多すぎる、という裁定だったのではないか。違うかな?
であれば、庶民感覚として当然の判断だと思うけど、ニュースでは パネルを振りかざして反論する毛利さんの姿を映すばかりで、なかなかそこまで伝えてくれない。


12日の事業仕分けで 311億円の基金返納と結論付けられた 「こども未来財団」。
この財団は 天下りの多さが厳しく指摘されていた。
名称は素晴らしいけれど、HPを見ると この財団が行っているのは 授乳室やキッズコーナー等の整備費の助成や、ベビーシッター育児支援割引券の発行など、助成が主で、他はそれこそ民間に任せれば良いという事業ばかり。
そもそも こんな財団がある事自体を僕は知らなかったし (勉強不足、認識不足と言われればそれまでだけど)、ベビーシッターの割引券なんて制度を利用できる人なんてごく限られているわけで、それならば 311億円の基金や 天下り役員の多額な報酬を 保育園や託児所などの整備に回してくれた方が 余程ありがたいのではないかと思う。



確かに 短時間で結論を出すには難しい問題もたくさんあると思うし、無茶苦茶な面もあるだろう。
だからこそ、今回の事業仕分けでも 思い切って「廃止」と結論付けられた事業は意外と少なく、「地方移管」や「予算削減・縮減」と判定された事業が多いのではないだろうか。

事業仕分けが終わったら、その結果と 理由をきちんと教えて欲しいものだ。

posted by aozora |18:25 | 日記 | コメント(2) | トラックバック(0)