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2008年11月30日

JALラビッツ ~ 招待券で観戦に行ってきました  

JBLと聞いて スピーカーのメーカーをイメージする人は結構多いと思うけど、日本バックギャモン協会をイメージする人はかなり少ないと思う。
今なら普通に 日本バスケットボールリーグ をイメージする人が多いのだろうな。レラカムイも JBLに加盟しているし。

今日  昨日行ったのは JBLではなく WJBL、Women’s Japan Basketball League、日本バスケットボール協会の女子リーグ、通称 Wリーグ です。日本航空様から 無料招待券を貰って、キタエールの企業応援席で JALラビッツを応援してきました。

対戦相手は デンソーアイリス、成績は 残念ながら 65-82 (12-29、14-19、22-19、17-15) で敗戦。第3・4ピリオドは頑張ったのだけど、如何せん 第1・2ピリオドの出来が悪すぎ、第4ピリオドも 痛恨の5ファールで 追い上げムードに水を差してしまった。
つまらないミス、安易なプレーで失点し、これが決まれば波に乗れるのに! と思うシュートを悉く外してしまう。まるで今年のコンサドーレを見ているようだった。前半のデンソーのシュート、特に3ポイントが面白いように決まっていたのが 癪だった。初めて応援したチームなのだけど、やはり応援するチームが負けると悔しいものだ。 

配られた応援グッズは 表が赤地にJALラビッツのキャラクター、裏が白地にJALのロゴという厚紙なのだけど、付いている折り目通りに折るとハリセンになり、それをメガホンのように叩いて使える という代物。フリースロー等の時には応援ボードとして使用できるし、これは なかなか良いグッズだと思う。来季はコンサでも参考にして欲しいくらい。  (因みに、デンソーは スティック風船2本で 持ち帰りOK、富士通は ミニメガホンを配っていたけど 帰りに回収していた。) 
Wリーグの応援は 両チームの応援席にスピーカーがあり、自分のチームが攻撃している間だけ音楽を流せる というスタイル。そんなに難しい応援ではないのだけど、微妙に難しいタイミングの応援もあり、後半になって やっと合ってきたという印象。前半で大きく差をつけられたということもあって、残念だけどあまり盛り上がらなかったな。



翻って、われらが コンサドーレ札幌 。

来週の最終戦には 多くの皆様のご協力により、4団体 130名近くの子供たちを招待することが決まっています。子供たちには 観戦に来て良かった、来年もコンサドーレを応援したい という気持ちをお土産に帰って欲しいと思います。

そのためには、なによりも 熱い試合を見せて欲しいもの。出来れば 勝利を。仮に 力及ばず負けるにしても、最後まで諦めずに戦う気持ちが表れた試合を見せる事が一番大切だ と改めて感じました。

一緒に応援して盛り上がるのも大事だと思うのだけど、コンサの応援は歌が主体で、それも音程が微妙に難しい歌やチャントが多いから、初めての観客が一緒に歌うのは難しい思います。せめて、歌詞カードを全員に配るのは大事かもしれないですね。

応援グッズは配れないけど、せめてもの気持ちで 選手カードと ジュースを配りたいと思っています。MDPは いつも通り。最終戦は KAPPAサンクスマッチらしいけど、なにか配るグッズはあるのかな?  USの応援自粛はどうなるのだろう?
MDPを大事に持って帰りたいと思うような試合になって欲しいものです。

最終戦まで あと一週間。
出来ることなんて限られているけれど、あと何か出来ることはないだろうか?



posted by aozora |02:18 | 日記 | コメント(3) | トラックバック(0)

2008年11月22日

いい夫婦の日 

今日 11月22日は 「いい夫婦の日」 、夫婦で “ありがとう” をする日 だそうだ。
1988年に (財)余暇開発センターが提唱して始まり、1998年に 「いい夫婦の日」をすすめる会 が設立されたそうで、官製の記念日だね、これは。
そんな官製記念日にのせられるのは悔しいけど、まぁ 趣旨は悪くないのだから あまり気にせずに 楽しむ事にしよう と思う。

