コンサドーレ札幌オフィシャルブログ

2006年07月19日

秋開幕のシーズン

日本の入学式・入社式は4月である。
実は学校の入学式を4月に行う国は、日本とあとアジアの数カ国ぐらいしかないという。
桜の花が咲く季節にというのが日本の考え方らしい。

でも、それは日本でも東京での話であって、沖縄の桜は1~2月だし、北海道は5月であ
る。
それどころか、北海道ではまだ雪の中だったりする。

日本という国は小さい国ではあるけれど、南北で見ると気候には大きな差がある。
このような1つの国における気候の差は、ヨーロッパの国にはほとんどあり得ない。

前置きが長くなったが、オシム氏が秋開幕のシーズンの希望を提言したらしい。

私個人としては、気候の差はあったとしても賛成である。
ただし、すぐに来年からできるかというとそうはいかないことも承知している。

日本は今回のW杯後のFIFAランキングが49位に大きく後退した。
だからこそ、世界と戦えるためにできる事は大いにやってほしいと思う。

とりあえず考えてみたこと

1、J1・J2のチーム数の見直し
  2つのカテゴリーとも16チームずつではどうだろうか
  現状では1チーム足りないのですが
  それで2回戦制のリーグ戦30試合をやり、昇格降格はすべて自動で

2、サッカー専用スタジアムの充実
  大体Jリーグのホームスタジアムでサッカー専用のものはまだ少ない
  寒冷地や豪雪地帯には観客席の屋根は絶対必要だし、芝生ヒーティングも当然必要です
  やはり、陸上競技場との併用はダメ!

3、冬期の中断期間の設定
  ここでは3つの国の例を出します

  ①ドイツ・ブンデスリーガ(1部18チームの2回戦制で34試合)
   2005~2006シーズン
   8月5日~12月17日(17試合)
   1月27日~5月13日(17試合)

  ②オーストリア・ブンデスリーガ(1部10チームの4回戦制で36試合)
   2006~2007シーズン
   7月19日~12月9日(21試合)
   2月24日~5月20日(15試合)
   ※オシム氏はこの国のチームの監督経験があります

  ③チェコ・ガンブリヌス・リーガ(1部16チームの2回戦制で30試合)
   2006~2007シーズン
   7月29日~12月2日(17試合)
   3月10日~6月15日(13試合)

  私は1の考え方を持っているので、③の日程がベースです。
  あと、ホームとアウェー交互に日程が組まれるべきであると思います
  川淵氏のホーム集中日程には反対です

4、天皇杯とナビスコカップの位置づけの再考
  特に天皇杯はJリーガーにとっては来期の契約などでモチベーションが低い
  アジア・チャンピオンズ・リーグの出場枠と絡めて再考してほしい
  場合によっては天皇杯とナビスコカップを発展合体させてもいいと思います

思いつくままにあげてみましたが、札幌のことを考えると厳しくなるんでしょうか。
8月開幕も蒸し暑いですが、7月に試合がないことを考えれば1ヶ月減るので止むなしか
もしれません。
また、冬場の練習場所のことを考えなければなりませんよね。
天然芝でやれる所があればベストなんですけどね。
その点については、ヨーロッパの寒い国などから知恵をもらう必要がありますね。

オシム氏の提言が本当に動き出せば、いろいろな変化が出てくると思います。
ただ、物事は長い目で見ることも必要だと思います。
世界に追いつくことを本気で考えるのであれば、新たな協力も必要だと考えますがどうで
しょうか。

posted by equip |19:45 | その他(~09) | コメント(8) |

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この記事に対するトラックバック一覧
秋春制に私は賛成です。 【whiteowl's Point of View】

事の発端は、日本サッカー協会の犬飼基昭会長が22日、↓の発言をしたことに始まる。 Jリーグが10年から秋春制に変更を検討 >Jリーグの開催時期を現行の春から年内までの「春秋シーズン制」から欧州で一般的な秋に >開幕して翌年春に閉幕する「秋春シーズン制」に2010年秋から変更する方向で検討していることを明らかにした。 軒並み反対意見が多いので、賛成というのも気がひけるが、私は秋春制に賛成である。 大まかなメリット、デメリットは前出の記事から↓のようになる。 >Jリーグのシーズンを欧州に合わせることは、外国人

秋春制,冷静に考えて・・・・も? 【半月社中】

equipさんの過去のエントリを元にする(=ブンデスリーガ等に習う) と,真冬を外して前期後期に分けて日程を組むのが無難な線か。 前期:9月上旬〜12月上旬(14週で17節+α) 中断:12月中旬〜2月下旬(12週) 後期:3月上旬〜6月上旬(14週で17節+α) オフ:6月中旬〜8月下旬(12週) リーグ期間そのものは現在と大して変わらず第1節を春にするか秋にす るかの違い? コンサドーレ札幌にとっては,コレまで道外でキャンプを張っていたの だから変わらない? ・札幌と東京では気候が1ヶ月半は違う。  

秋春制の話のオチは「したたかさ」ってことで(^^) 【当然!B自由席です。】

先週後半は秋春制について盛り上がり(?)ました。

秋春制。 【whiteowl's Point of View】

スポニチのサッカーコラムサイト World Soccer Plusで、 Jリーグへの秋春制導入問題に対する3者の意見が出ている。 何のための議論だったのか【戸塚啓】2009年03月18日 高温多湿でのサッカーこそが異常【金子達仁】2009年03月19日 秋春制は日程の問題【西部謙司】2009年03月26日 注目すべきは、3人とも秋春制継続審議に賛成であるという点。 ただ、札幌を含む多くの雪国クラブにとって、現状の犬飼案では到底承服できない話でもある。 (※秋春制に対する私の意見について。 秋春制のメリット

この記事に対するコメント一覧
Re:秋開幕のシーズン

現実的な分析恐れ入ります。
ホーム集中なんてやられた日にゃたまりませんね。
氷点下で試合する方より見る方が大変ですよ。

posted by まじっく | 2006-07-19 20:28

Re:秋開幕のシーズン

本当にオシムが川淵の言うように言ってるんでしょうか。
川淵の話はうそくさくて・・・

本当にこの秋春制で日本は強くなるんですか?本当に?

