コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2007年10月17日

実は、二十数年来の夢でした

土曜日、チームは勝利し、美酒に酔いしれた方は数多いと思います。

しかしながら、本誌記者、今回ばかりは我慢でした。

なぜなら、翌日朝から予定が入っていたのです。

それは、二日酔いの身でやってはいけない事なのです。




20071016-00.JPG
14日朝 8時30分頃。
ここは、函館の「鉄」な人々の聖地。市内駒場町の電車車庫であります。
実は今回、抽選という難関を潜り抜け、「鉄人」にとっては願ってもない体験をさせていただけることになりまして、こうしてここまでやってきました。というのは・・・、

20071016-01.JPG
ということです。
酒気帯び運転は法令違反ですからねw

シュミレーターを使って、というのは結構良く聞きます。
しかしながら函館市交通局、なめてかかってはいけません。
実際の台車、実際のマスコン・ブレーキを使ったシュミレーターで訓練を受けた後は、現役バリバリの営業車両を使って「いざ本番」であります。マジです。

ちなみに写真1枚目の左側、車庫の外に出ている赤っぽい車両が、今回「運転してきた」8008号車です。台車こそ年季が入ったものですが、車体は10年程前に更新されたばかりです
(函館市電ではかなり新しい部類^ ^;)。

「傷・・・つけられないよな」

車庫に到着して、あの車両を運転するんだと分かり、本誌記者多少足がすくみました(笑)。

受付終了後、時間があったので、「それまでどうぞご自由に(電車を)見てください」とのことでしたので、お言葉に甘えて。

20071016-02.JPG
函館市電が誇る新旧車両揃い踏み。手前の赤い車両が「箱館ハイカラ號」。その隣にいるのがカラオケ電車「AMUSEMENT TRAM」。右奥に鎮座するのが今年から導入された最新車両の超低床車「らっくる号」。そしてわかりずらいですがらっくる号の左隣には通常営業用の車両としては最古参となる530号車が控えています。


※ 注釈とお願い
この後、車庫構内に入りまして、普段なら決して入れない運転台にも入らせていただいたりしましたが、これは交通局さんのご厚意により今回のイベントに合わせて特別に実現したことです。ここに限らずどこでもそうですが、いつでもそういう事ができるわけではありませんので、そのあたり現場のご迷惑にならない趣味活動をお願いします。
なお、駒場車庫は敷地の外からでも撮影可能です(1枚目、3枚目とも敷地外から撮っています)。


20071017-00.JPG
ハイカラ號、まもなく出発の時間です。
整備の方がブレーキ等のチェックをしています。

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最新鋭車「らっくる号」の運転台

20071017-03.JPG
らっくる号の車内から、車庫のさらに奥を覗いてみましょう。
線路と線路の間は何と空洞になっています。電車は床下に沢山の機器がありますので、点検の際には作業員の方がこの下に潜るわけです。

20071017-04.JPG
参加者は、カラオケ電車「AMUSEMENT TRAM(501号)」に集められました。車内では、最近製作された市電のDVDが流されていました。

まずは車内で講習会・・・かと思ったら、「えー、それでは発車しますんで、皆さん適当にお座りください!」

「発車!? どこ行くんよ???」

てっきり講習は敷地内でやるもんだと思っていたのでビックリ。
駒場車庫から五稜郭までを往復しながらのお勉強。併せてベテラン運転士さんの匠の技を体感するという、実に粋な計らいでありました。途中運転台の後に立って、運転士さんから直接解説を聞ける場面もあり、これだけでも既にお腹一杯という感じです。

但し、真面目に勉強し過ぎてこの時の写真は1枚もありませんm(_ _)m


さて、帰ってからは、シュミレーターを使ってのマンツーマン講習を経て、いよいよ「ホンモノ」を動かすのです。

シュミレーターは1つしかないので順番待ちとなります。そしてその間はまたしても「自由時間」。
撮影はもちろん、整備担当の方や運転士さんとお話できる貴重な機会でもありますので、ハァハァものです(笑)。

20071017-05.JPG
こちらは廃車扱いとなっている車両で、手前が529号、後に1007、1008号車と続いています。
整備士さんの話ではすでに自走は不可とのこと。移動させる際は他の車両で牽引するそうです。
現在引き取り手を探そうかという段階で、少なくとも現時点では解体の予定は無いそうです。趣味的観点からすれば一安心といった所なのですが、風雨に晒されるせいで傷みが目立っているので早く決着をつけるべきとも思われ、複雑な思いです。
なお1000番台は元々都電の車両として活躍していた輝かしい歴史を有しています。現役として残っているのは1006号車だけとなってしまいましたが、こちらは当分の間は活躍してくれるでしょう。

20071017-06.JPG
車庫の奥、左側には毎年7月中旬~8月5日の期間限定で走る「花電車」の姿が確認できます。

20071017-08.JPG
と、いよいよ始まりました。
色々考慮して写真を小さめにしていますのでご容赦を。
車庫の外には出ません。さすがに免許無しに外は走れません。
参加者の横に運転士さんが立って安全を確保します。
それでも意外とスピード出して走るので焦りました(^ ^;;;

20071017-09.JPG
今回の運転体験会に抜擢された8008号車は、地元CATV局のNCVさんのラッピング車両であります。
当然、記者さんとカメラマンさんが来ておりましたw

なお、本誌記者の写真は後ほど郵送されてくる予定(爆)。
デジカメ誰かにお願いすれば良かったのですが、運転のことで頭が一杯一杯でした。

で、肝心の運転ですが、思った通り難しいものでした。
「電車でGO 旅情編」で結構鍛えたのですが、何の役にも立つものじゃございません。当たり前の事ですが、プロはよくもまぁ正確な停止位置に揺れ無く(←これが難しい!)止まれるものだなぁと改めて思いました。100m程の距離を3回走るのですが、ラスト3回目でようやく少しだけ納得できる止まり方ができたのですが、それでも停止位置を4~5m行き過ぎたと思います。
ただ、面白い話を聞けたのですが、現役の運転士さんが「電車でGO」をやると、やっぱり勝手が違って四苦八苦だったそうです。あれだけ本格的なコントローラーを作っても、なかなか本物に近づけるのは難しいようです。

一通りこんな流れだったのですが、まだ写真が結構残っているので別エントリーでおまけを作成するかも。


posted by Gekitei |23:30 | 鉄道航空関係のお話 | コメント(0) |

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