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2010年08月24日

『小暮写真館』  宮部みゆき

宮部みゆきとしては 久々の現代ものだそうです。

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読み始めたらすぐに心霊写真なぞ出てきたものだから、「あやし~怪~」の現代版か? と思いながら読み進めたのですが、予想とは全く違う展開。
本格ミステリーやサスペンスを期待した方には 肩透かしです。


読み終えて 装丁の意味がよく判りました。
装丁そのままの ほのぼのとした読後感の 温かい本でした。
厚い本ですが 一気に読み終え、読み終えた後は 癒されました。

爽やかな恋愛小説、青春小説的なストーリー展開に 物足りなさを感じる読者は多いと思いますが、僕は好きです。
登場人物も それぞれ個性的で魅力的で、共感できるものを持っています。


もっと書きたい気持ちはあるのですが、何を書いてもネタバレになりそうなので やめておきます。

単行本で 1,995円と 少々お高いのが難ですが、機会がありましたら 是非一度 小暮写真館にお立ち寄り下さい。
なんでしたら お貸ししますよ。

posted by aozora |23:08 | 本の話 | コメント(0) | トラックバック(1)

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