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2006年06月30日

冷静さが求められるあの男

 明日は湘南戦。最近、金子・西嶋と、ようやくメンバーに入った選手が結果を残しており、チームが活性化されてきた感があります。一度機会を失った選手も再び這い上がってきて欲しい。そこで今節の注目ジョカトーレは、

「クロスボール小僧」#19・関隆倫

です。砂川の風邪(これはこれで一声吠えたい気分だが…)によって遠征帯同が見込まれる彼。サテライト・仙台戦でもトップ下でプレー。左サイドに流れてのクロスも健在。タメを作るボールキープで攻撃を仕切ってくれ。見せろお前の落ち着き~♪


 札幌の6億分の1しか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:草津)

  • 山形-柏:速い攻撃で先手を取りたい。山形
  • 横浜FC-東京V:マルクスは、アレモンは出るのか?
  • 愛媛-神戸:安定している神戸。走ってかき回せるか>愛媛
  • 鳥栖-徳島:どうにも調子の上がらない徳島。鳥栖の攻撃をしのげるか
  • 水戸-仙台:先制点取れないと焦って…>仙台

 何だか天気があまり良くないようです。こういうときこそしっかりとした技術がものをいう。自信を持って崩しにかかれ。We are SAPPORO!

posted by tottomi |23:08 | コンサドーレ | コメント(2) | トラックバック(0)

2006年06月27日

「体格」という言葉

 久しぶりにこっちでワールドカップ関連のことでも書いてみます。

 代表のジーコ監督の退任会見が行われました。新聞などで内容をご存じの方も多いでしょうが、「体格」という言葉が問題となっています。「何をいまさら言っているんだ」と。「体の大きな選手にぶつかり合いでは勝てるわけがないから、それを敏捷性や戦術で補うのが日本の目指していたサッカーではないのか」。こういう論調だと思います。が、私が気になるのはこの「体格」という言葉の使い方です。

 まず日本語の「体格」という言葉の辞書的な定義。

たい‐かく【体格】
骨組み・肉づき・太りぐあいなどから見た身体の形。からだつき。「―がいい」(『大辞泉』)

見た目、ですね要するに。我々が体格という言葉を聞いて連想するのもやはり身長・体重などでしょうか。
 次にJ's GOALの会見全文から関係部分を引用。

またワールドカップでは、体格差を強く感じた。上背の問題は仕方ない面もあるが、90分耐えうるベースの問題、たとえば上半身・下半身の強さなどをどんどん鍛えていけば、自分たちの持っている力を発揮できると思う。この体格差の問題は、個々の選手の責任ではない。彼らは、もっと若いうちに技術だけでなくフィジカルの面でも鍛えるという環境になかった。ただ彼らが資質を持ちながら、もっとコンスタントに力を発揮するためには体格も必要な要素だったと思う。

この引用部分、テレビの映像でも見ました。ポルトガル語は全く分からないのですが、「体格差」という部分、それと「もっと若いうちに…」の部分ではいずれも「フィジカ」という音の言葉を使っていたように聞こえました。この単語の訳が「体格」で良いのか、もっと厳密にいえばポルトガル語のこの単語が指す内容と日本語の「体格」という単語の指す内容が100%一致するのか、という問題を考えてみなければならないと思います(ココ、ポルトガル語の知識が全くないので、誰かウリセスに聞いてくれないかなぁw)。

 ジーコの言葉を見ると、「上背の問題は仕方ない面もある」と言っており、身長などの先天的な要素、もともと勝てるわけがない部分は「フィジカ」には含まれていないのではないでしょうか。で、その次の部分を読むと、どうやら「当たり負けしない強さ」のようなものを指していると思います。
 ここでオーストラリア戦に関する部分を引用。

オーストラリア戦の後で、宮本と話したときに『いつもと違う部分の疲れがある』と言っていた。つまり、大きな選手に体を当て、バランスを崩させるために何度もジャンプを繰り返すことで、通常ではない疲れを感じたということだ。

