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性別:男 年齢:30歳代半ば 出身:兵庫県西宮市甲子園 現住地:北海道札幌市 サッカー歴:素人。たまにフットサルをやる程度 ポジション:アウェイ側B自由席 2007/12:加齢に伴い年齢を実態に即した形に書き換えました

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代表召集

2006年08月04日

トリニダード・トバゴ戦に向けて日本代表を召集(スポーツナビ)

 まずは人数ですが、海外でプレーする選手及び千葉・G大阪のA3出場チームに加え、鹿島からも選出されなかったため13名になりました。こんなに少ないのはこれまで記憶にありませんが、オシムは千葉時代にはベンチ入りメンバーを18名未満で構成することもしばしばあり、「本当に見たい・使いたい選手以外は呼ばない」という姿勢が顕著に表れました。今後はこういった変則的な召集はないでしょう。これまでのような「呼ばれても使われない」という選手はあまり出てこないのではないでしょうか。
 次に構成です。「本当の意味での古井戸」は今のところアレックスと川口だけですが、召集対象外のチームからベテランが選ばれる可能性もあり、現時点での年齢構成を云々するのはあまり意味がないでしょう。ついでに追加招集後に云々するのもあまり意味がないと思います。本当の形が出来てくるのは北京の後かな、と思っています。それまではその時点で調子の良い選手を召集するというスタイルで行って欲しいと思います。
 田中達也の召集は喜ばしい限りです。大怪我からの復帰後すぐに結果を残しての召集は、他の選手にも大きな勇気を与えることでしょう。「ちゃんと見てくれている」と。田中マルクス闘莉王はズカズカ上がっていくプレースタイルが正直あまり好きではないのですが、アテネ同様今回も今ちゃんがスペースを埋める役割を果たすことで上手く行くのではないでしょうか。田中隼磨は少々意外でした。マリノス良くないだけに。それにしても田中多いな。

 とにかく9日の試合はメンバーがメンバーですので、チーム云々ではなく一人一人のプレーに注目して録画して見ます(仕事ガッデム!)。J1レベルのプレーを見るのも久しぶりだし。


この移籍に何の意味があるのか?

2006年07月24日

 森本 カターニアと育成重視契約(スポーツニッポン)

 J2東京Vは23日、U―19日本代表FW森本貴幸(18)のセリエAカターニアへの1年間の期限付き移籍が決定したと発表した。レンタル料2000万円、年俸1000万円(ともに推定)。24日に会見を行い、25日に渡欧する予定。契約ではトップチームからのスタートとなっているが、出場機会が少ない場合は、プリマベーラ(日本のユースに相当)の試合で試合勘を養えるように配慮を求める特別な条項が盛り込まれた。

 日本人の欧州移籍の最年少記録を更新した森本の契約には育成を重視した条項が盛り込まれた。J2東京Vの加藤強化部長は「客観的に見て今の森本の力では厳しい。プリマベーラで積極的に試合に出られる契約にした」と説明。最初はトップチームからのスタートとなるが、森本がトップチームで定位置を獲得できなくても、実戦経験を積める環境を整えた。

 ハッキリ言ってライバルチームの選手が移籍するわけですから嬉しくないはずがない。しかし、彼の才能を考えると「本当に今でないとダメなのか」と心配になります。
 「6試合・196分・得点0」。今シーズンの彼の成績です。移籍先は今年1部に昇格するチーム。去年・一昨年から森本をちゃんと見ていたとは思えません。東京V側も「客観的に見て」実力的に厳しい選手をなぜ出すのか。ユースの試合に出られるようにする、って、15歳でトップデビューした逸材をいかにイタリアとは言えユースの試合に出すなんて意味があるのでしょうか。
 レンタル料2000万円。完全移籍ではなくレンタルで、将来的には戻ってくるようにラモスも言っているようですが、その前に「客寄せパンダにヘンな笹喰わせたら腹こわした」なんてことにはなって欲しくないなあ。


ああそうですかそうですか

2006年07月18日

川淵会長の再選が内定 日本サッカー協会(スポーツナビ)


 川淵会長は2002年7月に就任。組織改革や財政確立に取り組み、全寮制の中高一貫教育でエリート選手育成を図る「アカデミー福島」創設や女子サッカーの普及と強化に力を入れた。
 ブラジル人のジーコ氏に監督を委ねた日本代表はワールドカップ(W杯)1次リーグで敗退したが「結果責任を考えないわけではないが、代表チームがわたしの仕事のすべてではない」と続投に意欲を示し、責任論は大きな流れにはならなかった。

 「代表チームが私の仕事の全てではない」ってのは、理屈としては分かるけれど、それを言う前に反省の弁なんかはないのか。そうかないのか。「財政確立に取り組」めたのも、スポンサー料も含めて代表人気に負うところが大きいだろうに。その代表が今後世界と勝負できなくなる可能性だってある大事なときに、責任論はなしですか、そうですかそうですか。


