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2009年12月05日

まずは鹿島の話をさせてくれ

こんばんは在宅です。
在宅サポーター楽しみの地上波がやってきましたよ!
というわけで、コンサの結果は驚きながらネットで見て、15時半から
「浦和レッズ対鹿島アントラーズ」の一戦。

鹿島は勝てば優勝、引き分けだと川崎の勝利で勝ち点が並び、得失点差で川崎が上になる、という状況。

いやー、鹿島強いわ。負けないチームだ。
やっぱり基本的なところがしっかりしてるんだよね。
ボールを奪ったら前を向いて走る。
ボールを取られたら寄せる(最後5分ぐらいはさすがにばたついたが)。

特にマルキーニョスが半端じゃない運動量。よくあの年齢であの動きでフル出場できるな。温存とダッシュの緩急が上手いのかな。
まあ、その「緩」の部分は基本テレビに映らないんだが。

フロントによるチームコンセプトと方向性がしっかりしているから、それに併せて監督を連れてくるし、選手も取るし、育てるし。
多少の負けじゃびくともしない何か揺るぎないものを持っている。
クラブとしてタフだ。

その体現者が一時期イタリアにいたものの、ビスマルクを継いだ男、小笠原であり、本山であり、曽ヶ端であり。
そしてそのすぐ下には野沢であり青木であり、岩政や田代であり。
さらに下には内田であり、興梠であり、大迫であり。
また、不足となるや、新井場であったり大岩であったり。
そして優秀なブラジル人選手であり。

鹿島アントラーズのために、すべてが回っている。
その土台を作ったのが、住友金属時代にやってきたジーコ。
そこからアルシンドなりビスマルクなり、トニーニョ・セレーゾなどなど。

川崎やG大阪のような華やかさは確かにないかもしれない。
だが、負ける気配が感じられない。
もちろんサッカーは水物だから負けることもあるだろうけど。

今のコンサドーレなら10回やったら10回負けるんじゃないだろうか、と思わせるような成熟度。
よく訓練されたチームだ。

そこには監督の独断も、選手のわがままもない。
すべて、鹿島というチームで勝利を手にするために。

磐田も黄金期からの世代交代がうまく行けば、まだ大丈夫だったと思うんだけどなあ。
高原と名波の海外移籍が転機だったのかなと思われる。
前田や西、成岡などなど(菊池とか)充分埋められるものがあったと思うが、ドゥンガの後を継げなかったんだろうな。

個人的には大好きなプレーヤーである小笠原がいるのがいい。
彼は普通に日本代表に選ばれてもおかしくないと思うのだが。
まあ、スタイルや好みの問題だろうけど。

中田英の後を継ぐのは間違いなく小笠原だと思っていたんだけどなぁ。
イタリア挑戦あたりですっかり代表と縁遠くなってしまったのが残念でならない。
しかし、鹿島の王様としてあと数年君臨し続けるであろう彼は、まだやれる。
そしてその座を野沢が完全に奪った時、また新たな時代が生まれる。

鹿島アントラーズの新陳代謝は見事すぎる。
秋田を継いだ岩政など。

いやー、それにしてもほんと、「コンサなら10回やっても10回負けるな」と思わせるようなチームだ。繰り返しになるけど。

浦和もホームで迎える最終戦ということで気合い充分だったが、解説の山本さんが言ってたとおりだと思われる。
鹿島のDFのもう一つ裏を取れていなかった。
田中達也は結構切れがあったんだけどなぁ。
世代交代を急ぎすぎた感がなきにしもあらずだな。
あと、つぎはぎ補強に、選手(というか田中さん)とコーチ(というかフィンケさん)やフロントとの確執も出てきてたし。
そして元社長のチェアマンが時々余計なこと言うし。

浦和はイングランドのチェルシーみたいな感じだよなーと、欧州素人でも思ってしまうのですが。

さて、コンサドーレがあの喜びの瞬間に立ち会える、我々が札幌ドームを満員にして喜びを分かち合える日はいつになるのであろうか。

いや、J2優勝すれば味わえるんだけどさ(笑)。

posted by zaitaku |19:01 | コメント(3) | トラックバック(0)