事務局が選んだ パートナー・オブ・ザ・イヤー2008 は 朝原宣冶・奥野史子夫婦。選ばれるカップルは毎年変わり、去年は ヒロミ・松本伊代夫婦、一昨年は 船越英一郎・松居一代夫婦だった。
明治安田生命が行った 理想の夫婦アンケートのトップは 三浦友和・山口百恵夫婦。こちらは友和・百恵夫婦が3年連続一位。二位は 江口洋介・森高千里夫婦、三位は 木梨憲武・安田成美夫婦。
どんな夫婦なのか知らないけれど、どの夫婦も 仲の良さそうなイメージはあるね。



さて、我が家。我が家は どんな夫婦なのか。
ひと言で表すと 「飲み友達」 かな。二人とも酒飲みで、ビール大好き。二人で飲みに出る事も少なくないし、気の合う飲み仲間というのが ピッタリかもしれない。
細かい不満を言えば キリがないけど、育ってきた環境が違うから 好き嫌いは否めない♪ って歌もあるくらいで、これは 仕方のないことだ。多少のことには目を瞑らないと、一緒に生活はできないよね。
ただ、前にも書いた事があるけど、もう少し コンサの事を応援してくれると嬉しいのにな と思う。応援してくれてはいるのだけど、熱さが全然違うので 話が合わないし、コンサの応援を巡って ギクシャクする場面もあるので、これから先が 少々心配。仲良くスタジアムに来て観戦している夫婦や 一緒にCVSをしている夫婦が ホントに羨ましい。
とは言え、僕の親の面倒をみてくれたり、いろいろ頑張ってくれているのは 確かなわけで、これは いくら感謝しても しきれないくらいだ。
いつも ありがとう。これからも よろしくね。




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posted by aozora |11:53 | 日記 | コメント(4) | トラックバック(0)

2008年11月21日

CVS 冬の交流会まで あと一ヶ月

CVS 冬の交流会 は 12月20日(土)13時から、場所は昨年と同じ ルネッサンスホテルで 開催されます。
J2優勝で迎えた 昨年の交流会に比べて、J2降格で迎える 今年の交流会。
さてさて ゲストは誰になるのか、これからの契約更改を考えると 楽しみなような 不安なような、、、、、
正直、微妙なところはありますが、それはそれ、これはこれ。
今年一年の 皆さんの活躍を振り返りつつ、みんなで 飲んで騒いで楽しみましょう。


交流会に引き続き、二次会、三次会 を用意してあります。
二次会は 17時から グランド居酒屋富士で 会費は 3300円、
三次会は 19時半から カラオケMash すすきの1号店で 会費は 2200円 です。
詳細は 先日のCVS通信 vol.7と一緒に配信された Hot Staff通信 をご覧下さい。

既に多くの方から お申し込みを戴いております。
二次会、三次会の受付は こちらのコメント欄でも受け付けます。
その際には CVSの登録番号を 必ず明記してください。
また、最終戦のCVS控え室でも 受け付けます。
正面の机に 申し込み用名簿を 置いておきますので、
参加ご希望の方は ご自分の欄に ○印をご記入下さい。
大勢のご参加を お待ちしています。


なお、交流会は HFCの主催、二次会・三次会は Hot Staff の主催です。
お申し込み先が異なりますので、ご注意下さい。 

posted by aozora |22:02 | CVS | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年11月20日

『切羽へ』  井上荒野 (「キリハヘ」 イノウエ アレノ) 

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「トンネルを掘っていくいちばん先を、切羽と言うとよ。トンネルが繋がってしまえば、切羽はなくなってしまうとばってん、掘り続けている間は、いつも、いちばん先が、切羽」 (195頁)

静かな島で、夫と穏やかで幸福な日々を送るセイの前に、ある日、一人の男が現れる。夫を深く愛していながら、どうしようもなく惹かれてゆくセイ。やがて二人は、これ以上は進めない場所へと向かってゆく。 (帯より)