世界レベルのサッカーを見て札幌を思う-ワールドカップ2006閉幕に思う諸々(2)

2006年07月17日

 決して「終わったこと」で済ませてはならない諸々が詰まったワールドカップ2006・ドイツ大会を振り返るシリーズ、第2回は「ワールドカップの試合から考える札幌のサッカー」について書いてみたいと思います。テーマは「守備」。

 今大会はイタリアの優勝で幕を閉じました。彼らに限らず組織的な守備が出来ていたチームがやはり強かったという印象です。翻って札幌。現在失点がリーグで4番目に多く(39点)、お世辞にも守備の堅いチームとは言えません。
 被シュート数自体は鳥栖と並んでリーグで最も少ない(248)。これは、打たせない守備が出来ているというより「ボール支配率を高めて相手にチャンスを与えない」という当初の狙いが出来ている、と解釈すべきだと思います。一方でヒドイのが「被シュート数/失点」で、248/39=6.358となり、シュート6本につき一点献上という何とも言えない数字を残しています。「打たれるときは決定的なチャンスを与えている」というのが札幌の現状です。
 逆に言えば比較的少ない相手のチャンスにきっちり応対できれば良いわけです。ここ一番の踏ん張りが必要だ、と。そこで「90分間ずっと『ここ一番』な守備をしている」イタリアです。
 データがないので印象で語ってしまうことになりますが、今大会のみならずイタリアのチームの守備に対する私のイメージは「ゴール前を固める」というものではありません。自陣に引いてボールを網にかけるというより、中盤でプレッシャーをかけて苦しいパスを出させてそれをカットする、という守備が、決勝はおいておくとして今大会はとりわけ目立ったように思います。あんまり「受け身の守備」というイメージはないのですが、どうなんでしょうか。ガットゥーゾ・ペロッタあたりが常にプレッシャーをかけ続け相手のミスを誘う。カンナバーロが常に前でのカットを狙っている。自分が取れなくてもいいから周りが連動してボールに行くきっかけを作る、それに周りもきちんと呼応する。これには相互理解が必要で、もういい加減札幌も出来て欲しいのですが、この点はまだまだなようです。
 そうは言ってもシュートを全く打たれない守備なんて不可能。実際、イタリアは結構たくさんシュートを打たれていた印象があります。これを防いで大会を2失点で終えたのはもちろんGKブフォンの活躍があってのことです。彼の27セーブは今大会最多です。ただ、彼一人で守ったのではなく、シュートを打たれる時にDFが体を寄せて上手くコースを限定していたと思います。「このコースを切っておけばキーパーがキャッチ(セーブ)できる」という守り方も時には必要です。これも組織的な守備の一つです。

 ボールを取れないけれどそこに走ること自体がとてつもなく大きな意味を持つファーストディフェンダー、派手に見えるビッグセーブの影にあるDFの「一歩」…。イタリアの選手を貫いているのは「自分が犠牲になることでチームを助ける」という姿勢だったと思います。札幌の選手にそれが全くないとは言いませんが、もっともっと意識してもらいたい。


日本代表とJクラブと-ワールドカップ2006閉幕に思う諸々(1)

2006年07月10日

 ワールドカップ2006・ドイツ大会は、イタリアの優勝で幕を閉じました。グループリーグ・決勝トーナメントともに大きな波乱はなく、準々決勝以降はいずれも力のある国同士の見応えのある試合でした。
 正直、大会を総括するのはおこがましいほど見ている試合は少ない(衛星を見られないため。ガッデム!)ので、これまで書いていた断片的な感想をもとに、札幌と関係のありそうなことを中心に無理矢理つなげて書いてみたいと思います。

 ワールドカップを見るにあたって、自国の代表が出ているのといないのとでは気持ちの入れようが違います。大会前は盛り上がっていなかったのですが、やはり代表の戦いぶりには注目せざるを得ませんでした。結果はまさに惨敗。選手達が言っているように自分たちの持ち味を出すことができず、ほとんど印象を残すことなく大会を去りました。以前も言ったように彼らが現時点での日本サッカー界の頂点ですから、彼らが敗れたということは、我々も敗れたということだと思っています、私は。
 代表とJリーグ。マジョリティとマイノリティみたいに比較されることの多い両者ですが、Jリーグが代表への最も大きな選手供給源であることは間違いないのですから、リーグの底上げが代表強化につながると信じて、各クラブのサポーターはより一層自分のチームを力強くサポートしていく必要があると思います。

