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2007年02月27日

はじめての文学

 今年になって文藝春秋社から「はじめての文学」というシリーズが出ています。12人の作家が(多分)中高生向けに自分の作品の中から数点を選んで1冊にまとめるという企画で、現在まで村上春樹、村上龍、よしもとばなな、宮本輝の4冊が出ました。
 それぞれの装丁は表紙に大きな丸が書かれているだけのシンプルなデザインなのですが、村上春樹は黄緑村上龍は水色よしもとばななはピンク宮本輝は藤色でした。これは作家のイメージに合わせた色なのかな?
 龍の水色は良いとしても、よしもとばななはピンクではないだろうし、宮本輝の藤色もどうかなあ。個人的にはよしもとばななは黄色、宮本輝はオレンジ色にして欲しかった。ちょっとイージーすぎるかな?
 村上春樹は闇の黒が僕のイメージです。広い倉庫の闇に眠っているピンボールマシン、ホテルのエレベーターを降りたら真っ暗な闇、隠し扉の奥の梯子を下りていくと真っ暗な地底通路。その奥に羊男だったり博士が居たりするのだけどね。
 でも、春樹の表紙が黒だったら非難轟々だろうな。

posted by aozora |23:02 | 本の話 | コメント(0) | トラックバック(0)