2008年05月11日
Bacione!(~3~)-☆Milano-Ⅸ~城壁の町
こんにちは(^o^)丿 birrlaのミラノシリーズ第9弾でーす。 あぁ、早いもので一昨年の話になっちゃった。 このシリーズはライフ・ワークにしちゃおうかな。。なんてね(~_~;) ●06年5月15日(月)またまたまた快晴~!! いよいよ今日はベルガモへ行く日なのだ。ベルガモってどこ?っていうとミラノから電車で小一時間くらいかな。以前一人で行った時に凄くワクワクしちゃった街なのよ。 朝ごはんはやっぱりホテルの1階の朝食会場でモリモリ食べる私。一人で食べるのってだんだん飽きて来るんだよなぁ。。 かわいいアンジェロ(仮名)くんが『Buon giorno~,Signora!』とまたきてくれたので、『Buon giorno~!』と言う私。またまた『Cappuccino~?』と言って来た!いや、本当にあの悪戯っぽい眼差しで、言われちゃうとくすぐったくなっちゃうよなぁ~。 商売上手め(>▽<)! カップチーノも美味しい!! 今日はオレンジとクリームチーズとブルーベリージャムを頂いてきて買い置きしてあったパンで早速お弁当作り!3分で出来ちゃうもんね~。生ハムも入れてゴージャスに(^◇^)
ホテルに近い地下鉄PORTA ROMANA駅からベルガモ行きの電車が出ているCENTRALE F.S. ミラノ中央駅まで7駅。 わりと早くに駅には着いたんだけど、切符を買うのに非常に時間がかかってしまいました。 窓口に並んで買おうとしたら、近距離の普通列車の切符は券売機で買えと言うのよ。どうしてそこで買えないのか良くわからなかったけど、仕方ないから券売機で買いました。しかも、なぜかそれは現金は使えず、カードでお支払いなのだ。
黄色い機械に切符を差し込み、日付と時間を押すのだ。押さないと後で罰金を取られちゃう事もあるのだ! ベルガモ行きは11時55分発。すっかり遅くなっちゃった~(>_<)!!急いで乗り込み、一安心。 電車の中は意外と空いていて、ボックスに一人で座っていたよ。
『ベルガモ~、 ベルガモォォ~!!』 何となく、懐かしい感じの風景。 時がゆっくりしてるなぁ。。
駅に到着してからはバスに乗ってベルガモ・アルタへ。 アルタ(高い所って意味)は丘の上にあり、城壁に囲まれている場所なのよ。駅のある方はバッサ(低い所)と言います。 ここには昔ながらの建築物が立ち並び、一瞬時空越えの錯覚を起こしちゃう!
このトンネルみたいな所の内部は上のようになっています。
ここってちゃんと車が走るんだよねー。
お出迎えありがとう。
こんな感じでそこかしこ、水が出ている所があるのです。
この人は何をした人かさっぱりわからないけど、ライオンの首を小脇に抱えてポーズを取っています。
ここがベルガモ・アルタの中心部、ベッキア広場Piazza Vecchiaなのです。 後に見えるのがラジョーネ宮で12世紀の建造物!ここには何だか学生みたいのがうようよ居ました。学校でもあるのかなぁ。。
広場の反対側に少し歩いてみると、鳥のレリーフがある建物がありました。書いてあることがさっぱり分からない(^_^;)
この辺の建物は色々くっついていて、どこまでが礼拝堂でどこまでが教会なのかとかって、正直言って分かりません~。後からガイドブック読んでも結局分からず。
ま、雰囲気だけでも味わってください(^o^)丿
世界各国、何故か分からないけど、何かの建物があるところには狛犬みたいのがいるんだよねぇ。
ここも立派なのが居りました。
これはライオンだな!?
多分私の思い違いだと思うけど、人がライオンの前に居て、食べられてるようにも見えるんだよなぁ。
ちょうど石が赤く染まった所が血に見えなくもない!ぎゃー(>口<)!なんなんだろうね??