 しかし、次期代表監督人事をめぐる騒動を見るにつけ、肝心の当事者、つまり協会関係者の間にどれだけそうした意識が共有されているのか、甚だ疑問です。会長の失言はトップの人間にあるまじき失態だし、何より今大会の責任問題がこの失言で、いや、それ以前の情報リーク(注:オシムが代表監督候補であるという情報は失言よりも前に報じられていたはずです。)でうやむやにされてしまったことには納得いきません。現在、ネット上ではJリーグ各クラブのサポーターを中心に会長辞任要求運動が展開されているようです。どれほどの規模になるかは分かりませんが、協会とクラブの関係を再考するきっかけになることを期待しています。

 もう一つ、監督問題に関係して。千葉を愚弄するような経緯はひとまず措くとして、「Jリーグクラブの監督(経験者)から代表監督を選ぶ」という流れは今後継続していって欲しいと思います。やはり日本のサッカーをある程度知っている人間の方が務めやすいという面はある。いつの大会でもそうですが、強豪国は自国の優秀な監督を何人も持っています。ブラジルはパヘイラに自国の代表を任せる一方、ポルトガルにフェリペを輸出するなど、人材は豊富です。まだまだ遠いですが、日本もそうなって欲しいと願ってやみません。
 その点からも、五輪代表監督に就任する予定の反町康治氏には大いに期待しています。今大会ではNHKの解説を務めていましたが、しばしば各国の23歳以下の選手に言及しており、言外に「日本もこの年代がフル代表に食い込んでくるようでないとダメだ」という認識が込められているように感じられました。選手もさることながら、私は指導者も世界レベルになっていって欲しいという考えを持っており、反町氏をはじめとした若手がこれからどこで働き、どういうチームを作っていくか非常に興味深いものがあります。もちろん柳下もそうした興味の対象です。いずれ彼とは別れなければならない時が来るのですから、その時には「チーム共々より大きな舞台にステップアップして行く」という形での別れになって欲しいな、と思います。


 代表の力とは、選手だけで決まるのではなく、協会・自国のリーグの総合力(競技レベルのみならず人気・社会への浸透度・サポーターの熱意など)・ユース年代からの一貫したビジョンを持った指導力などが全て反映されたものだと思います。今大会で見えた「日本代表とJリーグの関係」。リーグの底上げを通じて代表を強化し、一方でまず代表ありきという協会の姿勢の是非を問い、また長期的視野に立った指導及び指導者の育成が必要だというのが、とりあえず私が思いついた「今大会の教訓その1」です。

 「ワールドカップ2006閉幕に思う諸々」、第二回はワールドカップの試合から考える札幌のサッカーについて、第三回はスポンサー・マスコミについて、第四回は印象に残った選手について書くかも知れないし書かないかも知れません。いずれにせよすぐには書けません。水曜日は柏戦だし。


個人と集団の挟間-中田英寿引退に思う

2006年07月05日

 中田英寿が引退しました。代表からは退くのかも知れない、とは思っていましたが、すっぱり辞めてしまうとは予想外です。今日はサッカー選手としての彼ではなく、集団における振る舞い方について書いてみたいと思います。

 今回のワールドカップではチームメートとの意思疎通がしばしば話題となりました。彼は「練習する・プレーする姿から何かを感じ取って欲しい」との思いがあったようです。あれこれ言葉を費やすのは自分の得意とするところではないという思いからでしょう。
 確かに人に言われて気付いたことよりも自分で感じたことの方が強く印象に残ります。好意的に解釈すれば、中田はそうした効果を狙っていたのかも知れません。一方で、「態度で示しても伝わらなければ意味ないじゃないか」という見方もあると思います。「自分はキャプテンではないから自分のプレーに集中するだけだ」と殻に閉じこもってしまっては結局チームに対してプラスにならない、と。中田がそのような選手かという点について異論がある人もいるでしょうが、少なくとも一般論としてはそういうことはあると思います。
 「自分の姿から何かを感じ取って欲しい」という彼の気持ちはよく分かります。が、集団が弛緩したままでは結局自分にとっても利益はないわけで。今大会、中田自身は完全燃焼したのかも知れませんが、チームは不本意な試合しかできず、結果も伴わなかった。

 彼は大会前、「チームの今の雰囲気は問題。フレンドリーすぎる」と言っていました。が、「フレンドリーかつ厳しさに満ちた集団」にしていく方法はなかったのかな、と思います。でも彼は、自分はタイプではないから、と自らを「言えない立場」に置いて、言葉ではなく姿勢で引っ張る道を選んだ。「言葉」と「姿勢」と、両方を上手く使い分ける術はなかったのか…。だからといって中田が異なる態度をとったら代表はもっと行けた、などと言うつもりはありませんが。