 ちょっとサッカーをやったことのある人なら分かると思いますが、当たりの強さは体重には断じて比例しません。自分と同じくらいの身長・体重なのにぶつかり合いで勝てない相手は、私の周りにもたくさんいます。彼らは多くが小さい頃からの経験者で、私に比べればサッカーにおけるぶつかり合いに必要な筋肉の付き方をしているとともに、ぶつけ方のコツを知っているということでしょう。厳しい言い方になりますが、宮本には世界レベルで耐えられる筋肉・コツがなかったから「違う部分の疲れ」を感じた。ジーコはこのぶつけ方のコツや筋肉の付き方のことを言っているのではないでしょうか。見た目ではなくて、筋肉及び当たり方の問題だとすれば、これは鍛えて何とかなる部分です。

 外国語を解釈することには「訳語が与えられていても微妙なニュアンスは異なる場合が多い」という困難が常につきまといます。最初の引用部分でも、私には同じ単語を使っているように聞こえた部分に「体格」「フィジカル」という二つの語が出ていますし。この記事(スポニチ)も体格を勝手に「身長」と言い換えた挙げ句、「解決できない」とか言っちゃっています。

 そして日本への警鐘として問題点を並べ始めた。ただし内容は分かり切ったものばかりだった。まずはオーストラリア戦で露呈した身長差だ。
 ジーコ監督「(相手が)上背があるのは当然分かっていた。そのために不必要なファウルをしないことを言ってきた。残念ながら体格差で踏みつぶすサッカーはこれからも続く。体格差を克服することが必要だ」
 (中略)体格差という、恐らく解決できない懸案事項を残したまま指揮官は去っていく。

 「体格差を克服する」とは、上背に上背で対抗するという意味ではないでしょう。そういうどうしようもないところを与件だからと諦めるのではなく、体の当て方や体幹の強さを養うことなどで克服する必要がありますよ、と言ってるんじゃないでしょうか。高さではなく平面の話になってしまいますが、今野泰幸はそんなに恵まれた体してませんよね?でも1対1でのボールの取り方はメチャクチャ上手いですよね。それはやはりジーコが言っているような「体格差を克服する」工夫をしているからだと思いますよ。高さの話もしましょうか?ファビオ・カンナバーロ(イタリア)、身長175㎝・体重72㎏。彼強いですよ、空中戦。

 私も含めて、「フィジカル」とか「当たりの強さ」とかいった言葉を安易に使いすぎて、ハナから日本人にはそれらが欠けていると決めつけていたのかも知れません。でも最低限の強さ(ジーコが「90分耐えうるベースの問題」と言っている部分)は必要なのではないでしょうか。気持ちの問題も含めて、育成に携わる人にもそうした危機感を懐く人がいます。もしそうした最後のメッセージまでもが正確に伝わらないとしたら、本当に何も残らない4年間になってしまう。


【追記】
エントリーアップ後、最後に引用した"funSoccerコーチングナビ"に行ってみたらこういうエントリーが。引用したエントリーの続編のようなものですので、リンクを貼っておきます。

posted by tottomi |19:41 | サッカー全般 | コメント(2) | トラックバック(1)

2006年06月26日

寝不足、ピークに

 トップページ見られないの、私だけじゃないですよね?

 昨日は思いのほか早く仕事が終わったので、「これなら前半30分ぐらいから見られそうだ」と思い、宮の沢へ。快晴、快勝、「上里」とまぁ最高の試合でした。で、結構日に当たって消耗していたのか、やや体が重いな、と思いつつ今週は夜だったフットサルの練習へ。
 序盤は声もよく出て快調に飛ばしていたものの、疲労が来るのが早い。で、2時間ぐらい経ったころ右足ふくらはぎがつってしまいました。「何でだろう」と思っていたら同じようにつるヤツが続出。いつもより1時間長い練習だったとはいえ多すぎる。で、原因を考えてみたら…

みんな、ワールドカップの観すぎで寝不足じゃね?

