2021年10月31日
平戸の猫
この日は唐津から平戸を目指します。唐津駅から伊万里行の列車で、筑肥線の非電化区間を走ります。 (筑肥線電化区間は福岡空港から博多や天神を通って唐津まで)特急ではこういう展望は少なく、普通列車ならではですね。伊万里で松浦鉄道に乗り換えるのですが、少し時間があったので伊万里焼や鍋島焼の展示を見ました。トイレのコンセントカバーも焼き物でした。なぜ江戸時代にヨーロッパで伊万里焼が人気があったのかは、もともとは中国の陶磁器が人気があったのが、明から清への政変の混乱で買い付けができず、代わりに有田焼をオランダ商人が買い付けたのが始まりだということを知って勉強になりました。 ちなみに、有田の焼き物を伊万里の港で積んだので、IMARIとして流通したそうです。伊万里で焼いたのは鍋島焼の名称です。 松浦鉄道乗りつぶしのため、伊万里からいったん目的地と反対の有田を目指します。有田駅はJRと共用駅で、JRの普通列車と特急みどり&ハウステンボスが来ました。伊万里へ戻って平戸を目指すと伊万里湾が見えます。佐賀と長崎の県境まで来ると貸切になりました。ちなみに、これで佐賀県の鉄道は全線乗ったことになります。 たびら平戸口駅で下車し、フェリーで平戸へ渡るものと思っていたら、橋ができてフェリーは廃止になって少々がっかりしました。平戸は渦潮が見れるのですが、バス車内からは渦潮は見れませんでした。もっとも、事前に発生時刻を調べてなかったですけど。平戸の古い町並み。再建されたオランダ商館。東インド会社の貿易拠点でした。1609年に作られたものの、西暦(キリストの暦)が表示されているのはけしからんということで1640年に取り壊し命令を受けてなくなったとのことです。そんなことで取り壊しはあんまりと思いますが、島原の乱の影響もあるそうです。平戸城。藩主が松浦さんでした。ホテルへ歩いていく途中にいました。家の中にも1匹いました。こちらはオランダ商館の庭にいた猫。逃げていったので野良かも。ホテルにもいたのですが、逃げてしまいました。長崎は尾曲り猫が多いのですが、平戸は長尾ばかりでした。
posted by 生活の一部 |16:47 | 道外 | コメント(0) | トラックバック(0)