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2016年08月23日

大きな被害が出ている北海道に 何か支援活動は出来ないでしょうか?

8月17日に 台風7号、21日に 台風11号、23日に 台風9号と、この1週間に 3つの台風が 相次いで北海道に上陸しました。
上陸する前に温帯低気圧に変わってしまう事の多い北海道、こんな事態は 史上初。
激しい雨と風で 全道各地に大きな被害が出ています。

8月25日(木)のロアッソ熊本戦は、
 仕事人ナイト2016、
 サッポロクラシック☆サンクスマッチ、
 熊本チャリティナイト、
 Thank You Very マッチ第2弾 
と イベント盛り沢山なのですが、
今年から チーム名に「北海道」を入れた 我らがコンサドーレ。
大きな被害が出ている北海道にも 募金なり、何か支援活動が出来ないものでしょうか。

天皇杯2試合を挟む為に 熊本戦を逃すと 次のホームゲームは 9月11日。
募金を始めるのなら 25日の熊本戦から。
北海道は農業被害が中心ですので、募金は JAグループ北海道を通じて届けるという方法もあると思います。

posted by aozora |23:06 | 日記 | コメント(1) | トラックバック(0)

2016年08月20日

『裸の華』 桜木紫乃、他。

リオ五輪、男子400mリレーの銀メダル、素晴らしいですね。
100mの決勝に一人も残れなかった日本が、4人のチームワークで銀メダル。他の国もバトンの技術を真似してくるでしょうから、束の間かもしれませんが、アジア新記録での銀メダル。素直に喜びたいと思います。
 
素晴らしいと言えば 高校野球、北海の決勝進出。
試合中はガッツポーズをせず、冷静なプレーを心がけるという北海高校。今日は大チョンボがありましたが、安定した守備が勝因でしょうか。
ただ、一人で投げ抜いてきている大西投手は そろそろ疲労の限界のようにも見えます。ここまで来たら 無理をするなとは言えませんが、身体を、肩を壊さないように気を付けて欲しいものです。


さて、今回も続けて本のこと。

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CVSのYさんからお借りして読みました。
舞台は ススキノ、主人公は 怪我をして一線から退いた 元ストリッパーのダンサー、作者は 桜木紫乃とくれば 読みたくなりますよね。
主人公が出発の地、ススキノに戻ってダンスシアターを開業し、再起を図るという物語なのですが、読みやすく面白かったです。ただ、桜木紫乃にしては ストーリーが淡白できれいすぎるかな。ちょっと物足りなさが残りました。
ススキノには 歌手やダンサーを目指している人が 大勢いて、しかし 歌手やダンサーとして飛び出していける人は ほんの一握りで、それでも 夢をあきらめられずに もがき続けている人たちが 大半。そういう人たちの顔が浮かんできて、そんなに上手くは行かないよ、と思ってしまった事も一因かもしれません。


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繁華街を舞台にした人情小説といって 真っ先に思い出すのは 半村良の『雨やどり』。
昭和49年度下半期の直木賞受賞作なので もう40年以上前の本なのですが、これはもう傑作で、忘れられない作品。学生時代に読んだのですが、それからしばらくは 酒場の人情話ばかりを探して読んでいた事を思い出します。

最近読んだ人情小説では 浅田次郎の『月島慕情』が良かったかな。
大正時代の吉原を舞台にした表題作をはじめとする7つの短編からなります。夫の暴力から逃げる為に子供を捨てざるを得なかった母親の悲哀、亡くなってから初めて知る祖母の生き様、育ての親になんとか報いようと必死で働くワンマン社長など、男と女、親と子、戦友など、様々な人間模様が やさしい視点で描かれます。
誰かの幸福の陰で、不幸に泣く人がいます。自分が幸福になるのか、他人の幸福を願うのか。各編が余韻を残した中できちんと締められていて、読後感も良いです。
浅田次郎は読ませますね。


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これもYさんからお借りしました。
正直、百田の小説で良かったのは 『永遠の0』『海賊と呼ばれた男』 くらいで、他にも何冊か読んだけれど、どれもいま一つ、二つ、三つ。
これもそれらと一緒です。元々は放送作家だっただけあって 平易な表現で読みやすいし、そこここに伏線が散りばめられたストーリーは 飽きさせないけれど、テレビドラマの原作としてはともかく、小説としては全然浅いですし、ラストがひどすぎます。


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これは ススキノのスナックのママから借りました。
東野圭吾は、以前は好きな作家の一人だったのですが、ある時期から 作品の出来不出来が大きくなったように感じ、手に取る機会がグッと減ってしまいました。
この作品もいま一つかな。
「作家デビュー30周年記念作品」「小説の常識をくつがえして挑んだ、空想科学ミステリ」
帯のコピーが大げさすぎます。



posted by aozora |16:44 | 本の話 | コメント(1) | トラックバック(0)

2016年08月20日

『獣の奏者』 上橋菜穂子.