「体格」という言葉

2006年06月27日

 久しぶりにこっちでワールドカップ関連のことでも書いてみます。

 代表のジーコ監督の退任会見が行われました。新聞などで内容をご存じの方も多いでしょうが、「体格」という言葉が問題となっています。「何をいまさら言っているんだ」と。「体の大きな選手にぶつかり合いでは勝てるわけがないから、それを敏捷性や戦術で補うのが日本の目指していたサッカーではないのか」。こういう論調だと思います。が、私が気になるのはこの「体格」という言葉の使い方です。

 まず日本語の「体格」という言葉の辞書的な定義。

たい‐かく【体格】
骨組み・肉づき・太りぐあいなどから見た身体の形。からだつき。「―がいい」(『大辞泉』)

見た目、ですね要するに。我々が体格という言葉を聞いて連想するのもやはり身長・体重などでしょうか。
 次にJ's GOALの会見全文から関係部分を引用。

またワールドカップでは、体格差を強く感じた。上背の問題は仕方ない面もあるが、90分耐えうるベースの問題、たとえば上半身・下半身の強さなどをどんどん鍛えていけば、自分たちの持っている力を発揮できると思う。この体格差の問題は、個々の選手の責任ではない。彼らは、もっと若いうちに技術だけでなくフィジカルの面でも鍛えるという環境になかった。ただ彼らが資質を持ちながら、もっとコンスタントに力を発揮するためには体格も必要な要素だったと思う。

この引用部分、テレビの映像でも見ました。ポルトガル語は全く分からないのですが、「体格差」という部分、それと「もっと若いうちに…」の部分ではいずれも「フィジカ」という音の言葉を使っていたように聞こえました。この単語の訳が「体格」で良いのか、もっと厳密にいえばポルトガル語のこの単語が指す内容と日本語の「体格」という単語の指す内容が100%一致するのか、という問題を考えてみなければならないと思います(ココ、ポルトガル語の知識が全くないので、誰かウリセスに聞いてくれないかなぁw)。

 ジーコの言葉を見ると、「上背の問題は仕方ない面もある」と言っており、身長などの先天的な要素、もともと勝てるわけがない部分は「フィジカ」には含まれていないのではないでしょうか。で、その次の部分を読むと、どうやら「当たり負けしない強さ」のようなものを指していると思います。
 ここでオーストラリア戦に関する部分を引用。

オーストラリア戦の後で、宮本と話したときに『いつもと違う部分の疲れがある』と言っていた。つまり、大きな選手に体を当て、バランスを崩させるために何度もジャンプを繰り返すことで、通常ではない疲れを感じたということだ。

 ちょっとサッカーをやったことのある人なら分かると思いますが、当たりの強さは体重には断じて比例しません。自分と同じくらいの身長・体重なのにぶつかり合いで勝てない相手は、私の周りにもたくさんいます。彼らは多くが小さい頃からの経験者で、私に比べればサッカーにおけるぶつかり合いに必要な筋肉の付き方をしているとともに、ぶつけ方のコツを知っているということでしょう。厳しい言い方になりますが、宮本には世界レベルで耐えられる筋肉・コツがなかったから「違う部分の疲れ」を感じた。ジーコはこのぶつけ方のコツや筋肉の付き方のことを言っているのではないでしょうか。見た目ではなくて、筋肉及び当たり方の問題だとすれば、これは鍛えて何とかなる部分です。

 外国語を解釈することには「訳語が与えられていても微妙なニュアンスは異なる場合が多い」という困難が常につきまといます。最初の引用部分でも、私には同じ単語を使っているように聞こえた部分に「体格」「フィジカル」という二つの語が出ていますし。この記事(スポニチ)も体格を勝手に「身長」と言い換えた挙げ句、「解決できない」とか言っちゃっています。

 そして日本への警鐘として問題点を並べ始めた。ただし内容は分かり切ったものばかりだった。まずはオーストラリア戦で露呈した身長差だ。
 ジーコ監督「(相手が)上背があるのは当然分かっていた。そのために不必要なファウルをしないことを言ってきた。残念ながら体格差で踏みつぶすサッカーはこれからも続く。体格差を克服することが必要だ」
 (中略)体格差という、恐らく解決できない懸案事項を残したまま指揮官は去っていく。

 「体格差を克服する」とは、上背に上背で対抗するという意味ではないでしょう。そういうどうしようもないところを与件だからと諦めるのではなく、体の当て方や体幹の強さを養うことなどで克服する必要がありますよ、と言ってるんじゃないでしょうか。高さではなく平面の話になってしまいますが、今野泰幸はそんなに恵まれた体してませんよね?でも1対1でのボールの取り方はメチャクチャ上手いですよね。それはやはりジーコが言っているような「体格差を克服する」工夫をしているからだと思いますよ。高さの話もしましょうか?ファビオ・カンナバーロ(イタリア)、身長175㎝・体重72㎏。彼強いですよ、空中戦。

