2008年02月07日
プログレの日々:ムーディー・ブルース
プログレの日々の4回目は、ムーディー・ブルースです。 ムーディー・ブルースとの付き合いは、少し込み入っています。多分、中学生の頃、彼らの初期の代表曲「サテンの夜」を聴いたのが初対面だと思います。とても、暗く重々しい曲で、なかなか良いなと思ったはず・・・。しかし、シングルを買おうとか、アルバムを聴いてみようか、とは思いませんでした。 その後、1971年、ストーリー・イン・ユア・アイズが大ヒットしました。スピード感のある曲ですが、英国特有と言うか何か身体に染みついた暗さを感じる曲です。またまた友人にこの曲が入った彼らの7枚目のアルバム「童夢」を借りました。しかし、ストーリー・イン・ユア・アイズ以外はあまり興味をそそられませんでした。彼らの目指した音楽は、クラシックとの融合です。クラシックは苦手だったかな。 当時、私は月刊誌「ミュージックライフ」を買っていました。いつの頃か忘れましたが、彼らの特集があり、結成から現在(当時)までの音楽性が掲載されていました。「サテンの夜」が入った2作目のアルバム「Days Of Future Passed」(1967年)の先見性みたいなことが書かれていたと思います。「サテンの夜。そう言えば、昔聴いたな。良い曲だったな。」と思いましたが、まだ、アルバムを買う気にはなりませんでした。 時は流れて2000年、アマゾンで彼らの紙ジャケ・シリーズが発売されたのを知りました。「とりあえず見たい!」と思いました。急いでCDショップに出かけました。多分、懐かしさからだと思います。店頭で、Days Of Future Passedのジャケットを見たとき、「これは買わねば!」と直感的に思いました。ついでに、昔友人に借りた「童夢」も買いました。衝動買いですね! 自宅に戻りDays Of Future Passedを聴いたとき、 直感は間違っていなかったことに気が付きました。 早く買うべきでした。Day Beginsから始まりNight: Nights in White Satin(サテンの夜)まで、1日を 7曲で表現したコンセプトアルバムです。 ピーター・ナイト指揮ロンドン・フェスティヴァル 交響楽団との融合も素晴らしい。 こんな凄いアルバムを1967年に制作していたな んて。全身に鳥肌が立ちました。
さらに、ストーリー・イン・ユア・アイズのほかの曲には、興味のなかったアルバム「童夢」も、完全なコンセプトアルバムでした。素晴らしいアルバムです。 彼らもまた唯一無比の存在です。
posted by かんち |19:00 | 音楽・コンサート | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:プログレの日々:ムーディー・ブルース
初めまして。平均と申します。
こちらを見て、思わず、CDを探し出して、聞いています。
これって1967年の作品ですよね(笑)
posted by 平均 | 2008-02-07 20:51
Re:ムーディー・ブルース(お返事:平均さん)
>平均さん
初めまして。コメントありがとうございます!
おおっ!聞きましたか!この作品は、間違いなく1967年のリリースです。早熟の天才達と言ったところでしょうかねえ!
posted by かんち| 2008-02-09 08:40