↑↑上の人喰いライオンのいる所から、ベッキア広場を見た風景です。
左下の十字に見える白い線は、日時計になってるらしいよ。
中世から変らずここにあるらしいよぉ~。日の光の差し具合で時を読んでいたのだ。今でも使えるなんて、なんだか凄いなって思います。
どっかーん!サンタ・マリア・マッジョーレ教会!! 日時計のある所から見ると、上のほうの写真が撮れず、出てから撮るとでかすぎて全体像が撮れず!! 12世紀のロマネスク様式のとっても綺麗な教会なのです。なんでこうヨーロッパって所は小ぎれいなきちんとした建造物が多いのかしらねぇ。。 キリスト教のきっちりした精神がそうさせているのかしら。って深くいえるほどキリスト教知らないけど(^_^;) ベッキア広場の端の方ではランチを楽しむ人が沢山。私もそろそろお腹が空いてきた頃なのだ。。 ベッキア広場とバスの発着する所を結ぶ細い道には沢山のお店が並んでいるのです。 しかし、周りを石で囲まれてる所に居ると、なんだか苦しくなってくるよ(>_<)! こんな店もあったり、 あんな店もあったり、 こんな店もあるよ。みんな二坪くらいの小さなお店だったよ。 あぁ、屋根の向こうに見える空が狭い。。
世界各国にいるおばちゃん集団。 私も目指すぞ!! おばちゃん世界制覇! なんで口から水出してんだぁ。。?? ゲロゲロ~。
そしてようやくバス停留所の近くにある眺めのいい所でランチタイム! 美しい風景と、風景にマッチしたおじさんを眺めながらなんだか幸せな気分~。 水はすっかり温くなってしまったし、安上がりなランチではあるけれど、なんだか幸せな気分~。 一人でぼんやりランチを取っていたら、ベンチの隣にいきなりおばちゃん集団が現れ、ペチャクチャドイツ語っぽいのを話していたよ。むーん、もう少し小さい声で話してくれよぉ~。
おばちゃんたち、なんだかとっても楽しそう! なんだか人恋しくなって来たよ(ーー;)日本語を話せないと本当に疲れてくるのです。。 ランチが終わってからバス停へ。 ここはバスが回転するところなのです。
ここはバスのチケットを買う所。私は駅から乗るときに往復のチケットを買ったので、ここでは買いませんでした。 色んな雑誌があって、面白そうだったんだけど、立ち読み出来そうな雰囲気じゃなかったので外から眺めるだけ。
けっこうバスに乗るまでの時間があったので、トイレへGO! トイレと書いてる所に入ってみると、お金を入れる皿を前にしたおじさんが、グーグーいびきを掻いて寝てるじゃん!勝手に入ってとんずらする事も出来たけど、私の良心がちょっと許さず、ちょっぴりお金を入れて貸してもらいました。 しかし、ここってどっち向きにすりゃいいのか!?わかんないから入った向きでやっちゃいました。(乙女なのに。。)
アルタから今度はバッサへ下るバスに乗りました。 以前来たときは途中下車してカッラーラ美術館に行ったんだよなぁ。 ちょうどアルタとバッサを区切る門みたいのがあって、そこで降りると細い道があって、てくてく歩いていくと綺麗な美術館にたどり着くんだよね。 何も考えないで入った美術館だったんだけど、そこに『チェーザレ・ボルジア』の肖像画があってびっくり! 昔読んだ澁沢龍彦の著書で、一番好きな人物として彼をあげていて、そしてまたそこに載っていた肖像画が凄く男前だったんだよ。 で、それから興味もって色んな文献読んだりして私もボルジアの話に多少詳しくもなっていたんだけど。 あの男前の肖像画はまさにカッラーラにあった肖像画!! でも。。今回は残念ながらちょっと時間が足りなかったので行くのは断念(^_^;)そのままバッサへ~~。
楽しかったベルガモに別れを告げ、またまたミラノへ帰ってきました。 帰りはちょっとうとうとしちゃったのであっという間!! でかいデミ・ムーアがお出迎えしてくれたのでした。何となく、駅の構内に流れる案内を聞きながら、その辺を眺めていると、まるで映画を観ているかのように思っちゃうんだよね。 普段いない所に居ると、自分の存在がなんだか分からなくなる私でした。。 そしてまた、自分ってちっちゃいなぁ~って思っちゃうんだよね。いつもなんだか笑ってしまう(^◇^)
ミラノ中央駅のホームは高い所にあって、下の階に切符とかお店とかが並んでいます。 DOLCE&GABBANAの看板、これまた巨大! ちょうど下の入り口の所ではなんだかちょこまか工事をしていて、どこを通れるのか、どこが通れないのか表示があんまりなくてよくわからなかったよ。 駅構内郵便局もあるはずなのに、そこも工事中だから、仮設郵便局が立ってたんだけど、最初は何も書いてないから何人かに聞いてしまったよ。 そして行ったらありえないくらいの人が郵便物を出すのに並んでた(ーー;) なんでこんなに要領が悪いのか。。日本では当たり前の事なのに!整理券もらっても順番メチャクチャだし。というところで怒ってもしょうがないと思ったので、ぐっと我慢。。
どうせ暇だから、ちょっとDUOMO界隈を散策する事に。 この前母の日にいっぱい風船が飛び交っていたビットーリオ・エマヌエーレⅡ世のガッレリーアの近くをてくてくブラブラ歩いていきました。 ふっと目に飛び込んできたのはこの怪しげな気持ち悪い彫刻のある建物!