 私も含めて、「フィジカル」とか「当たりの強さ」とかいった言葉を安易に使いすぎて、ハナから日本人にはそれらが欠けていると決めつけていたのかも知れません。でも最低限の強さ(ジーコが「90分耐えうるベースの問題」と言っている部分)は必要なのではないでしょうか。気持ちの問題も含めて、育成に携わる人にもそうした危機感を懐く人がいます。もしそうした最後のメッセージまでもが正確に伝わらないとしたら、本当に何も残らない4年間になってしまう。


【追記】
エントリーアップ後、最後に引用した"funSoccerコーチングナビ"に行ってみたらこういうエントリーが。引用したエントリーの続編のようなものですので、リンクを貼っておきます。


第22節で最も美しかったもの

2006年06月18日

 これ。

 他サポながら心を打つ美しい旗、旗、旗…。幸せだよな選手は。


ワールドカップ中継の解説/試合結果よりも代表を小馬鹿にしたようなエントリーを残念に思う気持ちをぶちまけてみる

2006年06月13日

 札幌情報から。GKをレンタルで獲得したようです。すぐに出番の回ってくるポジションではありませんが、林・高原を刺激してお互いを高めあって欲しいと思います。


 今回のNHKの中継では、J1の監督の何人かが解説をしています。横浜M・岡田、川崎F・関塚、山本昌邦は本来ジュビロの監督として行くはずだったのでしょう。当たり前のことですが我々以上に指導者にとっても刺激を受けるところがあるでしょう。これを活かして日本のサッカーのレベル向上に役立てていただきたい。
 その意味で、強豪が順当な結果を残している今大会は決勝トーナメントでもハイレベルな戦いが予想され、魅力的な大会になりそうな予感がします。格好の教材と言えるのではないでしょうか。


 日本の初戦は残念な結果に終わりました。レビューなどは別荘でアップしています。
 始まる前は「感情移入できない」ことに戸惑いを感じていた私ですが、やはり大会が始まるとしっかりテンションが上がってきました。それだけに昨夜の試合は悔しいの一言です。しかし結果以上に、代表を小馬鹿にしたようなエントリーを目にすると、何というか、寂しさを禁じ得ません。
 私はまずサッカーそのものを見ることから始めて、やがて札幌のサポーターになったクチです。ですからまず札幌のファンになり、それから他チーム・代表のサッカーを見るようになった方々とは感覚が違うのかも知れません。それを承知で敢えて書きますが、自分たちの代表を貶して、腐して、愚弄してそんなに面白いのでしょうか。少なくとも大会が始まった今、「どーせジーコじゃダメだから」という空気を蔓延させることに何の意味があるのでしょう?

 どのような人間が監督をしているとか、どのような過程を経てチームが形成されてきたかとか、そういうことについて私が不満を持っていないわけではありません。しかし、好むと好まざるとに関わらず彼らは「日本サッカーの代表」であることは事実です。我々もそれに連なっていると信じていますし、その感覚があるからこその「徳島戦後の『ニッポン』コール」だと思ったので、あれは正直ものすごく嬉しかった。まあしなかった人もいたんでしょうが。
 「代表にのめり込めないのは札幌愛が強いから」という言い方も、かつては私もしていましたが、やはり違う気がします。「ただ札幌にのめり込んでいる自分を確認して満足したいだけ」でしたね、少なくとも私は。

 競技としてのサッカーが盛り上がるためには代表の活躍が不可欠です。だからこそ厳しい目で見るのは分かります。でも、札幌に対してはあきらめないスタンスを持ち続けることができる一方で、代表には大会が始まっているにもかかわらずのこの醒めっぷり。悲しいね。


代表v.s.ドイツ戦

2006年05月31日

 「勝ち点3」を取りこぼした試合。以下、雑感。

【ゲームの流れ】
 前半、立ち上がりからプレッシャーを掛けてきたドイツ。しかし日本も集中を保ち良くはね返したと思います。中田・柳沢が決定機をものにできていれば最高だったのですが、無失点で折り返した点は非常に評価できると思います。坪井をはじめDFラインは結構前で勝負できていました。38分、加地OUT・駒野IN。
 後半、ドイツが慎重な(あるいは重い)立ち上がりだったため日本ペースに。52分、柳沢がDFの裏に抜け出すもののシュートはDFがブロック。
 57分、CKの守備から絵に描いたようなカウンターで高原がゴール。その後も集中して守り、65分、右サイドで二人を抜いた高原が2点目。ここまでは完全に日本のペースでした。
 しかし70分、ドイツがノイビルを投入したあたりから自陣に押し込まれ、75分、左からのFKをクローゼに合わせられ失点。80分には右FKからシュバインシュタイガーのヘディングで同点。日本は大黒・玉田を投入するも3点目が奪えず試合終了。

