2008年09月21日
『警察庁から来た男』 佐々木 譲
『笑う警官』 に続く 道警シリーズの第二弾で、テーマは やはり北海道警察の腐敗、不祥事。 前作の半年後という設定で、前作の主人公・佐伯や 津久井、小島百合たちも健在だが、今回の主人公は 警視庁から送り込まれた若きキャリアの監察官、藤川。 特別監察が入ったのは、タイ人少女の人身売買事件、薄野の暴利バーでの転落死事件が 海外のニュースで取り上げられ、道警と暴力団の癒着が疑われたから。藤川は 津久井の協力を得ながら 監察を進める。 一方、佐伯は転落死事件の被害者の父親からの訴えにより、事件の再捜査を始める。 特別監察と再捜査は一見無関係に並行して進むが、ある時点で この二つがクロスする。果たして事件の真相は、黒幕は、結末は.....
posted by aozora |23:39 | 本の話 | コメント(6) | トラックバック(0)