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2010年12月02日

龍の一文(気高き年老いた犬)

 


「今日は久しぶりの昼間の現場、

場所は、横須賀線東逗子で撤去作業

重い撤去品を車に乗せようと民家の前を通ると

のそっと起きた犬が一匹

かなり年老いていて、

右後ろ脚には瘤ができていてよろよろの状態

それでも普段見ない人間だったのか、

主人に危険を知らせようと吠えています。

昔から番犬であったろう年老いた体に鞭を打ちながら、

その役目を果たしております。

しばらくしてその犬の主人が出てきました。

「申し訳ありません」と主人に謝ると、

にこやかな顔で「いいんですよ」といい

そのあと年老いた犬になでながら、「いいんだよこの人たちは」と

諭すと犬は吠えるのをやめたものの

自分たちが現場が終わり立ち去るときまで、

我々を見張るようにたっていたのでした。

その姿には年老いても気高き心を持つ犬であり

その生命が終わるまでその役目を果たそうとする決意を感じました。」



また明日。

posted by 龍 士文 |17:31 | 一文 | コメント(0) | トラックバック(0)