コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2007年02月19日

【サポーターズ集会報告】その5

前回の続きです。
まず、お読みになる前に。

私はCVSをしていますが、その中で特に何らかの権限をもっているわけではありませんし、HFCに対して特別な発言力があるわけでもありません。以下の文中では特定の集団(もっと言えばUSさん)に対する批判的な内容が含まれますが、これはあくまで私個人の考えであって、HFCが、あるいはCVS全体がこのように考えているというわけではないということをお含みおき下さい。

ま、ひねくれ者の独り言ですw。


【ブーイング(特にトラメガのサイレン)等に対する私の考え方】

この問題に関しては白黒をつけられる問題とは思いません。どちらの立場もそれなりに言い分があるわけで、自分なりに考えた結果である応援スタイルをそう簡単に譲るわけにもいかないでしょう。

ただ、私の意見は、はっきり言いたいと思います。

まず、この問題に際して私が提出した「質問・意見票」の全文を掲載します。
   ※なお、この一部分が当日会場でも紹介されました。


どこの誰かは知りませんが、ゴール裏でこのような行為を見かけます。

  • 座席の上に立っての応援。及び、持参した脚立・椅子等にまたがって応援する行為
  • 大きめのフラックを座席で使用する行為
  • ブーイングの代わりに拡声器(トラメガ)のサイレンを使う行為

このことを意見するにあたり、Jリーグの観戦マナーとウチの試合運営管理規定を一読したのですが、まず、座席の上に立つことはチームの管理規定で明確に禁止されています。また、脚立や椅子を使えば通路を塞ぐはずですので、これもJリーグ統一ルールに引っ掛かります。これは心当たりある人はやめるべきと考えます。
フラックの使用については特に規定はありませんでしたが、モノの性質上タイミングが悪いと周囲にとって目障りになると思います。例えば試合中ずっと振り回し続けるのはどうでしょうか。本人は一生懸命やっているのでしょうが、周りの人はどう思っているのでしょうか。タイミング・空気を読んで使ってほしいと思います。
どんなスタイルの応援もそうでしょうが、一人でテレビを見ているのではないのですから、自分が楽しんだり応援するだけでなく、みんなで楽しむ、みんなで応援するという意識を持つことが必要だと思いますし、そうすることで思っていた以上の充実感をいつか自分自身が味わえるようになるのではないかと思うのです。

トラメガについても規定はありませんでしたが、少なくともサイレン機能を使ったブーイングはやめるべきと考えます。Jリーグの統一ルールでホイッスルの使用が禁止されていますが、これは試合の進行を直接的に妨げる紛らわしい音を出してはいけないという意味で禁止されているはずです。とすると、何か緊急事態でも発生したかのようなサイレンの音もまた、明文化されていなくとも禁止されていると考えるべきではないでしょうか。私がCVSとしてゴール裏にいたときに、これに関してはサポから「本当に(火災等の)緊急事態が起こった時に、混乱を助長するのではないか」という主旨のご意見を頂いたことがあります。その方の言い分はもっともだと思いますし、先にも述べましたが、試合進行・選手の集中を妨げる心配もあります。
心あたりのある人は、是非考え直してほしいと強く希望します。


これだけでも十分キツい意見かもしれませんが、トラメガ問題については実はもっと厳しいことを書くつもりでした。というのは、

私は「トラメガ全面禁止」にすべきと考えています。

ただ、規定の中にトラメガの使用自体を制限するものが見つからず、サポ集の参加者に呼びかけて納得してもらえるだけの根拠に乏しいと判断した為、やむを得ず「サイレン音についてのみ」問題化しました。

なぜそう考えるか。

端的に言います「やかましいからです」。

試合前、スタジアムに一瞬の静寂が訪れるとき、大抵はトラメガを持った人(私より数年年下の子達だ)が「お前らもっと声だせよ!」とか何とか叫んでいる。当人たちは気合を入れるつもりで叫んでいるのだろうが、私はまずこれ自体が気に入らない。

入場口まで響いてくる程の声ですから、彼らの間近にいる多くの人は耳がおかしくなるはずです。少なくとも私なら3分も耐えられないでしょう。

また、その「話し方」も問題だと思います。

その口調は、知らない人からすれば威圧的ともとれます。

いわゆるゴール裏はB自由席のチケットを買った全ての人のためのスペースです。いろいろ考えはあるでしょうが、一部の人のものであってはなりません。そこに上下関係があるかのような光景が存在してはいけません。

彼らの仲間内でやるのなら文句はありませんが、仲間内に限らない不特定多数に対しての粗野粗暴な口調はスタジアムの雰囲気を著しく損ね、特に普通の(=コアではない)お客様の心証を悪くする原因の一つであると常々考えています。彼らは「仲間」に対して話しかけているつもりなのかもしれませんが、名前も顔も知らない人に対して何かをしてほしいと思うのなら、相応の言動と行動が当然必要だと思います。

サイレン問題も、トラメガを許容しているから起こった新しい問題です。この問題に対してHFCは「あまり規制はかけたくない」との態度でした。しかし、このまま悪い雰囲気を放置してはいけないと思います。あの場所は「ゴール裏」である以前に「公共の場」であって、社会のルールが当然適用されるべき場所です。放置して、それがもっと大きな問題となり、セリエAみたいなことになることを危惧します(あの場合はピッチ外の出来事が直接の原因ではありますが)。要は、そうなる前に各種の規制を設けるべきだということです。

脚立の持込なども同様です。今後はそのあたりをもっと気をつけて見るようにして、HFCにも意見していかなければならないと考えています。


と、いうことで、

USさんばかりを批判しているようになってしまいました。

でも、数多くの反対意見を前にして、自分たちなりの考えを堂々と述べている皆さんは立派だと思います。「みんなやっていること」というような理論付けには到底納得できませんが、彼らなりの考えがあるということは参加者全員が理解できたのではないでしょうか。

別にフォローするつもりはありませんが、私は(ここまで書いておいてナンですが)別にUSさんだけを批判しているわけではありません。結局は彼らへの批判が中心となってしまい申し訳ないのですが、例えば熱烈ゾーン外で立って応援している人だって存在します。これも立派な違反行為です。あまりひどくなると熱烈ゾーンの意味がなくなるので、(CVSの業務として)トラメガで注意を呼びかけたことがありますが、聞く耳持たないどころか毒付いてくる人もいました。

USさんだけが諸悪の根源とは決して思いません。USさんも話せば分かる方が殆どでしょうし、上記例のように、USでなくとも行儀の悪い人だって存在します。

私は、コンサドーレをよく知らない人や女性・お子さんが身構えずに来られるようなスタジアム環境であってほしいと考えています。そのためにサポーター全員が、特にコアなサポであればある程、各々の考えの違いを乗り越えて協力していければよいなぁと、それこそJリーグが謳う「世界で1番幸せなスタジアム」になると、そう思います。

posted by Gekitei |21:20 | サポーターズ集会2007 | コメント(5) |