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2010年11月06日

10年だろうが待ってやる。

さて、砂川、箕輪、藤山の戦力外通告が発表されましたね。
二年間怪我と手術で過ごした箕輪さんは仕方ないにしても、ベンチ入り以上の二人も経済的な理由とは言え契約更新しないのはやや驚きです。

そこで気になるのが中山。ほぼ同タイミングで怪我と手術のお知らせと、来季も残りそうな感じのフロント談話。

なんか矛盾しちゃってませんかね。まあ、箕輪の例を考えると、在籍中の怪我だしウチで預かりましょう、ということなのかもしれませんが。
でも、数ヶ月ひざの痛みをだましだましやっていたのは誰の意志なのか。
まさか、痛みがあって全開でプレーできないのをわかっててベンチ入りさせていたんですかね?
その結果が今シーズンノーゴール。
これはコーチングスタッフの明らかな判断ミスではないのだろうか。
ベンチに置いておくだけで得点取れるオーラでも振りまいていたのかよ(笑)。

もともと加入の頃からわたしは期待していませんでしたが、その期待よりもさらに期待ハズレもいいところです。
ここはもうすぱっと若返り方針ということで退団してもらった方がいいと思う。

中山効果はもうないと思うんですよ。興行面でも。ベンチにいるだけで出てこないし。
選手に良い影響がある、とかいう理由しかもう残ってないんじゃないですかね。
これだってなかなかわからないし、サポーターやスポンサーを納得させるための方便にしか聞こえなくなっていると思う。

でだ。

も一回「五段階計画」を見直して、組み直さないか?
ということを思うのです。

確かに運良くJ1に上がれた、けども一年で降格し、再昇格も二回失敗した。
五段階計画にとらわれすぎて、焦って再昇格に挑んだ結果が今季の成績であり、強化費減額によるベテランの解雇になった、と。

計画というものには、「見直し」とか、「ローリング」が必要なわけで。長期的な計画」ならばなおさら。

この二年の停滞の教訓としては、
「力もないのに無理すんな」
ってことなのだと思います。

ホントは一年で気づくべきでしたが、それこそ中山の加入やら即戦力補強やらでつい、こりゃ昇格するっきゃないだろう、というムードに流されてしまいました。わたしもですが。

なんていうかギャンブルみたいな運営なんですよ。
今季昇格「できれば」…、という皮算用。
これで何回失敗したのだろう、このチームは。

で、J2に戻って二年、来季で三年目です。

暇な人は改めてコンサの五段階計画だとか、2009-2011の計画だとかを読み返してみるといいと思います。

http://www.consadole-sapporo.jp/club/pdf/kyouka.pdf

あれ、まだ1か2じゃね?
って思いませんか?いや冗談じゃなくて。

J1に上がった時には3か4だったような気がしていたのですが…。

 生え抜き選手と、チームコンセプトに沿って補強した選手の融合…、ですか。

石崎監督もチーム戦術の確立と浸透に苦慮したまま二年を終えてしまった感じがします。
怪我人多発というアクシデントによりスクランブル状態になったことについては同情できますが、今季の成績では言い訳はできないでしょう。

幸い、生え抜き選手の成長は見られます。
また、新五段階計画を策定するなり、今の奴とチームの現状を照らし合わせて今、どの段階にいるのかを把握するなりしてほしいです。

これはここ数年を考えた話。

もっと先の話、
「チームがJ2にいることは恥ずべきことなのか?」
ということだと思います。

たかだか10数年でこの浮き沈みです。
J1定着なんていつになるかわかりません。

そこで、きちんとチームの位置を把握して、10年の内、7年はJ2にいるようなチームであるという前提で土台作りをすべきです。

足りないのは、自分たちにはまだまだ時間がかかるということを認める覚悟。

五年でも十年でもJ2で土台を作り続ける覚悟。

その土台が出来たら壁は越えられる。その時まで待てるだろうか?

俺は待つ。

posted by zaitaku |20:16 | コメント(6) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:10年だろうが待ってやる。

>この二年の停滞の教訓としては、
>「力もないのに無理すんな」
>ってことなのだと思います。

 身もフタもないっすねぇ。
 でも、誰かズバッと言ってくれないかなあと思っていたので、
 チキンの僕としては後追いしやすくなったとホッとしてます(苦笑)。

 改めて書くことになるとは思いますが(シーズン終了後かな?)、パスはつながる、でも勝てない、監督に非難集中というのが浦和とカブるとすれば、勝負を懸けたけど失敗して、しばらくは我慢せにゃしゃあないなってのは清水とカブるように思います。清水と違うのは選手の層とレベルなんですが(汗)。

