コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2007年05月30日

時間かけて、少しずつ、やっていきましょうよ

さっき、NHKの「その時歴史が動いた」を見ました。

武田信玄が当主になって間もない頃は、家臣との主従関係も希薄なもので、信玄の意思だけでは何もできない状況だったそうです。三方ヶ原の戦いで徳川家康に圧勝する軍団を築き上げるのに二十数年を費やしたとのことでした。もちろんその間には数々の失敗や辛い出来事があったらしい。

数々の経験から教訓を得て、手柄を立てた家臣は即座に表彰し、逆らう者はたとえ自分の子供でも殺す。戦国時代の中でも特に有名な武田軍団は、こうして少しずつ形作られていったようです。

それはさておき。

今日は少しはウチのタイトルに適うお話を。

最近、『好きですサッポロ』がどうとか、地蔵がどうのとかって話が出ています(→って、前々からある話だって事は承知していますが)。

私が今、思っているのは、

みんな、健全だなぁ、ということ。

好きです札幌は止めるべきという考えもあれば、あの歌に特別な思いを込め、あれを歌うことを応援の大きなモチベーションにしている人もいる。ゴール裏は声を出す所と考えている人もいれば、必ずしもそうしなくても良いと考える人もいる。

当たり前の事なのです、それが。

まして、コンサドーレ札幌というチームを応援することは、義務ではないのです。だから私達は、自分の信念を曲げてまでチームのことを考える必要なんてどこにもない。

やりたいようにやれば良いのです。仕事や勉強とは違うのですから、各々が「楽しい」と感じられるスタイルでチームを応援すれば良いのだと私は思います。限度はありますが、周囲を気にする必要はないと思います。

ちなみに某所では稲葉選手が出てくる度にみんなで床が揺れるほどジャンプしているけど、どっかの国のマスゲームじゃないんだから。

ただ、もしも、

自分が楽しむことだけじゃなくて、チーム全体のこと、或いはスタジアム全体のことを考えるのであれば、

自分の気持ちをグッと抑えなきゃいけない、我慢しなきゃいけない場面が必ずあると思います。

例えば「もっとゴール裏に一体感を」とかって思うのであれば、当然、あまり声を出していない人に協力してもらわなければいけない。

そのときに「お前らもっと声出せよ!!」という言われ方をされて、相手は気持ちよいでしょうか?

私なら、「カチン」ときますね。だから以前トラメガ問題に関してもゴール裏に若干否定的になりました(参照)。

彼らもチームのことを本気で考えているが故のことと思いますが、彼らがやり方を変えない限り、問題の進展は無いと思います。だって「地蔵」といっても意思や感情のある人間が相手なのですから。身体も動かさない、声も出さない、それに苛立ちを覚えるのも仕方ないだろうが、少なくともチームを応援したくない人があの場所に来る筈はないでしょう。

チーム設立から11年を迎え、サポーター一人一人がこのチームに対して多種多様な価値を認めるようになったと思います。次はお互いの価値観を認め合い、相手に対して敬意を払いながら、チームをより良くするためにどうすれば上手くいくかを考えるべきではないでしょうか。「ゴール裏の中心が考えるだろう」というのもまた無責任だと思います。スタジアムに来る人全員に関わる問題ですから。

時間をかけて、決して揺るがない、困難を乗り越え一体となったスタジアムの雰囲気が、いつかできればと思っています。

HFCが音頭とって、試合後のゴール裏で「朝まで生テレビ」みたいに中心部と地蔵派でやったら面白そうだけどなぁ(爆)。

posted by otv |23:23 | コンサドーレ及びHFC | コメント(0) |

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