皆さん、寝不足で4時間もサッカーをやってはいけません、札幌の選手も。つったら伸ばせ!

posted by tottomi |23:47 | フットサル | コメント(3) | トラックバック(1)

2006年06月24日

第24節・札幌4-0東京V

 結果は上々。今日の厚別の空同様、チームの視界は良好!以下、雑感。
【ゲームの入り方と締め方】
 地上波で平川さんが言っていましたが、立ち上がりもう少し積極的に言っても良かったのかなと思います。今日は早めにセットプレーで先制できましたが、ちょっと気になりました。曽田にいつもの癖が出たのもこの時間帯ですね。また、前半の終わらせ方、ゲームの締め方も、これから改善していくべき点だと思います。試合終了間際、鈴木が大きなサイドチェンジをミス→今度は縦へのパスミス、と二つ続けてボールを失っていました。最初のは柳下も手を叩いて褒めていたようですから、むしろ視野の広さを褒めてあげるべきなのかも知れませんが、二つ目は同じように右サイドで余っているのに無理に縦に入れようとした。ちょっといただけません。これから夏場にかけてゲーム終盤になると体力的にきつくなることが予想されるので、決めるべきところで決めておいた方が闘い方は楽になるかと思います。
 驚きのセットプレー三連続得点!(前節から)流れからの得点もあり、攻めは万全という感じです。
【選手個人の評価】

  • 西嶋。西谷の後ろ、左サイドのスペースを効果的に消していました。本人は後半のプレーに不満を述べていますが、相手が3トップになっていたので仕方ないと思います。影のMOM。
  • 中山。常にボールに競って、前から追ってくれて、チームとしてはかなり助けられているのではないでしょうか。点、早く取って欲しいですね。
  • 加賀。積極的な攻撃参加、ねばり強い守備。持ち味を十分に発揮したと思います。得点は見事。
  • 西谷。前半ロスタイムのトラップ、ごちそうさまでした。私一人だけ興奮してました。恥ずかしかった。
  • 審判。不安定でした。ただ、札幌・東京V両方に大きく振れたのがせめてもの救い。時計動かすの忘れてFKやり直しって何だよ。後でコソッと動かしとけばいいじゃん(怒

 前半、2点目が入って東京Vがガクッと来たときに3点目を取れなかったこと、DJブースが入場前の曲で失敗したことなど、細かい注文は色々ありますが、やはり「上々」と言って良いのではないでしょうか。思い出されるのが昨年の第2クールです。あの時は内容は悪かったのになぜか勝っちゃっていた。今年は、相手がいろいろ問題を抱えていたりラッキーだったりで勝てているものの、内容もなかなか良い。昨年とはちょっと違います。だから、もちろん勝ち続けるのが最高ですが、たとえ負けたとしても良い内容の試合を続けることも大事だと思います。


 最後に、こういう素晴らしい試合の日に、こういう素晴らしいものを手に入れることが出来て、USには本当に感謝感謝です。それと後半の「バックパスに拍手」は痛快でした。

posted by tottomi |20:04 | コンサドーレ | コメント(2) | トラックバック(0)

2006年06月23日

長所を発揮することが求められるあの男

 明日は第24節・東京V戦。3連勝と結果だけは文句のない状態で上位との対決三戦目を迎えます。前節は勝ちを拾ったに過ぎないので、明日は内容も伴った勝ちを期待。そこで今節の注目ジョカトーレは、

「業師」#29・西谷正也

です。砂川とともに好調の攻撃陣を引っ張る彼。守備・運動量で勝負できるわけではないので、そこらへんは最低限のことだけやって、自分のストロングポイント、攻撃でチームに貢献して欲しい。見せろお前の綺羅パス~♪


 札幌の6億分の1しか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:湘南)

  • 仙台-山形:ダービー!激闘必至!立て直した仙台有利か。
  • 草津-鳥栖:集中を切らさずチャンスを待てるか>鳥栖
  • 柏-水戸:サポとの一体感を見せる柏。あっ、でも柏の葉か…
  • 徳島-愛媛:こちらもダービー!愛媛の守備をかいくぐりつなげるか>徳島
  • 神戸-横浜FC:前節は不運な負けを喫したが、あれで崩れてちゃ先行き不安>横浜FC


 今回も日程は厳しいが、アウェイのチームに走り負けるような恥ずかしいマネだけはするな。We are SAPPORO!

posted by tottomi |23:04 | コンサドーレ | コメント(4) | トラックバック(0)

