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1978年生まれ。 コンサドーレ創立年度から応援を始め、1998年よりアウェイコールリーダーとなる。2003年春に札幌へUターン。 またコラムサイト「コンサイズム」では2001年末~2003年末までコラムを掲載。このブログではそのアーカイブと、当時を振り返るアフタートークをお送りします(予定)。

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aftertalk #7

2008年01月07日

clasics #7をお届けしました。

前回まで自分の過去を告白するような話だったせいか、この回は比較的のんびりまったりな書き方。フットボールを離れたときの過ごし方について書いているけど、このころは本当にシーズンが終わったらすっぱり見なくなってた。今ではCATVやスカパー!で録画放送見たり海外リーグを見たりしているけど、この頃は地上波とBSアナログくらいしか見られなかったので当然のように週末はヒマになった。見るといったら天皇杯と高校サッカーの決勝くらい。あとは積極的に忘れようとしていた。なんというか、フットボールだけでは人間が狭くなってしまうというような恐怖感もあったし、とにかく会社で働くことにほとほと嫌気がさしていて休みの時ぐらいは仕事を忘れたいと思っていた。はじめてデジカメを買った頃で写真を撮るのが楽しくて、どこに行くにも持ち歩いてとにかく撮りまくっていた。もう当時のデータは残ってないけど。そのうちに「町歩き」というのがすごく好きになって(毎月「散歩の達人」とか買っちゃう感じ)、ひとりでMDウォークマン片手にどこかに行っては歩いて、移動中は本を読んで、みたいな週末が開幕まで続いた。まあ、そんな幸せな週末は03年開幕での大虐殺ですっかり崩れ落ちてしまったわけですが。

切り替え方はちょっと極端だったとは思っているけど、フットボール以外のものに触れることで自分を高めるというか人間的に深くさせるみたいな考えっていうのは間違ってはいないと思う。応援だけでなく、応援文化みたいなことに興味を持っていたし、それを深めるにはフットボール以外のこともいろいろと見たり読んだり聞いたりすることになるのは必然のことで、早晩フットボール以外のサブカルな方向に自分が転ぶような気もしてたし、現実になっちゃったので始末に負えない。そのくせ「酒井と平間をどのように使うのか」とか書いてるあたりに時代を感じさせるというか斜め上しか見ていない自分にがっくし来たりしますが気にしない方向で。

確かこの文章を書いた少し前に初詣も兼ねて鎌倉に行ったんだった。川崎から横須賀線に乗って本を読みながら向かって、富岡八幡宮にお参りした後江ノ電に乗って海岸まで。ひとりで砂浜を歩いているのは犬を散歩させてる地元の人とかを除けば自分だけで、あとはカップル、家族連れ、友人同士。着いたときには陽も傾きかけてきていて、静かに寄せてくる波を足下にしながら、あるいは堤防に座って砂浜を俯瞰しながら、砂の上に座りながらして長い時間を過ごした。少し先の突端をかすめて落ちていく夕陽が見たかったので、ひとりで待つことは寂しくはなかった。そのうちに子どもが無邪気に散らかしたような輝きが波間に満ちてきて、次第にそれは金色から赤みがかったオレンジ色に変わり、夕陽が4分の3ほど落ちた頃には空にブルーグレーの闇がカーテンを掛けようとしていた。それまで、ずっとなにも考えることなどできずに海と夕陽と人の群れを眺めていた。

ゆっくりと暮れていく景色の中に、あんなに長い間砂浜に佇んでいたのは、後にも先にもあの日だけだ。


post by retreat

23:26

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