東京でソメイヨシノ開花
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こんな年は初めて経験します。日本では誰もが知っている春の使者であろう桜の開花が、殆どニュースにならない年は。
一方では日本を訪れる外国人が激減という。国内では「海外メディアは日本全体が放射能汚染されてるが如き報道をしてけしからん」という向きもあるようだが、これは考えてみれば当たり前の事で。
じゃあこの世界でも稀有な災害が例えばアメリカやフランスで起こったとして、ニューヨークやパリの放射線数値が「直ちに健康に影響を与えるものではない」ものだったら、皆さん遠慮なく旅行に行けますか?
ということである。
万一テレビで避難を呼びかけられても言葉が分からない。まだ何が起こるか分からない時期に危険を冒して行くほうがおかしいでしょ、ということ。
公平に、冷静に見るべき。
いつ計画停電になるかも知れない中では、今年は夜桜どころではないのでしょう。原子力発電所における事態が収束しないうちは、花見に行く気すら起きなくて当然でしょう。
今年は寂しい桜になるかもしれません。
次の桜までには、季節を感じる心が帰ってくるように。
大切なものを守るために戦う、なんて大げさなこと言っても何にもできませんが、「チカラをひとつに」被災地の仲間のために。