2006年06月21日

拾えたということは…

 思いの外良い試合になりそうだ。ああ!始まってしまう後半>ポルトガル-メキシコ

 内容は良くなかったようですが、勝ち点を拾えたということはついているとともに、精神的にも良い影響を与えそうです。

次の相手の東京V、状態が良くないようです。大野もケガしたみたいだし。しかしもう負けられない状況で、必死に来ることが予想されます。慢心することなく、この流れを逃すことなく次節も勝ち点3を。


【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
  • 注目ジョカトーレ・#21金子:バツカトーレ[◯]
  • 今節のマルカトーレ:#8砂川(4)・#4曽田(1)

posted by tottomi |23:59 | コンサドーレ | コメント(2) | トラックバック(1)

2006年06月20日

小さな体に大きな意思を宿すあの男

 まずは良い知らせ。サテライトv.s.仙台戦かぁ。チーム状態も上向き、ホームでの試合。タイミングとしてはこれ以上ないくらいイイですね、オレが野暮用で出場停止という点を除いては。


 さて、水曜日は横浜FC戦。連日熱戦が繰り広げられるワールドカップに、やはり選手も影響を受けている様子。選手の6億倍世間の影響を受けやすいミーハーブログ管理人としては、「運動量とミドルシュート」がカギを握る今大会に影響を受けずにはいられません。献身的な働きで中盤を支え、時折見せるミドルシュートでゴールを狙う選手……、居た!今節の注目ジョカトーレはこの男、

「小さな戦士」#21・金子勇樹

です。昨年終盤、地味ながらも鈴木と共に中盤で走りまくっていた彼。ようやくチャンスを掴んだ今、周囲を納得させる結果が、そう、ゴールが欲しい。しかも会場はユース時代から馴染みの横浜。見せろお前の魂~♪


 15節以来、管理人の余裕のなさからしばらくお休みだった、だけどやっぱり札幌の6億分の1しか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:徳島)

  • 山形-鳥栖:撃ち合いの予感。FWどうする?>山形
  • 水戸-草津:守り合いの予感。1点勝負か。
  • 東京V-神戸:上位に食らいつきたい両チーム。休養十分の東京Vが優位か?
  • 湘南-柏:監督交代で流れを変えたい湘南相手に試合巧者ぶりを見せるか?>柏
  • 愛媛-仙台:出場停止明け2名が戻る。勝ち点を稼いでおきたい>仙台


 仙台戦に続き相手主力が出場停止という幸運に恵まれた札幌。運が回ってきたのは自分たちが努力していたから。でも努力を続けないと運はまた逃げていく。貪欲に勝ちを狙え!We are SAPPORO!

posted by tottomi |18:27 | コンサドーレ | コメント(2) | トラックバック(1)

2006年06月18日

第22節で最も美しかったもの

 これ。

 他サポながら心を打つ美しい旗、旗、旗…。幸せだよな選手は。

posted by tottomi |19:09 | サッカー全般 | コメント(3) | トラックバック(0)

2006年06月17日

久しぶりの無失点

 フッキの2ゴールを最後まで守りきり、連勝しました。試合全体は見ていませんが、得点の時間帯がよいと思います。15分・フッキ、77分・フッキ。2点目は前がかりになっている相手に対してカウンター一閃!な得点。先制すればこういう試合がきちんと出来るようになった。チーム状態が上向いている証拠だと思います。
 無失点でしのいだ。これが一番大きいのではないでしょうか。最後の無失点試合は10節・徳島戦(0-0)以来。連勝は7~9節以来。アウェーでの勝ちは8節・神戸戦(2-1)以来。どれも4月ってところが泣けてきます。何やったんや5月。

 ただ相手の攻撃陣は飛車落ち、DF急造ラインと、本来の仙台でなかったのも事実。次節の相手は横浜FC。鄭容臺が警告累積で出場停止ですが、真価を問われる試合になると思います。厳しい日程・手強い相手、ここを乗り切れば(引き分け上等!)少し安心して見ていられるのではないでしょうか。次で本当の力が試されます。