 耐えがたきを耐え・・・だとちょっと悲壮感ありすぎだけど、
 正直それくらいの覚悟を持つ時にあるんだとは思います。
 あとはここ5年くらいのさながらジェットコースターのような乱高下しっぱなしな浮き沈みを
 もう少し穏やかにできるようにしなきゃいかんのかな、と。

 僕も歯を食いしばって待ちたいですね・・・。

posted by フラッ太| 2010-11-07 03:57

Re:10年だろうが待ってやる。

♪フラッ太さん

2007年に昇格出来た、というのが前向きに捉えればラッキー、だったのかもしれませんが、後ろ向きに捉えれば、「え、昇格しちゃったの?」
という感じだったのかもしれません。
でもあの昇格についてはダヴィの商品価値アップだとか新戦力の獲得だとか色々好影響があったのかもしれません。

コンサは幸いユースチームの力があるので、これをもっと前面に押し出していってほしいんですよね。
五段階計画を見ても、どの段階でも
「ユースからの昇格は2名程度」と明記しています。
まあ、「程度」なんで1名でもいいんでしょうけど…。

例を出せば、中山一人雇う800万があれば、ユースからの昇格二人分になるんですよね。
ベテランを解雇して平均年齢と年俸の引き下げ、というのは五段階で言えば一段階目ですね。

また戻ってるんですよ…。

そのことをチームに関わるみんなが理解して、その上で声を上げるなりしていかないと、
金がない→いい選手がこない→勝てない→おもしろくない、
という悪循環になってしまいます。

それをまた初心に戻って、

勝てないけど若くて面白そうな地元の選手がいる→我慢して応援しよう→数年後→力が付いてきて見るのが楽しいかも→応援に行こう→数年後→ついにこのメンバーがJ1で戦うのか!

みたいな流れを10年でも20年でもかけて作って欲しい、ということなんです。

posted by 在宅@管理人| 2010-11-07 12:21

Re:10年だろうが待ってやる。

いいフラストレーションが発散されてますなw

極論でいいのなら、ワタシも参加。
5点も取れない近藤・内村よりも、ベンチにいるだけで客が呼べる中山の方が
チームには貢献してると思うヨ。

ともあれ。
とりあえずチームの土台を作ろうよ、ってのはもうしばらく言い続けてる意見。
監督代わるたびに戦術が変わる、ってだけならともかく、
走り負けない選手がいいだの、若くてイキがいいのがいいだの、
とにかく長身で足も速いのだの、細かい技術のある選手だの、
それぞれバラバラな視点で補強してれば、何も積み上げられないのは自明。
だから選手の在籍期間が短いんだっつの。

若くて能力のある生え抜きがJ1に高い金で買われていくのはもはや喜ぶこととして、
チームのまとめ役として信頼される地味なベテランがいないのはどうなのか。
いや、今回のベテラン切りへの文句ではないのだが、
フロントがそういう価値観を全く持っていなさそうなことには苦言。
ま、そういう候補すらいないのが現状なんですけどね。
砂川さんをミスター札幌と呼ぼうとは思いませんし。

ということで、まずどういうチームにしたいのか、考えてみませんか?
もちろん目指す形によって、かかる時間も変わりましょう。
だからといって、目指さなくては始まりません。
監督のやりたいサッカーをするんじゃなくて、
チームの目指すサッカーに合う監督を連れてきましょうよ。

3バックはもう古いとか、リアクションサッカーは流行らないとか、
広島や山形の上に立ってから言いましょうよ。
その上で、アクションサッカーを志すっていうんならそれでいいんです。
でも、ショートパスをつなぐ、とか言うのは簡単ですが、どうやってやるの?
本当にやりたいんなら、広島くらいパスとトラップの基礎練習に時間かけるとか、
より具体的な方針をたてて、目指していきましょうよ。チームとして。
できない理由を『ミスが多い』の一言で片づけるの、止めましょうよ。

鹿島では若手育成のために、同じポジションに複数の補強はしないんですってね。
東京Vでは若手育成のために、小学生から同じ球場で練習するんですってね。
できることとできないことはあるにせよ、他から学ぶことは多いと思いますよ。
チームがチームとして成長して欲しいなぁ、というのが切実なお願いです。
そしたら、いつかミスター札幌の引退試合ができるんじゃないですかね。

おっと、千葉戦が始まるわ。
長文失礼致しました。

posted by C.| 2010-11-07 15:58

Re:10年だろうが待ってやる。

♪C.さん

結局はフロントと現場の全体が目指すビジョンというのが明確ではない、というところに尽きますね。

鹿島みたいに、「4-4-2の中盤台形型」で、そのために外国籍選手の補強(ほとんどブラジル人)やら若手の育成やら思い切った引き抜きやらをやって、とにかく「鹿島スタイル」を貫く。
10数年で「伝統」を作り上げたチームの強さなのだと思います。
コンサも過去には、外国籍選手をセンターラインに揃えて軸を作ったり(97年。まあ、これはもうお金ないから非現実的だけど)とかしてましたけど。