もし冬季にかかるお金負担してくれるなら考えますが、そうじゃないなら山形あたりのチームは存続さえ危なくなりそうです。

もしこれで決まるなら、私は東京からCVSやりにいきますよ。
絶対今より人数必要になるし、チームのことほっておけないです。
equipさんも参加しにいきましょう!そうじゃなくちゃホームサポさんばかりに負担かけてちゃ申し訳ないですもん(。>_<。)

posted by ミルクチョコ| 2006-07-19 20:00

Re:秋開幕のシーズン

冬の中断期間を良く調べられましたね!私もブログの中で言いたかったんですが、中断期間の日程が調べられず、断念しました。

札幌は海外の他の都市にくらべ、雪が多いと聞いたことがあります。練習場の確保はスタジアムより難しい問題かもしれませんね。

posted by なかさん| 2006-07-19 21:01

Re:秋開幕のシーズン

こんばんは。

他のリーグの状況を漠然と“どうなんだろうか?”
と考えていたのですが。

お蔭様でかなり分かりました。

現実的には課題も多く、北国のチームには問題も
多いことでしょう。

でも長い目で見て世界標準に乗っていかないと世界
から取り残されていきますね。

一つ一つ確実に前に進まないと。

コンサにも同じことが言えますか...。

posted by KOUJI | 2006-07-19 22:01

Re:秋開幕のシーズン

>ミルクチョコさん
秋春制については、私は個人的に何年も前から考えていました。
今日のエントリーはそのきっかけがあったからに過ぎません。
一番大きかったのは名古屋にいたベンゲル監督がシーズン途中で退団し、アーセナルの監督になって当時のサッカー界が大騒ぎをしたことです。
オフシーズンが同じ時期であることのメリットの1つは選手・監督・コーチの大きな動きの中に入っていけるからで、いろいろなオファーが出しやすく、海外から呼べるだけでなく、日本からも行きやすい点です。
日程について気にしておられるようですが、私はイタリアやスペイン、イングランドのように雪のない国と同じ日程の設定には反対です。それはエントリーの中で触れましたので、この部分だけは譲れません。
本当に強くなるのかということですが、これは今は誰も確信を持って答えられる人はいないのではないでしょうか。
ただ、サッカー協会に言うとすれば、今回の1次敗退の分析をしっかりしないまま次の監督を決めてしまったことに強い不満を持っています。
川淵氏についていうと、彼は先駆者の所がありますので、彼と同じ世代でついていける人材は残念ながらいないと思います。

>まじっくさん
札幌はまだドームがあるという逃げの一手を打てますが、山形とかこれからJを目指そうという寒冷地や豪雪地帯のチームにとっては難問を突きつけられたという感じがします。
でも、ヨーロッパでは氷点下の中でやる試合は珍しくないです。あまりひどければ延期しますが…

>なかさん
札幌の積雪の多さは本当で、世界の100万人都市の中で1番多いです。
中断期間についてはブンデスリーガのことが頭にあったので、雪が降るであろうヨーロッパの国に絞って調べてみました。
中断期間の有無は札幌などいくつかのチームにとっては生命線だと思います。
ここにあげた国の他にスウェーデンも調べましたが、2月から試合が組まれていました。寒いはずですが、雪が都市部では少ないんでしょうね。
あと、中田浩二選手がいるスイスも調べました。スイスも中断期間がありますが、リーグ再開は2月からです。中田のチーム(FCバーゼル)は前シーズン優勝しているので、チャンピオンズリーグに参加するんですね。

posted by equip| 2006-07-19 22:01

Re:秋開幕のシーズン

>KOUJIさん
おはようございます。
春開幕ということでいうと、1番わかりやすいのはロシアだと思います。
でも、ロシアはサッカーの世界では有力国ではないですね。
世界標準(サッカーの世界ではヨーロッパ標準でしょうが)というものに、本当に強くなりたいのであればもっと目を向けて、吸収するべきは吸収してほしいです。
本当は、サッカーだけでなく、日本の生活文化の中に夏は休む期間で遊ぶ期間という発想が根付くべきなんでしょうけど…

posted by equip| 2006-07-20 07:08

Re:秋開幕のシーズン

北国のチームがあることはオシムさんもわかっているでしょうが
なにせ川○さんは独裁状態ですしね。千葉の祖○井さんは川○さんがいるから協会いり拒んだとか・・・。
まぁ私も③であればいけそうな気がします。
天皇杯は同感ですね。次期を考えたほうがいいでしょうね。

posted by エビ| 2006-07-20 18:00

Re:秋開幕のシーズン

>エビさん
コンサを古くからサポートしている人にとっては川◯氏の受けは悪いですからね。
まだ日本のサッカー界の中心はメキシコ五輪の世代なんですよ。川◯氏も含めて。
だけど、YOSAKOIソーランの長谷川さんではないけど、川◯氏のスピードに周囲がついていけないのが現状だと思います。
反町さんあたりが中心でやってくれるとまた変わるんでしょうけど。
ピクシーもセルビアサッカー協会の会長なんですからね。
ちなみに③の日程はすべて土曜日に試合が組まれています。
これにヨーロッパではチャンピオンズリーグやUEFAリーグが入ります。

posted by equip| 2006-07-20 19:00

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