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2008年08月31日

『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』

遠い昔、はるか銀河の彼方で・・・・・

ご存知のようにスター・ウォーズの映画は、ルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、レイア姫が活躍する旧3部作と、幼いアナキン・スカイウォーカーがフォースの暗黒面に落ちてダース・ベイダーとなるまでを描いた新3部作の6作品がある。
今回公開された『クローン・ウォーズ』は、新3部作の中の エピソード2と エピソード3の間に行われていた「クローン大戦」の中の ひとつの戦いを、3DCGで映像化した作品である。

『エピソード1・ファントム・メナス』は、幼いアナキンがジ ェダイの道に進むまでを描いた作品。アナキンの影が ダース・ベイダーとなっていたポスターで ご記憶の方も多いのではないだろうか。
『エピソード2・クローンの攻撃』は、エピソード1の10年後。若きジェダイ・アナキンの成長を 元老院議員パドメ・アミダラとの 秘められた禁断の恋と絡めて描かれた作品。
『エピソード3・シスの復讐』は、シスの暗黒卿の正体を暴こうとする闘いと、ジェダイ騎士団への失望や 妻・アミダラの妊娠などから アナキンが暗黒面に堕ちて行く過程を描いた作品。

こうして新3部作のあらすじを書いてみると、それぞれの作品の中には 多くの迫力ある戦闘シーンが出てくるのだけど、メインはそれではなく 人間の物語であることがわかる。
しかし、今回のクローン・ウォーズには それが無く、ストーリーは単純で ひねりも無い。全体にフラットで 深みが無く、戦闘シーンがメインと言っても良い作品となっており、物足りなさが 残る。既に公開されている作品の 裏話的な位置付けなので、それを覆すような目新しいエピソードが出てくるはずもなく、ジェダイが出撃する際の 決めゼリフが無いのも寂しかった。

登場人物は アナキン・スカイウォーカー、オビ・ワン・ケノービ、ヨーダ、パドメ・アミダラ、R2D2,C3PO、ドゥークー伯爵、ジャバ・ザ・ハットなどお馴染みのメンバーに加えて、ジャバ・ザ・ハットの息子や アナキンのバダワン(弟子)となるアソーカなどの 新メンバーが登場。
元々SWシリーズでは CGが多用されていたので、クローン戦士や 戦闘マシーンが闘うシーンは 驚くほど違和感が無く、なかなか迫力もある。しかし、予告編や ポスターで ご覧になった人も多いと思うけど、登場人物のルックスは いかにも人形人形していて、サンダーバードの操り人形を 思い出してしまったほど。それでも 似ているならまだしも、あれがアナキン? オビ・ワン? パドメ? というレベルでは とても納得できない。

コアなSWファンにとっては なかなか面白い仕掛けもあるのだけど、かなり細かい部分なので 普通のファンには あまり意味は無いだろうな。
SWファンなら そこそこ面白く観られると思うけど、そうでなければ あまり面白くない作品だと思います。

posted by aozora |02:00 | 映画 | コメント(5) | トラックバック(0)