このオメノーニの家は悪趣味だよなぁ。。 オメノーニの家は彫刻家のレオーネ・レオーニが自宅として建てた家らしいよ。 オメノーニって言うのはこの家を支えるように壁に張り付いた巨人の事を言ってるらしいねぇ。でも何回見てもこんなのが家に張り付いてたらなんだか落ち着かないよ。 自分の家じゃないからまぁ、いーけど。。
オメノーニの家からまたてくてく歩いてDUOMOへ。 天気が良くて、本当にDUOMOが美しく見えるのよねぇ~。 イタリアの日が落ちるのは日本よりちょっと遅くて、この時間で7時半をまわった頃かしらね。
反対側は一気に日が暮れる~!! 逆光がまた建物のシルエットを美しく見せるのだ! あぁ、私が男だったらもっと夜の街も散策するのになぁ。。 やっぱりちょっと怖いから、日が落ちる前にホテルに帰らないとと思い、小走りに駆け出した私でした。
メトロへ急げぇ~(ー口ー)!! 夕日は更に遠くにそびえるスフォルツァ城をぼんやりと浮き上がらせるのでした。 あぁ、なんだかいい感じ。。 VIVA!! イタリア!!
ホテルに帰ってテレビをつけるとオメノーニよりもちょっと顔が怖いフレディ・マーキュリー!! こんな所でQUEENの曲がかかるなんて、何かの縁なのか!? これが終わってから、シャワーを浴び、ひと段落~。
あんまり代わり映えのしない食事だけど、結構自分では美味しいと思って満足満足。しかし、これを食べるのが今や限りだと思うとなんだか寂しさがこみ上げてくるのでした。。そして残っていたワインも一気に空けちゃった~\(^o^)/
今日の歩数は24,265歩!ここに書くのを省いたけど、バスを適当に乗って、適当に降りて、 適当に歩いてDUOMOに帰れるかっていうのを実はやってました。 でもねー、細かい地図もないのにそんなことやったから、はっきり言うと止めればよかった(ーー;) 疲れたし、時間無くなったし。似たような街並みでどこ歩いてるんだか本当に分からなくなったよ! さて、次回はとうとう帰国の日!本当に帰れるんでしょうか?? いつアップされるんでしょうか!? それではまたねぇ~!次回もお楽しみに(^o^)丿 ★☆いままでの内容は『てくてく☆Winding Road』シリーズでお楽しみ下さいね♪ Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ、Ⅶ、Ⅷは←こちらから
posted by birrla |22:45 | てくてく☆Winding Road | コメント(4) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:Bacione!(~3~)-☆Milano-Ⅸ~城壁の町
こんばんは~
いよいよ伊太利亜旅行も佳境に入り、色々ありすぎて
どこにどう突っ込みを入れていいのかよく分からない状態ですが、
羨ましー!
でも、こうやって行けるのもイタリア語が話せるからなんですよね。
これは羨ましいって言っちゃいけないな。努力の賜物ですし。
しかし、毎回コメントで書いているような気もしますが、
ラテンの血って本当に濃いですね、オメノーニの家なんて、
これに比べたらまことちゃんハウスなんて可愛いです。
あ~、それから、ベルガモって聞くと、帰って来たウルトラマンに出てきた怪獣の
ビルガモを思い出すのって、多分自分だけなんだろうな。
脈絡なくってすみません、こんな時間だけど
クリームチーズのサンドが食べたくなってしまいました。
どうしよう?チーズもないからあきらめよう。太るし。
posted by kenji | 2008-05-11 23:19
Re:Bacione!(~3~)-☆Milano-?~城壁の町
こんばんは。
ペルージャ出身、世界1の美女ことモニカ・ベルッチです。
イタリア1人旅、楽しんでいただけたかしら。
私もいつか、みちのく一人旅に挑みたいわ。(^O^)
ヨーロッパの伝統建築は縦構図を意識したものが多いように思うの。尖った屋根とか縦長の窓とか。
とんでもない断崖に聖堂が建ってたりもするわ。
日本の伝統建築は自然との調和を意識したものが多いけど、ヨーロッパは天に伸びていく、神に近付きたい意識の表れかしら。
髪を増やしたい人が建てたらどうなるかしらね。(^O^)
ところで去年札幌でワタシ主演の「ダニエラという女」が公開されたけど、今また再上映されてるみたいで嬉しいわ。
内容は結構エロくて、男ってしょうもないってつくづく思えるものだけど、OWLSったらまた見ようとしてるみたい。
彼はワタシがモデルから女優に転身した頃から目を着けてたみたいだけど、日本とイタリアじゃ遠過ぎて、仕方なくワタシはヴァンサンと結婚したんだけど、まだ諦めないのかしら。
それじゃワタシは子供の世話があるからまたね。
posted by OWLS| 2008-05-12 20:33
Re:Bacione!(~3~)-☆Milano-Ⅷ~城壁の町
↑ぷぅ(>3<)爆笑!!
