2012年02月20日
今季のJ1チームを分析してみる⑥。
さてこのシリーズも最後ですね。広島と鳥栖を分析しましょうか。 ・広島(昨季J1・7位) 監督交替と李忠成の移籍がどう影響するか?でしょう。 前任のミハイロビッチ監督は佐藤寿人を1トップでも機能する 戦術を長年掛けて作り出したけど、森保監督はどうか?でしょう。 東京Vから復帰の平繁と大宮から移籍の石原がFWの新戦力だが、 李の同じような得点力を出せるかどうかが鍵でしょう。 DFでは昨年新潟で主力だった千葉が森保さんとともに移籍。 これは戦力になるだろうし、他に大きな戦力変動はない。 "寿人の相棒"がチームの浮沈の鍵になるでしょう。 ・鳥栖(昨季J2・2位) チームとしてはじめて挑むJ1の舞台ですが、 主力に異動がなかったのが大きいですね。 特に多くのチームが触手を伸ばした豊田を 完全移籍で獲得出来たのは本当に大きいです。 補強に関してもまずまずの人材を獲得出来たと思います。 このチームに関しては今季のコンサと同様で、 誰を獲得した云々ではなく、昨年と同じ戦いが出来るかが重要です。 それを前提にプラスアルファがなければ1年でJ2へ・・・、 なんてことになるでしょう(これはコンサも同じ)。 コンサもそうですが、北と南から旋風を巻き起こしたいところです。 ・総括 本命→名古屋 対抗→G大阪 ダークホース→柏、FC東京、横浜FM 穴→神戸、C大阪 と見てます。 ・J2 これはザックリと。 移籍金制度の変更により移籍が活発化した昨今、 昨オフのコンサがそうだったように今オフも 多くのJ2所属の選手がJ1へ移籍しました。 それによってチームが劇的に変わる可能性が高いので、 J2の予想は本当に難しいかな、と思います。 そんな中で今季有力なのは天皇杯準優勝の京都でしょう。 昨季約半分の第20節で20チーム中18位の状態から 最終的に7位まで上がったチーム力は天皇杯でも実証されました。 森下(→川崎)が抜けたCBだけが心配の材料でしょうか。 徳島で精神的支柱の役割だった倉貫(前徳島)も復帰し、 森下の穴さえ埋めれればJ1に最も近いチームでしょう。 昨季あと一歩で昇格を逃した徳島も有力でしょう。 補強的には戦力になりそうな選手は多く補強しています。 しかし佐藤(→G大阪)、柿谷(→C大阪復帰)、倉貫(→京都)と 昨季チームの中心を担った選手の移籍した穴は大きいものの、 他チームも多くの選手が移籍している点が徳島に有利になると見ます。 それに大分と山形でJ1昇格の経験がある小林監督の存在も大きい。 現状は他チームより一歩有利かな、と見ます。 続くのは千葉と東京Vでしょうか。 千葉は"オーロイ頼みのサッカー"から"オーロイを活かすサッカー"への 転換が出来れば、荒田(前磐田)・田中(前福岡)・藤田(前横浜FC)と J2で実績のあるFWや深井も健在なので、攻撃力はかなり脅威。 東京Vは河野(→FC東京)の移籍は大きいものの、 攻撃力は昨季とそれほど変わらない様に感じます。 千葉と東京Vの課題は守備。ここを整備出来れば有力です。 甲府・福岡・山形の降格組は微妙か。 3チームとも監督も替わり主力も移籍しているケースが目立つので、 激変する可能性もあるけど、正直読めません・・・。 台風の目になりそうなのは、水戸。 理由は・・・何となくそんな感じがします(何てアバウト!)。 ただJ1経験者の市川(元清水・甲府)を獲得し、 吉原と鈴木も健在。チームにいい影響は出そうに感じます。 あとは昨年台風の目になった栃木&北九州。 特に栃木ではリカルド・ロボ(→柏)が移籍したものの、 戦力としては両チームとも侮れないと思います。 忘れちゃいけないのが横浜FC。 戦力的には昇格圏に来てもおかしくないチーム。 岸野監督は"背水の陣"でどんな戦いを見せるか、でしょう。 J2は毎年予想しないチームが上位に来るので、 今年はどのチームが来るのか、注目です。
posted by 剛蔵 |21:54 | コメント(1) |
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この記事に対するコメント一覧
Re:今季のJ1チームを分析してみる⑥。
戦力分析、お疲れさまでした。
J1は私も本命が名古屋、対抗がG大阪と見ます。また、名古屋は鉄板かなとも思っています。
J2は本当にわからないですね。京都がぬきんでている感じもしますが、上下の差がJ1よりは格段に少ないと思いますので昨年の北九州のように旋風を起こすチームがあらわれるかもしれません。なにせプレーオフともしかしたらJFLとの入れ替え戦があるかもしれないのでサポーターとしては終盤はなおさらハラハラとした試合になりますね。
posted by 孔明| 2012-02-20 23:30