曽田も去ってしまい、またしばらくは「ミスター札幌」の不在は続くんだろうなぁ。
スター候補生はいっぱいいるんだけど。

とにかく、石崎さんにまたチームを預けるのであれば、最低でも2年はかけて土台を作って欲しいと思う。

でもまあ個人的にはすぱっと新体制に切り替えてもいいと思う。監督は悪くなかったけどチームに合わなかった、とか言いたいんだけど、そもそもチームが混沌としてるので合うとか合わないとか以前の問題である、という話ですが…。

若い力で各ポジションの核となれそうな選手は出てきているので、じゃあそこからどういうチームを目指すのか、考えてほしいなぁ。

posted by 在宅@管理人| 2010-11-08 17:02

Re:10年だろうが待ってやる。

はじめまして!
私も話に参加させてください。

私は5段階計画以前にチーム作りの根幹がどこにあるのかを知りたいと思います。
あくまでも現実的に「育成→放出」を繰り返すチームにしかならないのか、J1定着を目指すチームになるのか、それとも理想を前面に押し立てて「○年後にはJリーグ制覇」と言えるのか?

コンサドーレはどちらなんでしょうか?
その目標のプロセスとして5段階計画があるのならわかるのですが、50年後、100年後のコンサドーレ像を誰も思い描くことができないのが、この問題の最大の原因かと思います。

 5年~10年という小手先のビジョンしか描けないのでは、10年前と同じ轍を繰り返すだけだと思うのです。
 みんなに笑われても「○年後にはACLに出場するチームになります!」と言い切れる気骨が今のコンサドーレにあるか・・・ということです。

 「そんな非現実的な夢物語を・・・」と言われても、そのときに明確な方向性と計画が言えれば、誰かが必ずついて行くと思うのですが・・・

 10年後のことを今「不可能だ」などと言っては何も実現できないような気がします。
 単に大風呂敷を広げて、言いっぱなしにならないようにしなければ絵に描いた餅に過ぎませんが、これから50年・100年続けられるビジョンを示して欲しいと思っています。

posted by ykk-i | 2010-11-08 19:43

Re:10年だろうが待ってやる。

♪ykk-iさん
はじめまして!
コメントありがとうございます。

5段階計画は「J1で安定した成績を残し、黒字経営をする」ために強化費や経費の切り詰めを行い、ユースを土台にして生え抜き主体のチームを作る、というようなものですね。

たしかにこれは中期的、5~10年ぐらいの目標ですよね。
じゃあ、それ以降、もっと長期的なビジョンとしてコンサドーレ札幌というチームをどうしたいのか?
確かに「もっと先」を見据えて経営しなければならないですね。
「道民に愛される」とか、そういう理想じゃなくて、おっしゃる通り、
「~年にはACL出場権」とか、「3大タイトルの一つを獲得する」とか、必要ですね。修正しないで持ち続ける目標というか、あるいは「夢」という抽象的なものかもしれませんが。
あるいは「ホームでの観客動員を1試合平均○人にする」とか。
具体的な期限と数値を持った目標があればサポーターや一般道民にもわかりやすいかもしれませんね。

後発のはずの日ハムに人気でずいぶん差を付けられてしまいましたが、コンサの方が「核」となる部分の熱は高いのだと思います。
が、サッカーを取り巻く環境はプロ野球のそれに比べて脆弱(わかりやすいところで言えば地上波での放送回数)ですね。また、野球の方が親しまれてきたというこれは日本的な土壌、北海道も野球のが人気が高い、というビハインドもあるでしょうし。

正直なところ、
「10年でJ2に降格しないチームになり」
「20年でACL出場」
「25年で三大タイトルの獲得」
ぐらいでもいいのかなと思います。
でも最近ではJ1下位とJ2上位の差は入れ替え制度もあって縮まってきていると思うので、J1定着にはもっと時間がかかるかもしれません。どのチームだってJ1定着はしたいですしね。

あとはサポーターも長い目で応援していくことが大事なんだと思います。
そりゃ勝つに超したことはないでしょうけど、2007~2008年のように、なんとか勝ち続けて昇格したのはいいけど翌年メタメタに負けてまた降格、というのは結局イーブンみたいな…。

頑張って長い目で応援してきましょう!

posted by 在宅@管理人| 2010-11-09 21:19

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