お互いに意識しあった男と女が、必ず結ばれるとは限らない。
安っぽい小説やドラマの世界では、惹かれあう男と女は簡単に結ばれ、ドロドロとした愛憎劇が繰り広げられるが、現実の世界ではそのようなケースは意外と少ない。
特に、片方に、或いは両方に家庭があった場合、お互いに本気であればあるほど、結ばれることのないまま、お互いの気持ちを確かめ合うことすらないまま、破滅の匂いに魅力をを感じつつも表面的には平静を装ったまま、ひっそりと終わる事が多いのではないだろうか。
この小説は、そんな大人の恋愛小説だと思う。心はゆらゆらと揺れ動くが、何も起こらない。必死に家庭を守ろうとするわけでもなく、男を強く求めるでもなく、自分の心に立つさざ波を持て余しつつも、淡々と静かに日々を送っていく。

刺激的な出来事と言えば、セイの同僚で奔放な性生活を送る月江、月江の愛人である本土さんの妻、3人の女性の忍耐と葛藤が、うまく対比させながら描かれている事くらいか。

読み終えた直後は、あまりにもあっさりした読後感に正直少々物足りなさを感じたが、自分の生活を振り返ってみると、改めて思うところがあり、僕の人生にも確かに切羽があったなと、じんわりと染みてきた。
 

第139回(2008年上半期)直木賞受賞作です。


posted by aozora |01:59 | 本の話 | コメント(2) | トラックバック(0)

2008年11月18日

無料招待券の お礼

エントリーする順番が 逆になってしまいました、すいません。



先日エントリーした サポーターズ持ち株会の無料招待券追加募集のお願いですが、
今日までに HFCへ 8枚 送られてきたそうです。
早速のご協力、本当にありがとうございます。
予定を越えた分は、追加の依頼があった時のために 予備とさせて頂きたいと思います。
改めて 感謝、感謝です。


並行して進めている ジュースプレゼントの方ですが、
CVSの皆様に 募金さえお願いすればなんとかなるだろう と簡単に考えていたのですが、
実際に交渉を始めてみると 思いがけず 難航しています。
何でも 簡単な事なんて無いのですね。
HFCや札幌ドームとも相談しながら、なんとか上手くやりたいと思います。
まだ3週間近くありますし、皆様のご厚意を無にしないためにも 頑張ります。

posted by aozora |00:28 | CVS | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年11月17日

牝牛の角 2 ~ ホルスタインの雌に角は無い

先のエントリーをアップした後、お風呂に入りながら ツラツラ考えた。
牧場に放牧されている ホルスタイン、牝牛はやっぱり角が無いよなぁ、、、、、
角が生える種と 生えない種があるのかなぁ、、、、、、





で、お風呂から上がって検索してみた。


確かに角が生える種と 生えない種があるらしいが、ホルスタインの場合は 雄も雌も角が生える。生えるのだが、狭い牛舎でたくさんの乳牛を飼育する場合、角があると危ない。そこで、生後3ヵ月くらいの時に、角が伸びないように 焼きゴテを当てたり 薬品を使って 角の成長を止めるのだそうだ。
因みに、ホルスタインの牡牛は 種付け用の牛以外は 肉牛にされるため、幼いうちに 去勢(睾丸の摘出)をされる。去勢すると 肉質が良くなるらしい。


豚も同じで、僕は小学生の頃は田舎町に住んでいたのだけど、農家の友達の家に遊びに行った時、子豚の去勢を手伝わされたことがあった。子供心に なかなか強烈な印象を残す体験だったのだけど、確かに 友達のお父さんは 「こうすると 早くでかくなって 肉も旨くなるんだ」 と言っていたな。 


豚には角は無いけれど、羊や山羊の雌は どうなのだろう。
犀の雌には 角はありそうだな。 
象の雌には 牙はあっても 小さそうだ。
トリケラトプスの雌は? 角が無いトリケラトプスは 想像できないな。
ユニコーンは? 角があるからこそ ユニコーンだよね。





人間の雌 女性には? 










うちの奥さんには 時々 角が生える。


posted by aozora |23:22 | 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年11月17日

牝牛にも 角はあるのか? 