 カギは73分あたりの時間帯のやり過ごし方にあったように思います。この時間、自陣深くでようやく奪ったボールをつなごうとして失敗、というのを繰り返してしまいました。それまでの時間帯と同じようにやろうとしたのですね。ここで大きくけるなりして一回切っておけば展開は違ったかも知れません。セットプレーのディフェンスについて言われていますが、身長差はいかんともしがたいのでファウルの回数とエリアに気をつけることが課題だと思います。

【各選手の評価】
中村。あまり目立たなかった印象ですが、何度も見せた大きなサイドチェンジのボールの精度はさすが。ただ、今日はドイツの中盤がルーズだったので、本番では今日ほど何度も出すことは難しいでしょう。
右サイド。加地は残念です。見たところでは外側にひねっている感じです。駒野は国内での親善試合にも出ておらず心配していたのですが、無難にゲームに入ったばかりか後半には何度もチャンスを作っていました。縦へ行くタイミングが良いです。
大黒。代表デビュー時から中田が高く評価している裏への動きが見られましたがシュートに行く時に焦ったかも知れませんね。ただ、中田は常に大黒を見ている。この二人、やはり相性が良い。
川口。抜群の安定感と持ち味の飛び出しに冴えあり、今のところは。

 攻撃面では2点取ったことはもちろん、持ち味のショートパスで崩す展開に持ち込めていたので及第点。ただ、バラックのコメントにあるように欧州リーグ終了後いったん休養を入れ再びフィジカル的に追い込んでいる時期なので、ドイツの選手が重かったのも事実。本番ではここまで自由にはやらせてもらえないのではないでしょうか。まあ、いろんな意味でこのチームらしさが出た試合だったと思います。


監督に関する雑纂(1)

2006年05月30日

 代表は明日(現地時間30日)、ワールドカップに向けた実質最後の親善試合・ドイツ戦を迎えます。
 国内合宿で選手の面通しとフィジカルトレーニングを積んだ代表は、ドイツに入ってから国内でやらなかったセットプレーを皮切りに戦術的なトレーニングを重ねているようです。そんな中、またぞろマスコミが騒ぎ始めました。曰く「攻撃陣と守備陣の意見に食い違い」等々…。どうやら守備について意見が割れているようです。
 サッカーにおいては複数の選手が相手ボール保持者にプレッシャーを掛け奪うことをプレスあるいはプレッシングといいます。プレスを掛ける際にはできるだけ狭いエリアに相手を追い込むことが必要です。鬼ごっこで広場の隅っこに追い込んでいくと捕まえやすいのと同じですね。ですからDFラインから前線(FW)までの距離が近いほどプレスは掛かりやすいわけです。つまり、チーム全体での意思疎通と約束事の徹底がなされていないと成立しないわけで、例えばFWが前の方でボールを追っかけてもそれが約束事で決められたエリアでなければ周りの選手が一緒になってプレスを掛けることはできません。
 で、代表は今、「どこからプレスを掛けるか」で議論しているわけです。中田・高原はできるだけ前から行きたい、前で取ると相手ゴールに近いですからね。逆にあまり前に行きすぎるとDFラインの背後に大きなスペースができてしまい、そこを一気につかれると失点の危険が大きい。これを嫌っているのが宮本達で、まず自陣の深いところにDFラインを設定して、リスクを回避しようという考え方です。昨日からにわかにこの話題が出てきたわけですが、まるでチームぐるみで今夜のNHKスペシャルの番組宣伝やっているみたいです(笑

 面白いのは、本番直前でもやはりジーコは「見~て~る~だ~け~」を貫いていることです。
 ジーコの指導方針については、「何も言わない」「選手任せ」という評価が一般的であり、それは選手に自由を与えると共に責任を持って考えさせるためだと言われています。本番直前になってもこの方針は変えないようです。好意的に解釈すると、「どうせ結論は同じになるんだから一度選手達で考えて、やってみて、痛い目に遭ってみてからでいいんじゃない?」と考えているふしがあります。この一見すると回り道に見えるやり方が、日本人には違和感を感じさせるのでしょう。この人、「肝心なところで負けない運を持っている」とか言われますが、そうじゃなくて「肝心なところのことしか考えていない(=そこに至る過程においては結果は全く気にしない)」んだと思います。半期ごとにノルマのあるようなサラリーマンには絶対なれない人ですね。
 ですから今回も最終的にドイツ戦で上手く行かなくても、内容を見て何らかの方針を選手達あるいはジーコが出し、それに向けて意思の統一ができていけば問題ないのかな、と思っています。

