2021年11月17日
飯山線の旅
長野市を出るとすぐにリンゴ畑が広がります。長野県のリンゴの生産は青森に次ぐ第2位だけにリンゴ畑がとても多いです。ちなみに意外に北海道は少なくて8位です。千曲川(信濃川)に沿って3時間ほど走ります。新潟との県境が近づくと、いかにも県境という感じの風景になってきます。長野県最後の駅になる、森宮野原です。1945年2月12日の7.85mの積雪を記録(JR日本最高積雪地点)したのでその印のポール(ポール上端まで積もった)があります。JRの路線で最高ということは、日本最高ではないということなのでしょうか。だとすると日本最高は黒部峡谷鉄道でしょうか? 黒部は冬は運行してないし、計測もしていなくてわからないでしょうから、記録のあるものではやはりここが日本一ですかね。 おいこっとの車両が来ましたが、臨時快速おいこっととしての運行ではなく、普通の運用にもこの車両を使っています。ちなみに「おいこっと」とは「TOKYO」を反対から読んだものです。 新潟県に入りました。川の名前は千曲川から信濃川に変わります。ちなみに河川法上は千曲川も信濃川なので、日本一長い川は信濃川になり、「千曲川+信濃川」などと言わなくて良いのです。越後川だったら信州の人が文句を言うかも知れませんが、信濃川なら信州の人はきっと文句はないでしょう。信濃川沿いには水力発電所がいくつもありますが、JR東日本の発電所です。JR東日本が使用する電気の1/4をここで発電するそうです。発電所で思い出したのですが、千歳川には王子製紙の発電所があり、明治期からあるため60ヘルツで発電しています。だから苫小牧の王子製紙の工場や事務所、社宅は60ヘルツです。社宅に住む人は50ヘルツ専用の電気製品が使えなくて不便でしょうけど、最近はヘルツフリーが多くてそれほど不便でもないでしょうか。 先日泊まった支笏湖の休暇村も60ヘルツです。女性のスタッフに聞いたら誰も何ヘルツかわからないと言われましたが、男性スタッフはご存じで、60で間違いないそうです。従って、3年前にブラックアウトは起こらなかったそうです。停止している原発の維持費のために料金が高い北電よりも安いのでしょうか。 十日町駅では30分以上停車します。なんでこんなダイヤなのかと思ったら、ここから越後川口まで21.4㎞、行き違いができないのです。昔は途中駅3駅全てで行き違いできたんですけどね。 左上の高架は以前、特急はくたかが走ったほくほく線です。十日町でほとんどの客が下車してがらがら。十日町の前後を通しで乗る人がほとんどいないから、このダイヤでも文句が出ないのか。難読ですね。川幅が広がり、まもなく上越線との乗換駅の越後川口に着き、飯山線の旅は終わります。
posted by 生活の一部 |08:00 | 道外 | コメント(0) | トラックバック(0)