そろそろ年賀状の素材集を買っておかないと また売り切れるぞ と思って本屋へ行き、気に入ったイラストがないかな と探していたら、殆どの牛に 角がある事に気が付いた。

あれ? 全部 牡牛? 牝牛には 角は無いよな? でも、カップルで並んでいる牛は 両方に角がある。という事は 牝牛にも角はあるのか? 鹿は 雄には角があるけど、雌にはない。牛だって同じじゃないのかな? 
と、気になり出したら 気になって仕方なく、年賀状にインチキなイラストは使えないぞ と思いつつ、買うに買えずに帰ってきた。





帰ってきて調べたのだけど、なかなか明確な回答が出てきません。
こんな事を考える人は少ない という事なのか、それとも 僕が知らないだけで 世間一般では常識なのでしょうか。
でも、根気よく探せば出てくるのが インターネット。やっと 判明しました。



牛は 雌でも 角がある。  

牛乳石鹸のパッケージに描かれている牝牛のイラストにも ちゃんと 角と乳房がありました。


はい、一件落着。良かった良かった。明日、素材集を買ってきます。






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posted by aozora |21:07 | 日記 | コメント(2) | トラックバック(0)

2008年11月16日

最後まで読み終えられなかった本もあるさ

前に書いたとおり 『どすこい(仮)』 も途中で飽きたのだけど、京極夏彦だって 時には息抜きをしたいよね、と思いながら 最後まで読んだ。 
だけど、途中で読むのが面倒になって最後までたどり着けなかった本というのも 結構あるわけで、今回は そんな本の話を簡単に。



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『失格社員』  江上 剛 

セクハラ、パワハラ、公私混同、不祥事、ワーカホリック等々、サラリーマンが抱える問題は シチュエーションが変わっても 基本的なことは昔も今も変わらないんだな、というのが正直な感想。会社員になりたての頃に こんな小説を一生懸命読んだよな と思いつつ、あの頃なら この本も面白く読んだのかもしれないけれど、50歳になった今 読むと どれもこれも中途半端で甘い展開で、現実はもっともっと厳しいぞ と思いつつ、半分くらい読んだところで、GIVE UP。



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『アイズ』  鈴木光司 

『リング』 『らせん』 は面白かったけど、『ループ』 は三部作にしたいがために タイトルから入って失敗したと思うし、それ以降は どうも駄目だな。『楽園』 『仄暗い水の底から』 はそれなりに面白かったけど、あとはどうも、、、、、、、
この 『アイズ』 も期待して読み始めたのだけど、「ホラー小説の旗手が「本当にあった怖い話」を取材して描いた 超恐怖小説!」 という うたい文句の割に 全然 怖くない。本当にあった とうたっているにしてはリアリティが無いし、中途半端なまま 終わっている。この本も 半分くらいで GIVE UP。 



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『こんな話を聞いた』  阿刀田 高 

阿刀田 高は昔から好きな作家で、どの作品を読んでも裏切られなかったと思うのだけど、この作品集はどうも駄目だった。
こんな話を聞いた、で始まる短編18話。どの話もそれなりに面白いとは思うのだけど、続かなかった。何故だろう?
多分 最近の体調と合わなかっただけだ、この次に読めばきっと違う印象になるかもしれない と自らに言い聞かせ、この本はまたの機会にとっておこうと思う。






posted by aozora |22:54 | 本の話 | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年11月16日

『イエスの遺伝子』  マイクル・コーディ

京極夏彦の単行本 『どすこい(仮)』 と 文庫本の 『どすこい。』 は同じ本なのだろうか? 『どすこい(安)』 という本もあるようなのだけど、なにが違うの? と思って検索してみたら、単行本が(仮)で、軽装版が(安)、文庫本が 。らしい。  まぁ どうでもいいや。

単行本と文庫本でタイトルが違う という本は少なからずあって ( このブログで最近紹介したものだけでも、佐々木譲著 『うたう警官』→『笑う警官』、夏見正隆著 『僕はイーグル』→『スクランブル』 などがある)、単にタイトルを変更するケースだけではなく、文庫化を機に 内容や文章にも手を入れてタイトルを変更するケースなど、様々だ。
より良いタイトルに変更されるなら まだ良いけれど、間違って同じ本を買ってしまう可能性があるから、気をつけないといけない。そもそも 年齢のせいか 最近は同じタイトルでも 同じ本を二度三度と買ってくることがあるのだから、本当に困ったものだ。



