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1978年生まれ。 コンサドーレ創立年度から応援を始め、1998年よりアウェイコールリーダーとなる。2003年春に札幌へUターン。 またコラムサイト「コンサイズム」では2001年末~2003年末までコラムを掲載。このブログではそのアーカイブと、当時を振り返るアフタートークをお送りします(予定)。
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2008年04月21日
clasics #42です。札幌に帰ってきて思ったこと雑感、てな感じ。
リーグの開幕から約3ヶ月弱、よくもまあいろいろなことがあったものだと反芻する。 開幕でのまさかの敗戦から守備は崩壊攻撃は決定力不足を露呈、ジョアン・カルロスの外科手術(荒療治とも言う)で守備陣は安定してきたものの怪我による戦線離脱は重症軽症後を絶たず、頼みの綱の外国人はベットがいきなりブラジルに里帰り、とどめにご存知の通りウィルのアクシデント。これだけ短い期間でこれだけマイナス要因がぞろぞろと出てくるのは未だかつて無いんじゃないだろうかと思うくらい。それでも5月はどうにかこうにか無敗で乗り切っている。残念ながらそれも6月の早々に途切れてしまったけれども。 今年はJ2のリーグ戦以外にもいろいろなことが春の訪れとともに新しくスタートを切っていて、こっちは喜ばしくもプラス要因。ひとつは北海道U-18プリンスリーグ。道内で選ばれた8チームがリーグ戦を戦いながら、北海道の高校生世代のサッカーシーンの底上げを図るために発足された。そしてこのリーグに参戦しているひとつがコンサドーレ札幌ユース。2節を終了して、1勝1分けとまずまずのスタートを切っている。この時期に北海道の学校のサッカー部、あるいはクラブチームが集まってひとつの大きな試合を行うということは今までになかったはずで、どのチームも試合運びがうまくいかなかったり、連携が取れないことが多かったりする。戦術自体も守備から入るチームが多く、まだまだこれから、という感じがする。これが夏になり、初秋になり、クラブユース選手権や冬の高校選手権をだんだんと視界に大きく捕らえていくにつれて、どのチームもそれぞれのチームの色が出た成熟したプレーを見せてくれるだろう、と勝手に期待して思っている。 そしてもうひとつ新しく始まったのがサテライトリーグ。宮の沢でのホームの開幕戦には2300人を超えるファンが詰めかけ、そして東京V戦ではリーグ初勝利をものにした。宮の沢の雰囲気は厚別やドームでのトップリーグとはまた違うもので、あまり肩肘張らずに楽しもうという感じである。そんな雰囲気の中である選手はトップでの出場を狙いアピールし、ある選手はルーキーとしてプロの世界の当たりの強さや手ごわさを次第に身に付けより逞しくなろうとし、またある選手は怪我からの回復を確かめ、試合勘を取り戻しつつある。そしてサテライトリーグの参加の意義のひとつとして「若手育成」を掲げるこのチームにおいて、ユースからも将来を担うであろう幾人もの選手がすでにそのピッチに立っている。そんな光景を、多くのファンがスタンドで温かく見守り、声援を送っている。いいプレーには拍手を、悪いプレーには「次だ、次!」と励ます声が挙がる。それは厚別やドームとはまた違う、ある意味殺伐とした「戦い」よりも、未来の萌芽を育てていこうとする「成長」を楽しみにして見守っていこうという雰囲気。そして宮の沢はピッチが近く、「生」のサッカーを見ているんだなあ、という気がいつもよりする。こういう気持ちでサッカーを見るのも、普段のしのぎを削って削って削りまくるようなリーグ戦とは別の楽しさがある。トップと比べてサテライトは数試合しかないが、こういう雰囲気をこれからも楽しめるということはとても嬉しいことだ。 こうして今年のフットボールシーンは、僕の周りだけでも今までに無いくらいの変化を見せようとしている。いろんなことが始まって、広がって、それらが全てつながりながら新たなひとつのシーンを作り上げようとしている感覚を覚える。プリンスリーグやサテライトはそんなシーンのひとつだ。そして、そんなシーンがありとあらゆるところで始まり、それらがどこかでちょっとずつつながり形作って、日常に次第に溶け込んでいくもの、それがこのコラムのタイトルの一部でもあり、僕が言いたい「FOOTBALL」と「LIFE」っていうやつだと思っている。フットボールだけじゃなくてもひとりひとりのシーンがどこかでつながり、また別のシーンを作り出し、それが緩やかな連鎖とともに変わり続けていく。嫌な事だってあるけれど、全てが嫌なことばかりではないし、ある変化が起こって、それが僕達のシーンに、そして僕自身にどう作用して僕の内面や外見がどう変化していくのか、それを考えると心配事は多いけれどもそれほど悪い気もしない。「ライク・ア・ローリングストーン」、もしくは「生々流転」ってところか。 僕自身にも大きな変化があった。一言で言えば、アウェイからホームへ。変化を楽しむということを本当の意味で出来なかったのであろう僕はここに戻って一休みして、再出発をするつもりでいる。さながら渡り鳥のような気分。そうして僕にかかわるいろんな変化を感じて、それを楽しんでいける存在になりたいと、そう思っている。そうしてあの宮の沢の雰囲気のように肩肘張りすぎずに緩やかに穏やかに、しばらくは過ごしてみようかと思う。来るべき新たな変化をもっと楽しめるように。そうして僕は新たな「シーン」に触れたくて、またスタジアムへ足を向けたい、と思うのだ。
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