 何だか最近急にジーコ擁護派になったように思われるかも知れませんが、それでも戦術面のルーズさや代表の年齢構成・世代交代について不満があるのは変わりありません。ただ大会直前にそんなこと言っても仕方がないので、今はポジティブに代表を見ようと努めているだけです。


CL Finalレビュー拾い読み

2006年05月19日

 やはり寝ぼけ眼で見ているといろんなことを忘れていますね。試合のレポートを拾っておきます。

 ベンゲル監督が試合後、「レフェリーの笛が早過ぎた」と愚痴ったが、確かにペナルティ・エリアの外で手を使ってしまったレーマンをエトオーがドリブルでかわして、ジュリにラストパス。ジュリが一度はゴールを決めているので、もし、アドバンテージでホイッスルがなく流されていたら、「バルセロナの1ゴール+レーマンへのイエローカード」という判定になっていたはず。

確かにこうなっていれば、試合はもっと激しい展開になっていたに違いありません。昨日「やや魅力に欠ける」と書きましたが、11対11だったらもっと…と思いますよね、やっぱり。この判定については主審自身も「早すぎた」と認めているようです。

 もう一つ微妙な、そして試合の行方を決定づける判定がバルセロナの同点ゴールの際にありました。

 一方、健闘しながらも、スタッド・ドゥ・フランスで788分間ゴールなしといううれしくない記録を更新してしまったアンリは、試合後、怒りを隠し切れない様子で「悲しいし、失望している。僕らはこんな結果に値しなかった。最初のゴールはオフサイドだった。後でビデオで確認したんだから確かさ。あれを見たら余計がっかりするよ。それに、プジョルとマルケスは、イエローカードを食らってもよかったはずだ。時に後ろからタックルしてきたんだから、イエローを食らわない方が難しい感じだった。とにかく、こんなふうにして最後に2ゴールを食らってしまうなんて、とてもつらいよ」と吐き捨てるように言った。

プジョルとマルケスのプレーに対する不満はともかく、確かに同点ゴールの場面ではラーションが触った時点でエトーはラインの裏に出ており、オフサイドです。が、副審は見えなかったのではないでしょうか。
 一連のプレーはバルサの左サイドで起こっていますが、その映像に副審の姿は映っていなかったように思います。ニュースでメインスタンド側からのリプレーを見たときにも副審の姿には気付きませんでした。おそらくメインスタンド側、つまりこのプレーから遠いサイドにいる副審がアーセナルのラインを見ていて(自信ありません。断言できる方、ご教示下されば幸いです。)、ラーションが触ったかどうか確信が持てなかったのではないでしょうか。つまり、ボールはダイレクトにエトーに出た、と判断した。私も最初はなぜボールが抜けてきたのか分かりませんでしたし。
 誤審であることは確かです。そしてもし誤審を犯した副審がこの一件によって交代した副審だとしたら、アーセナルにとってはもっと悲劇的です。


Is Paris Burning?-UEFA CL Finalプレビュー

2006年05月10日

 今週末から来週にかけて、私たちの身の回りはサッカーの話題に事欠きません。

13日:代表v.s.スコットランド戦
14日:神戸戦
15日:W杯・日本代表メンバー発表
17日:鳥栖戦

そして締めくくりは18日未明、UEFAチャンピオンリーグFinal、バルセロナ-アーセナルです。今年の決勝戦の舞台はパリ。こちらの方のようにパリに飛んでいってしまう方はそう多くはないでしょうが、幸い地上波で中継されます。札幌見て代表見ると「上手いなぁ」と感心したり札幌に重ねてみたりしてしまいますが、この試合はそういうことはせずに純粋に楽しみましょう。重ねたりすると立ち直れません、あまりのレベルの違いに(笑

 準決勝の2ndレグをちらっと見たのですが、国内リーグとの兼ね合いで過密日程、「絶対決勝に進みたい」という気持ちもあってか、ちょっと重苦しい時間もありました。しかしスペイン・イングランドともリーグ戦は終了。この試合に向けてバッチリコンディションを整えてくるはずです。好勝負が期待できそうです。
 前評判ではバルサ優位と言われていますが、一発勝負なのでどちらに転ぶか分かりません。昨年リバプールが3点差を追いついたり、何が起こるのか分からないのが決勝戦です。私見ですが、バルサの強さを支えているのはキープ力もさることながら、実は相手陣内での厳しいプレスだと思っています。これが掛かるか、それともアーセナルのピレス・セスクあたりが上手くボールを散らしてアンリに配球できるかが序盤の焦点かと。あとは…分かりません(笑


