2008年04月30日

【08J1#09】完全アウェーの中で

2008.04.29 16:00@埼玉スタジアム2002
浦和レッドダイヤモンズ4-2コンサドーレ札幌 (2-2/2-0)
'08砂川(札) '24阿部(浦) '26柴田(札) '28闘莉王(浦) '50エジミウソン(浦) '86エジミウソン(浦)  

埼玉スタジアム2002は、AWAYゴール裏の一角を除いて、ほぼ350度が浦和サポというアウェーでした。浦和vs札幌はかつて駒場のバックスタンドで見た経験がありますが、それと同じ状態を、スケールでは比較にならない大きさの埼玉スタジアム2002で作っていた。それだけ浦和というチームは勢いがあるのだろう。
日本のサッカー場でココまでアウェーを意識させてくれる場所は他には思い付かない。強いて他のスポーツで探せば、阪神甲子園球場ぐらいか。あそこはレフトスタンド一角のビジター応援席以外は全て阪神ファンの領域になる。7回裏、その一角以外の355度全てからジェット風船が上がる様子は一見に値する(これはテレビじゃダメ)。

その浦和サポを黙らせた先制点、追いつかれた直後の追加点、と2度リードした状況を作っただけに、勝ち点が欲しかった。
今日のエルゴラの記事は「内容は悪くなかった」と一定の評価をされているが、書き手が斎藤宏則氏なので割り引く必要があるし、何よりも結果だけ見れば2-4での敗戦は、「得失点差-2、勝ち点0」というのが現実である。総得点+2といっても、試合数が一桁のグループリーグならまだしも、34試合のリーグ戦では勝ち点で並び、得失点で並ぶなどという確率は低い。
だからこそこの連戦が続く中で、初戦の新潟戦をホームで落としただけに、埼玉でたとえ1点でも勝ち点が欲しかった。


Away,we are !


それにしても、スタジアムの雰囲気はなかなかでした。バックスタンド2階席という場所で周りを見ると、レプリカを着た老若男女の組み合わせが全て揃い、ゴール裏の応援に合わせて手拍子を皆、自然にやっている。応援の声も出る。逆に聞き苦しい野次や嬌声は一切ない。一つ一つのプレーに対して自然な声が出て、そのプレーを周囲で論じる話し声がちょっとあるが、すぐ次のプレーに皆引き込まれる。
スタジアムの規模は全く違うが、目の前の試合に集中している様子はプレミア・リーグのような雰囲気があった。ただ、あちらはナイターだとギネス片手のおっちゃん同士が議論を白熱させることが間々あるが。
いずれにしてもこの雰囲気は羨ましい限り。

posted by tristar |12:01 | コンサドーレ周辺 | コメント(0) | トラックバック(0)

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