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マイクル・コーディ著 『イエスの遺伝子』 は、同じタイトルで 一度文庫化されたが、後に 『メサイア・コード』 とタイトルが変更されて 再発売されている。明らかに 『ダ・ヴィンチ・コード』 の影響で、二匹目のどじょうを狙ったものだろうけど、これは行き過ぎだよね。


この本は 古本屋に安く山積みされていて、普通はこの手の本は買わないのだけれど、「ディズニーで映画化決定!」 と書かれた帯に惹かれて買ってしまった。
(物語) 天才的遺伝子学者トム・カーターは、人間の遺伝子をすべて解読する装置を開発し、ノーベル賞を受賞した。だが 祝賀晩餐会の直後、彼を狙う暗殺者が 妻の命を奪った。やがて 妻が脳腫瘍を患っていたことが判明、彼は自らの装置で八歳の愛娘を調べるが、脳腫瘍で一年以内に死ぬことを知る。彼は娘を救う方法を探るものの、有効なものはなかった。残された道は、奇跡の治癒をもたらす イエス・キリストの遺伝子の謎を解くことだった。

イエスのDNAを求めて世界各地を探し回るプロジェクトチーム、イエスの復活を待つ秘密結社、悪を粛清する謎の暗殺者、コンピュータのエキスパートなどが複雑に絡み合い、クライマックスに向かって ぐいぐいと疾走する。
良くも悪くもアメリカ的な小説で、ハリウッドの臭いがプンプン。でも、単純に面白いです。有り得ないストーリーなのは判りきった事なのだけど、あえて騙される楽しみですね。一気に読み終えました。
このラストは意見の分かれるところでしょう。この小説が映画化されなかったのは 当然だと思います。( これから 実現するのかもしれないけれど )

それにしても、この作品が日本で発表されたのは 1998年、アメリカでの発表は その1~2年前なのでしょうけど、この10年間のDNA研究・DNAビジネスの進展は 驚くものがありますね。この作品の中で出てくる最新の技術が 既に半ば常識となり、荒唐無稽なお話とは思えなくなっているのですから ビックリです。




posted by aozora |19:37 | 本の話 | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年11月15日

『どすこい(仮)』 と 『屍鬼』 

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『どすこい(仮)』 京極夏彦

地響きがする - と思って戴きたい。

という書き出しで始まる短編が7本。
 『四十七人の力士』  新京極夏彦 
 『パラサイト・デブ』 南極夏彦 
 『すべてがデブになる』 月極夏彦 
 『土俵(リング)・でぶせん』 京極昌彦 
 『脂鬼』       京極夏場所 
 『理油(意味不明)』 京極夏彦 
 『ウロボロスの基礎代謝』 両国踏四股 

題名を見ていただけばわかるとおり 全部パロディです。 

内容は、、、、、う~ん、、、、、表紙から中身まで 暑苦しいデブ満載で、これを面白いと思う人と くだらないと思う人と はっきり分かれると思うが、いずれにしても馬鹿馬鹿しい本だ。
京極作品だから 一応最後まで読んだけど、どの作品も ひねりがワンパターンで今ひとつ、正直、僕は途中で飽きた。
自分の作品のパロディも載せたら良かったのに、、、、、探偵・榎木津がデブになる話は面白そうだ。



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『屍鬼』 小野不由美

『脂鬼』 の元本ということで読んでみました、『屍鬼』。
「なんで今頃 小野不由美なんだ」 と皆から言われたけど、まだ一冊も読んだことが無かったのだから 仕方ない。
上下巻の単行本で、2段組で 計1200頁超、文庫なら 5巻まである大作。 
読みにくい文章に加えて、大勢の登場人物、細かい描写の連続で ストーリーはなかなか進まず、上巻を読むのは 大変だったが、下巻に入ってからは グッと面白くなり、一気に読み進んだ。
屍鬼=吸血鬼の話なのだけど、屍鬼を 凶暴なバンバイアではなく、姿も心も人間と変わらない存在 として描いているところが面白い。善悪の境はどこにあるのか、神はいるのか、単なるホラー小説では終わらない なかなか深みのある小説だった。



それにしても 『脂鬼』 と 『屍鬼』、前者はパロディとはいえ あまりにも違いすぎる作品だったなぁ。




posted by aozora |23:46 | 本の話 | コメント(0) | トラックバック(0)