【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
  • 注目ジョカトーレ・#8砂川:バツカトーレ[▽82]
  • 今節のマルカトーレ:#10フッキ(7)・#10フッキ(8)

posted by tottomi |18:14 | コンサドーレ | コメント(5) | トラックバック(1)

2006年06月15日

前線を刺激することが求められるあの男

 大雨を降らせるとかいう意味ではありませんから>前線を刺激

 さて、土曜日は仙台戦。相手はCB二人にロペスをケガ・出場停止で欠く苦しい布陣。リスクを押さえて慎重な試合運び…でくるはずがない。そんな単純な監督じゃないでしょう、あの「親方」は。前節休みということもあり、開始から一気に主導権を握りに来るはず。こちらも受けて立ってはいけない。最初から闘え!というわけで攻撃的に行ってほしい明後日の注目ジョカトーレはそうあの男、

「攻撃のコンダクター」#8・砂川誠

です。ここのところ抜群のキレを見せる砂川。ボランチからボールを引き出し、サイドを助け、FWを追い越しゴール前のシーンを演出する、間違いなく札幌の攻撃の核となっている。明後日は雨が予想されるので、確かな技術を持つオマエに見せ場は必ず来る!見せろお前の飛び出し~♪

 前節ようやくの勝ちを収め、ここから続く上位との対戦に弾みを付けた。明後日もチャレンジャーのつもりで泥臭く行け。ブラジル人を押さえればたいしたことないチームだということを早く気付かせてやれ、あいつ等勘違いしてるから。We are SAPPORO!

posted by tottomi |23:20 | コンサドーレ | コメント(4) | トラックバック(0)

2006年06月13日

ワールドカップ中継の解説/試合結果よりも代表を小馬鹿にしたようなエントリーを残念に思う気持ちをぶちまけてみる

 札幌情報から。GKをレンタルで獲得したようです。すぐに出番の回ってくるポジションではありませんが、林・高原を刺激してお互いを高めあって欲しいと思います。


 今回のNHKの中継では、J1の監督の何人かが解説をしています。横浜M・岡田、川崎F・関塚、山本昌邦は本来ジュビロの監督として行くはずだったのでしょう。当たり前のことですが我々以上に指導者にとっても刺激を受けるところがあるでしょう。これを活かして日本のサッカーのレベル向上に役立てていただきたい。
 その意味で、強豪が順当な結果を残している今大会は決勝トーナメントでもハイレベルな戦いが予想され、魅力的な大会になりそうな予感がします。格好の教材と言えるのではないでしょうか。


 日本の初戦は残念な結果に終わりました。レビューなどは別荘でアップしています。
 始まる前は「感情移入できない」ことに戸惑いを感じていた私ですが、やはり大会が始まるとしっかりテンションが上がってきました。それだけに昨夜の試合は悔しいの一言です。しかし結果以上に、代表を小馬鹿にしたようなエントリーを目にすると、何というか、寂しさを禁じ得ません。
 私はまずサッカーそのものを見ることから始めて、やがて札幌のサポーターになったクチです。ですからまず札幌のファンになり、それから他チーム・代表のサッカーを見るようになった方々とは感覚が違うのかも知れません。それを承知で敢えて書きますが、自分たちの代表を貶して、腐して、愚弄してそんなに面白いのでしょうか。少なくとも大会が始まった今、「どーせジーコじゃダメだから」という空気を蔓延させることに何の意味があるのでしょう?

 どのような人間が監督をしているとか、どのような過程を経てチームが形成されてきたかとか、そういうことについて私が不満を持っていないわけではありません。しかし、好むと好まざるとに関わらず彼らは「日本サッカーの代表」であることは事実です。我々もそれに連なっていると信じていますし、その感覚があるからこその「徳島戦後の『ニッポン』コール」だと思ったので、あれは正直ものすごく嬉しかった。まあしなかった人もいたんでしょうが。
 「代表にのめり込めないのは札幌愛が強いから」という言い方も、かつては私もしていましたが、やはり違う気がします。「ただ札幌にのめり込んでいる自分を確認して満足したいだけ」でしたね、少なくとも私は。