kenjiさんも仰せのように、ただでさえ突っ込み処満載(乙女なのにトイレ!!)な上に…モニカまで訪問(@▽@;) このブログ、凄過ぎ。
乙女(!?)に生まれたからには、自分の為に男が死ぬ位でなくては、と思う私←オイコラ(+_+) モニカ・ベルッチの王道官能っぷりは素敵ですぅ。
嗚呼、イタリア行きたい。でも無理。
仕方ない、私は〇崎に行く事にします←もはや毎週の恒例行事。
だって(顔が超和顔ヒヨコでも)アモーレがないと生きてけないんだもん!!乙女チャージ頑張りまぁす♪
※現在、台風接近中ですってばよ。
posted by リラ@帰京| 2008-05-13 02:44
Re:Bacione!(~3~)-☆Milano-Ⅷ~城壁の町
こんにちは~!
>kenjiさん
イタリア語は勉強したけど、やっぱり旅行会話どまりだわ~。
それ以上になるとやっぱり壁にぶち当たる!!
かといって、それ以上の勉強をする理由もないしなぁ。。
話せないよりは話せるほうが絶対いいけどね!
ラテンの血っていうのか、日本はまとまりすぎなのかもしれないよね。
オメノーニの家なんて、建てた時にどんな反対が起きたんだろう!?
まことちゃんハウスは近所迷惑なのかなぁ??
実際みてみないとわからないけど、TVで見る限りはそんなに迷惑に見えないけどね。
ビルガモ??知らない(^_^;)ベルガモっていえばベルを付けたカモが目に浮かぶ。。
ビルガモってどんな怪獣だったんだろうなぁ。ネーミングの由来を知りたいよ。
はっきり言うとクリームチーズとブルーベリージャムのサンドは旨いよぉ~\(^o^)/
ぜひお家で作ってみて!
>OWLSさん
モニカ・ベルッチにベロベロ~(>m<)??
でも分かります、分かります!!
私もマレーナを観た時に、うわさの官能美女をまのあたりにして、
『いいなぁ~!!』と思っちゃったもん。
私だったらあゆやくーちゃんかよりもモニカになりたい(^◇^)
世界に通用する美っていうのは美術品のみならず、人も対象になりますよね。
俗っぽすぎてもいけないし、流行を追いすぎてもいけない。
モニカ・ベルッチは絵画の中に入っても、全然違和感がない感じですもんねぇ~。
みちのく一人旅って(ーー;)??
モニカ、やったら凄いけど、NYタイムスとかに出ちゃわない?
そういえばヴァンサン・カッセルとモニカって『ジェヴォーダンの獣』で
共演してたわね。これは原作読んでたからすっごく興味あって楽しみに
してたんだけど、獣がねぇ。。。それこそウルトラマンに出てくるんじゃないの?
って感じの獣。緊迫した場面にあれはないでしょ!(映画みてね!)
OWLSさん、またモニカを堪能してねぇ~!
>リラさん
乙女にうまれたからには!!
そういえば、自分が尽くすばかりで尽くされる事を忘れていたわ~。
モニカ良いわよねぇ~。生半可なセクシーさじゃないところが羨ましいわ。
イタリアは何度でも行きたい!でも、それは多分日本に住んでいるから思うこと
なのかもしれないわ。
アモーレ(色んな意味で)が居るって事は若返りの秘訣よ~。
これからもがんばって行きましょう!!
posted by birrla| 2008-05-13 22:34