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2008年04月06日

『新宿鮫』  大沢在昌

「もっとすごい!! このミステリー」で 5位に ランクインした作品だが 
読んだことがあるような 無いような 曖昧な記憶しかない 
大沢在昌といえば 京極夏彦と 宮部みゆきの兄貴分 ?
2人は 大沢オフィスの所属で 大極宮としても 活動している
ならば 大沢も面白いに違いない

という事で 読んでみました 






読み始めて 間もなく
あれ やっぱり これ 読んだことあるわ 

思い出したのは 主人公・鮫島ではなく その14歳年下の恋人・晶(ショウ) 
「ロケットおっぱい」 のロックシンガー 
鮫島の印象は 正直 あまり残っていない 

半分くらい読んでも ストーリーもなかなか思い出さない 
結局 最後まで 初めての感覚で 読み終えた 
改めて読んでみると なかなか良く練られたストーリーで 
緊迫感もあり 面白いのだけど 
特に インパクトのあるストーリーという訳でもなく 
だから 忘れてしまったのだろうな
でも もう一度楽しめたのだから 損せず 良かった という事にしておこう 

鮫島シリーズを何作か読むと この作品の印象も また 変わってくるのかもしれない 
だからこそ ベスト10に 二作目の 「毒猿 新宿鮫Ⅱ」 も 入っているのだろうし 
取りあえず 二作目までは 読んでみることにしよう


ところで
ラストに 重要な小物として 「携帯電話」 が出てくるのだけど 
振られているルビは 「ショルダーフォン」 
確かに 1990年頃の携帯電話は 肩から掛ける箱に 受話器が付いたタイプだった 
結構 大きくて 重たいのだけど それでないと この役割には使えない 
今の若者には 想像も出来ないだろうな  



しばらくして 
セクシーな女性を登場させる ハードボイルドタッチの小説という事で 
当時は 南里征典や 勝目梓などと 同じ傾向の作家なのかな と判断し 
二冊目は読まなかったような記憶が ..... 

そうそう そうだった 
それで 「大極宮」 という3人組を見た時に 
何故? と 違和感を感じたんだった




posted by aozora |19:42 | 本の話 | コメント(0) | トラックバック(0)

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