 全くサッカーの内容と関係ないのですが、何だか「ビッグイヤーへのストーリー」はアーセナルの方が上手くできているような気がします。リーグ戦での躓き、ハイバリーでの最後の試合で4位滑り込み(来年のCL出場権獲得)、ベルカンプの引退と、「歓喜の初制覇」を迎える準備は出来ている気がします。Goonerは怒るかも知れませんが私は判官贔屓ですので、良くも分からず「シャア専用アシスホナウジーニョスゲェ!」とかしか言わない日本人の度肝を抜いて、ついでにトヨタとFIFAに頭を抱えさせて欲しい(注)ものです。


 チームとしての完成度においてナショナルチームよりレベルの高い欧州トップクラブの、その最高峰を決める試合を見逃す手はありません。今から生活リズムを朝型に!W杯を控えている選手はケガだけ気をつけて最高のプレーを見せて欲しい。

(注)「ついでにトヨタとFIFAに頭を抱えさせて欲しい」

 優勝チームには12月に日本で開催されるクラブW杯出場権が与えられます。G大阪・東京VともにACLで敗退しているため、彼らは「バルサに来てもらわないと客が入らない」と思っているのでその皮算用を裏切って欲しい、という意味。っていうかミーハー人気に頼らずに客が入る方法を考えてくれ。参加国のレベルとか、開催時期とか、チケット代とか。

代表v.s.ブルガリア戦

2006年05月09日

 これまで「どうもW杯に対するモチベーションが上がらない」と言ってきましたが、今日の試合、というより選手達を見て俄然盛り上がってきました。以下、雑感。

【以前から懐いていた懸念に対する答え】
 昨年の11月・アンゴラ戦のレビューで「1TOPの相手にどういう守り方をするのか」という問題に触れました。その時想定していたシャドーストライカーを置く布陣とは異なり、今日の相手・ブルガリアは1TOPに両サイドがワイドに開くという布陣でしたが。ともかくDF陣の対応には良い面と悪い面両方が出たと思います。

 まず悪い面ですが、もちろん開始1分の失点の場面。
 中央は相手FW一人に3バックがそのまま残る形で、相手右サイドに渡った時点で中澤と村井の間に大きなギャップがありました。難しいところですが、ボールが渡る前には中澤は出ていけなかったでしょうね。村井に声をかけてポジションを修正させるべきだったと思います。そしてクロスに飛び込んだのは多分逆サイドの選手だと思うのですが、あれだけ大きく振られると田中誠もついていくのは厳しかったのかなと思います。
 この失点以外は、宮本がDFラインを高く保ち上手く応対していたと思います。とりわけ4バックになってからは、FWに縦に入るボールに対して中澤よりも宮本が積極的に勝負できていました。「1TOPに対しては決まった人間がつかずに、近い方がつぶしに行く」という守り方が上手く行っていたようです。本番でも宮本が恐れずにチャレンジできればある程度守れるのではないでしょうか。池内には彼の「ボールが来る前の準備」を見習ってもらいたい。

【選手個々の評価】

  • 中澤。本調子にはもう少し掛かるでしょうか。中途半端な守備が少々。ボール回し、あんなに下手だったか?
  • 玉田。GW中の名古屋の試合を見る機会があったのですが、その時には正直空回りしていて、「これは厳しいぞ」と思っていたのですが、今日は別人のよう。良くボールに触っていました。前を向く速さと思い切りの良さはさすがですね。今日ばかりはジーコの慧眼に脱帽。ただ、何度も訪れた得点機会を逃していたことがどう評価されるか、です。
  • 巻。この選手には本当に頭が下がります。得点の場面、アレックスのボールも素晴らしかったのですが、前のDFがクリアする確率も高かった。それでもしっかりコースに入っていたからこそ生まれたゴールです。常にサボらずにプレーしていた彼に対する最高の報酬でした。
  • 村井。右サイドの加地が自重していた分、彼の所で何度もチャンスが出来ていました。良いクロスを供給しており、素晴らしいプレーだったと思います。心の底から軽傷であることを祈ります。

 失点の時間帯が1分・89分と最悪であったことも含め、まだチームとしての課題は山積みですが、個々の選手は力を発揮していたように思います。「あの時ああしていれば」という後悔を残さないよう、あと一試合戦い、15日の発表を迎えて欲しいものです。


余所ネタ

2006年03月23日

 「オレ、サイドバックぢゃねーもん!」(『サッカーJ+』Vol.3・中田洋介選手のインタビュー記事参照)と怒って帰っちゃったのかと思ったら、結構な大ケガでした。ただでさえDFが手薄なのに加えて、「ブラジル人行って来い!作戦」が早くも破綻しそうな仙台。早くも得意のバス囲みか?

 練習生としてチームに合流した、のは結構前だったような気がする。フィットしはじめるのは4月半ばか?ウチとやるのそのへんじゃねぇか。
 一方、遠藤はケガで三ヶ月離脱。ま、元々出てなかったんだけど。