2006年06月26日
かゑる
昨日はブログがつながらない。 つながって書いていたら、プレビューに繋げたら・・・ 見事にアポーン すでに書き直せません。メモ帳に書いておけばいいんだろうけど、めんどい。 そこで違う話に行きます。 夕刊に落語協会の新会長に鈴々舎馬風師匠が就任したとの記事が載っていました。 オラの世代は「かゑる」です。師匠は私より年上なのだから呼び捨てはいけないのだけど、あえて親近感を持って「かゑる」と呼び捨てます。 人間国宝の小さん師匠の弟子です。 存命中の師匠をこき下ろす「まくら」のネタにしていました。 これも芸人の愛嬌ですし、人間国宝の人柄を知らしめることにもなっていました。 新作も話しますが、古典もよくこなす噺家です。 年齢を聞いて、そんな年回りになっていたのかと感慨を感じるのは、私も年をとった証拠です。 前会長の円歌さんも隠居と言うのも早い年だと思います。 この業界、結構長生き出来る商売です。 ただこの頃はガンなんぞという病で早死にする人が多くなったのは悲しいですけど。 出来るだけ長生きして、いろいろな噺を高座にかけてほしいものです。 噺家という業界は同じ噺を何度でもしゃべる商売なんですが、長きにわたって聞き続けると実にその時代や年齢に応じて噺がこなれてきて、同じ噺なのに聞き飽きない。これに尽きます。 しゃべりが突っかかりそうなことになってきたのに、逆に引き込まれることになってしまうものです。 営業の方には是非とも落語をお聞きなさい。 立て板に水のように話すこともありですけど、突っかかり突っかかりして話すほうが聞く方に逆にインパクトを与えることもあるのです。 室蘭に道楽長屋というサークルがありますが、会長さんは確か弁護士さんです。 この方がおっしゃるのは落語は相手(お客だったり、判事さんだったり)に話す時に大変役立つと言っていました。 話すテクニックが養なわれるそうです。 かゑるさんの話から飛んじゃいました。 本人の話よりも落語を聴きましょう。これが一番「かゑる」さんを理解することになると思います。
posted by 去舟庵海人 |22:45 | 落語 | コメント(0) | トラックバック(0)
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