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2011年09月16日

【映画】 コクリコ坂から

やっと観て来ました。
あっと言う間の 95分でした。
シンプルで判りやすいテーマと テンポの良いストーリー展開は、不満も残ったけれど、素直に面白かったです。
ただ、大人向けの作品で、小学生くらいだと 難しいかもしれません。



以下、多少ネタバレがあります。



もう少し長くて良いから、もう少し丁寧に説明して欲しい場面、もう一工夫して欲しい場面がありました。
例えば、主人公の海は ある時点から メルと呼ばれていましたが、その経緯が語られていません。見終わった後で調べてみたら、フランス語で 海をラ・メールというからのようですね。1シーン挿入すれば済むのにな、と思います。
海たちは カルチェラタンを残す為に いろいろ工夫して頑張りますが、その経緯の描写も足りない。失敗して そこから盛り返すシーンがあると、成功した時に もっと嬉しくなるのにな と思います。時計台の鐘のシーンなどがそれなのかな とも思うけれど、そうだとしたら やはり説明不足です
そうした諸々の積み重ねが 物足りなさとして残ったのが 少々残念でした。

それでも、舞台は東京オリンピックを翌年に控えた 1963年の横浜。
工場群の高い煙突から吐き出される煙、砂利道を走るオート三輪、スーパーではない商店街、氷川丸に 山下公園、桜木町駅 などなど、当時の横浜なんて知る由もありませんが、懐かしい気持ちにさせられます。
その横浜を舞台に、ストレートに気持ちをぶつけあう若い恋人達のラブストーリーは眩しいくらいで、爽やかで気持ちが良かったです。


ジブリ作品としてはどうだとか、宮崎親子の確執がどうだとか、声優がどうだとか、外野はいろいろうるさいですが、そういうのを一切抜きにして見た方が ずっと楽しめると思います。

posted by aozora |23:39 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0)

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