 競技としてのサッカーが盛り上がるためには代表の活躍が不可欠です。だからこそ厳しい目で見るのは分かります。でも、札幌に対してはあきらめないスタンスを持ち続けることができる一方で、代表には大会が始まっているにもかかわらずのこの醒めっぷり。悲しいね。

posted by tottomi |21:44 | サッカー全般 | コメント(2) | トラックバック(0)

2006年06月12日

別荘(別ブログ)でW杯レビュー

 はてなにある別荘でワールドカップについて書くとやはりアクセスが増えるみたいなので、ワールドカップについては別荘で書くことにします。といっても普段はヨーロッパのリーグを見られないので予備知識がない上に、札幌の試合ほど真剣に見ているわけではないので、しょせん寸評程度ですが。でも何かの弾みでこっち(オフィシャルブログ)にも来てくれればクラブの収入アップ!というわけでしばらくあっちに力を入れて客引き(笑)してきます。

posted by tottomi |00:46 | その他 | コメント(2) | トラックバック(1)

2006年06月10日

第21節・札幌4-2徳島

 2006J2第21節・"西谷ビールサンクスマッチ"、チームはようやくの勝利を収めました。以下、雑感。

【やっと来た運】
 イヤイヤ、ラッキーでした。前半のO・G、後半にはFKの壁のハンド、PK失敗をやり直しさせてくれたうえにウチの微妙なプレーは流してくれるという審判のナイスアシストで勝つことが出来ました。今まで全くもってツキがありませんでしたが、これでイーブンなんじゃないですか?ただこんなこといつまでも続くわけはないので、次は一層気を引き締めてもらいたいものです。

 ただ、間違いなく言えることはこの運は自分たちで引き寄せたということ。O・Gだって立ち上がりから押していたから、フッキが思い切りの良い突破を見せたから生まれたもの。FKとった時間帯もかなりボールを支配しており、あのまま続けていれば早晩同点ゴールは生まれていたように思います。やるべきことをしっかりやっていたからこそ、のラッキーですね。
 やるべきことと言えば、今日は特に守備面でアグレッシブさが目立ちました。石井があんだけスライディングするのを今まで見たことがあっただろうかイヤない。前半からイーブンのボールに激しく競っていって足を痛める選手が続出するチームを今年は見たことがあっただろうかイヤない。ボールを奪わずして支配率を高めることが出来るだろうかイヤ出来ない。ここのところの大切さがよく分かりました。そしてそれが出来たことは選手に良いイメージを与えるでしょう。

【「せっかく勝ったんだから言うのはよせばいいのに」な課題】
 前半、追いつかれてから逆転されるまでは、ここのところいわれ続けている「DFラインが下がる→ボランチも一緒に下がりラインに近づきすぎる→プレッシャーが掛からなくなる」パターンに陥り、結局前半終了まで改善されず。ただ、ここで良かったのは選手がコミュニケーションを図って修正を試みていたこと。曽田・大塚・金子・西谷らが身振りを交えて、バランスを取り戻そうと必死になって話し合っていました。
 もう一つ問題なのは押し込まれている時の前線ですね。特にフッキ。歩いていないで前から追って、動いてボールを引き出し、キープしてやれ。苦しい時こそ。何度も決定機を外したのもいただけない。リラ~ックス。

【個人の評価】

  • 金子。良く走っていました。苦しい前半こそ良い守備をしていたように私には見えました。
  • 千葉。別人かと思う程の球際の強さ。これが本来の姿だよな?ただフィード、もう少し正確にな。
  • 砂川。良い働きしてるわ。今のところチーム状態のバロメーターにさせてもらっています。この人が何度もフッキを追い越して出て行けている時は良い、ボランチのラインに下がってくる時は悪い。
  • 西谷。何という美しいゴール!ごちそうさまでした。球離れの早さ、出すタイミング。今日は王様でした。


 ようやくスタートラインに立った感じです。ボールに厳しく行く、労を惜しまず走るってのは必要条件であって、十分条件ではない。試合終了後に喜びをあらわにすることのなかった彼らは分かっているはず。「たかが一勝」。やっとベースが出来ただけ。もう崩すなよ。