リオ五輪、日本選手が期待以上の大活躍している事もあって 目が離せませんね。
実力以上の結果を残せた選手、思うような活躍が出来なかった選手、オリンピックには 本当にいろいろなドラマがあります。

女子サッカーは ドイツが スウェーデンを破って優勝。男子サッカーは 明日の朝、5時半から ドイツ対ブラジルの決勝があります。これも見逃せません。

そして、韓国は 準々決勝でホンジュラスに負けた為、リオ五輪で活躍したソンユンが 札幌に帰って来ました。明日のJ2リーグ、京都戦、これも楽しみ。
今日は 午後から高校野球の準決勝、北海高校の試合があるし、プロ野球の日本ハム対ソフトバンクの首位決戦もあるし、幸か不幸か今日も明日も雨模様という事もあり、テレビでスポーツ観戦三昧の週末ですね。


さて、久しぶりに 本の話題。
春に読んだ 『精霊の守り人』 に続く 上橋菜穂子の長編ファンタジー、『獣の奏者』です。

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Ⅰ 闘蛇編と Ⅱ 王獣編、
2006年11月に刊行された2冊。本来はこの2冊で完結する予定だったそう。

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Ⅲ 探求編と Ⅳ 完結編
続編を期待する声に押されて 2009年8月に刊行された続編。王獣編の11年後が描かれる。

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外伝 刹那、
2010年9月に刊行された スピンオフ。文庫化に当たって「綿毛」という掌編が追加されている。


とても面白いファンタジー小説です。
Ⅰ、Ⅱは古本屋で購入して 一気に読み終え、Ⅲ、Ⅳ、外伝は古本屋で探す時間が惜しくて 新刊で購入し、これまた一気に読みました。

舞台は 金色の瞳を持つ真王(ヨジェ)が治める リョザ神王国。タイトルにある”獣”は無敵の ”王獣” を指し、真王の権威の象徴です。 
リョザ神王国の戦闘部門を引き受けるのは 大公(アルハン)率いる 大公領で、”闘蛇” は戦う大公の象徴。
主人公は ”魔が差した子” と言われ、悲劇的な生い立ちを背負う少女、エリン。エリンは王獣を ”奏でる” 事を願い、様々な困難や試練に立ち向かいます。基本的には エリンの成長の物語とも言えます。
エリンの周囲には 行き倒れたエリンを介抱し育てる謎の蜂飼い、ジョウン。エリンが入学した学校の教導師長、エサル。命を賭して真王を守る堅き楯(セ‣ザン)、イアルなど、魅力的なキャラクターが大勢登場。

真王と大公、王獣と闘蛇、国と国、民と民の対立、その陰に蠢く謀略、陰謀。語り継がれる伝説と 途切れてしまった秘密。何故それはタブーなのか。人と人、人と獣、自然との暖かい交流、愛情。差別、不条理、裏切りや離別などなど、様々なものが複雑に絡み合いながらも 精緻に紡がれる物語は 骨太です。世界観や設定が緻密でしっかりしている為、読み応えがあり、大人向けのファンタジーに仕上がっています。
闘蛇編・王獣編と、探求編・完結編では かなり趣が変わりますが、外伝も含めて 一読の価値がある作品だと思います。

『精霊の守り人』 や 小野不由美の 『十二国記』 などの冒険小説的なファンタジーを期待して読むと ちょっと裏切られるかも。 しかし、自分に嘘をつかず 真っ直ぐに生きようとするエリンの姿は、守り人シリーズの主人公、バルサに通じるところがあるようにも思います。

NHKで子供向けにアニメ化されたそうですが、子供向けには残酷だったり、扱いが難しい部分が多々あり、この世界観を そのままアニメ化するのは非常に困難でしょうね。どんな風にアニメ化したのかな? ガッカリしそうだから見ようとは思いませんが。


posted by aozora |10:17 | 本の話 | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年08月06日

北海道新幹線に乗ってみた。

今更ですが、出張からの帰りに 北海道新幹線に乗ってみました。

北海道新幹線には JR北海道のH5系と 
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JR東日本のE5系が走っています。
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H5系と E5系は スタイルは同じですが、外装のラインの色とロゴマーク、乗降口のドアの内側の色、床の模様が違います。
H5系の床は 雪の結晶です。
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実は 本州方面から新函館北斗まで走っているH5系は一日に2本しかありません。
H5系でないと意味が半減なので、乗ったのは仙台発6時40分の はやぶさ95号。
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仙台を発つ時は 秋田新幹線の こまちと連結です。
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盛岡駅で こまちとはお別れ、
新青森で JR東日本からJR北海道へ乗務員も入れ替わり、
ここからが 北海道新幹線です。
 
しかし、新青森~新函館北斗間の 1時間ほどの間、青函トンネルだけでも25分、その前後もトンネルは続くので、全体の3分の2以上がトンネルの中。
トンネルを出ても 防音壁などが続き、車内アナウンスでは 函館山が見えます などと言っていましたが、北海道らしい景色は殆ど見えません。

もっとも 盛岡を過ぎてからはトンネル、防音壁の連続で、殆ど同じようなもの。
スマホや携帯の電波が届かない区間も長く続きます。
新幹線は旅の楽しみを味わう乗り物ではなく 単なる移動手段なのだと実感した初体験でした。


ところで、


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posted by aozora |21:59 | 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)