【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
  • 注目ジョカトーレ・#4曽田:バツカトーレ[◯]
  • 今節のマルカトーレ:#10フッキ(6)・#29西谷ビール(5)・#9石井(3)

posted by tottomi |19:27 | コンサドーレ | コメント(3) | トラックバック(0)

2006年06月09日

落ち着きが求められるあの男

 気になっていた点、ボランチのポジションとプレッシャーの掛けどころについて。

今日のスポニチ「札幌、11戦ぶり勝利へ連係強化」

当然のことながらチームでも問題になっていたようです。ボランチ自身もさることながらDFラインが高い位置を保ってあげることも大事です。ボランチが前で守備できないことには話にならない。明日は思い切りの良いディフェンスを心掛けて欲しい。
 出場停止などでDF・MFの構成が大きく変わることが予想されますが、お互い声を掛け合って、誰かが苦しい時はみんなでサポートすることが大切。前節ついに「イヤな言葉」が聞こえてきた選手間の関係を、これ以上悪化させないで欲しい。もしそうなったら…
 これはサポーターにも言えることだと思います。「勝つのを見たいだけ」な人には辛い状況で、選手に文句を言いたくなるのは分かります。しかし試合中にそれをやってもムダ。応援している仲間を苛立たせて勝ちゲームの雰囲気が出来るわけがない。何が優先されるべきなのか考えて欲しい。もう百歩譲って「見たいだけ」でもイイから、95分間ヤジるのはやめて。第一、選手に聞こえているわけないし。声を出す人、見つめる人、みんなが試合に集中しましょう。

 注目ジョカトーレ。

#4・曽田雄志

周りが何と言おうと、そこはオマエがやるしかない。今は自分のことで精一杯かも知れないが、周りも見て、声な。頼む。We are SAPPORO!

posted by tottomi |22:48 | コンサドーレ | コメント(2) | トラックバック(0)

2006年06月08日

どっちが先か

 こっちが重かったので別荘に書いていたのですが、転載します。

 引き分けました。しかも内容最悪だったみたいです。

 山形戦で相当消耗していたので正直内容は悪いだろうなとは思っていましたが、シュートを打たないFW、相手にボールを献上するDF、勝負しないサイド、つなげない中盤と、どこをとっても悪い要素ばかり。「勝てなくてもそこそこの内容の試合をしていた」という救いまでもがなくなってしまいました。

 それにしてもミッドウィークのアウェーでこれだけ弱いというのは考え物です。最初から「コンディションが悪い」ことを言い訳にしようとしているんじゃないかと思ってしまうほど、「走れなかった」のオンパレード。陳腐な物言いになりますが、代表がマルタ相手にクソゲームをやらかしたのはケガへの恐れや気の弛みから運動量と激しさを欠いたから。同じことをやるな、というのが一昨日のエントリーの心だったのですが、まあ見事に裏切ってくれました。確かに結果も必要ですが、労力を惜しまず走ること・厳しい守備でボールをものにすること、この二つの方が優先順位が上です。
 今日の内容で勝っていたらそれはそれで大問題でした。「走らないで勝ち」より「走らないで引き分け」という今日の結果の方がマシですが、どうせなら「ぶっ倒れるまで走って負け」てこいよ。「勝つ気がないんじゃないのか?」「○○ダメ!」「監督クビ」…。不愉快な物言いだが、これじゃ何を言われても反論できないじゃないか。

 誰が悪いというより「自分が悪い」と思って欲しい、選手には。戦犯探しは我々無責任なサポに任せて、選手は一人一人がチームのためにプレーするしかない。「良いサッカーをしている」などという自尊心はもう要らない。必要なのは勝ちだけ。狂ったように走れ!

 次節は加賀・鈴木が出場停止(警告累積)、千葉が捻挫と苦しい状況が続きます。それ以外にも外されておかしくないプレーをしていた選手がいたようです。情けない。が、それに取って代わる選手の名前がすぐ出てこないことも嘆かわしい。出番が来る選手はこの悲観的な見方を見事に裏切って欲しい。

posted by tottomi |00:00 | コンサドーレ | コメント(0) | トラックバック(0)