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2007年11月14日

『かもめ食堂』  群 ようこ

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ご存知 映画 『かもめ食堂』 の原作で 映画のための書き下ろしです 
片桐はいりのエッセイ 「わたしのマトカ」 も面白かったし 
しばらく文庫には なりそうにないので 単行本で買ってしまいました 



世の中には 知らなくても良いこと 知らない方が良いこと がある 



映画を観て いろいろと疑問に感じたことの答えが ここにあります 

何故 サチエさんは フィンランドで食堂を始めたのか 
何故 かもめ食堂にお客が入らなくても 生活できていたのか 
何故 ミドリさんは フィンランドへ行ったのか 

3人の女性が 日本にいた頃の物語がメイン だと言っても 過言ではありません



映画には登場しないエピソードも たくさんあります  

かもめ食堂を狙っていた 泥棒たち 
マサコさんが森で食べた 毒キノコ 
サチエさんは38歳で ミドリさんは40過ぎ マサコさんは50歳 


映画にしか登場しないエピソードも たくさんあります 



読み終わって 感じました 

群ようこは やっぱり 群ようこだ



それにしても 映画の脚本を書いた 荻上直子監督は すごい  

本と 映画の雰囲気は かなり違います 
どちらが良い というものではないのでしょうけど 
今回は 先に映画を観て 良かったなぁ とつくづく思いました




posted by aozora |20:28 | 本の話 | コメント(6) | トラックバック(0)

2007年11月14日

オフィシャルも 「最後の決戦」

いま オフィシャルHPを見たら 
トップの写真 が!!!!! 
いつから こうなっていたのかな?

HFCも  入ってるなぁ  

京都戦は 既に 2万枚近くの前売り状況 との情報もあり 
J2時代としては 最高の観客動員になるかもしれない とのこと 
 CVSとしても 気を引き締めて掛からないと 大変だ! 


なにはともあれ  である事は間違いない 

選手も サポも CVSも 強い気持ちで望みましょう

posted by aozora |17:29 | コンサ | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年11月14日

『わたしのマトカ』  片桐はいり 

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映画 『かもめ食堂』 のロケは フィンランドに1ヶ月滞在して行われました 
帰国後 出版社の勧めで 片桐はいりが初めて書いたエッセイです 
僕は あまりエッセイは 読まないのですが 映画が面白かったので 
店頭で この本を見つけたとき 迷わず購入しました 
この本も なかなか面白く 一気に 読み終えました


「マトカ」 とは フィンランド語で 「旅」 のこと 
片桐はいりは 旅が 好きなようですね 

この本のなかでは 撮影中のエピソードだけでなく 
ロケが終わった後の ファーム・ステイ体験 
日本に帰国した後の 肉体ではなく 心の時差ぼけ事件 
さまざまな旅のエピソードが紹介されます 

その中でも 旅先で購入した 現地時間に合わされたままの 安時計に囲まれ 
「今もわたしの部屋では、
 世界のあちこちで集めた贅沢な時間たちが、それぞれの時を刻んでいて、
 それを眺めるたび、わたしの時間も少しだけ優雅になる」 
という感性は素敵です 


それにしても 一人で 何処にでも 行ってしまう行動力は すごいなぁ 
感心してしまうし 羨ましい 



片桐はいりは 食べる事も大好きなようです 
映画食堂同様 この本の中にも 美味しそう(?) な食べ物がたくさん出てきます 

フィンランドの“おふくろの味” シナモンロール
塩とハーブの真っ黒な飴 サルミアッキ  
ブスなうえに乱暴なお酒 サルミアッキ・ウォッカ
1リットル単位のバケツで買う イチゴ や ベリー類 
生で食べる さやえんどう や にんじん  
どこにでも出てくる じゃがいも マッシュポテト 
夏の大イベント ザリガニパーティ 
リンゴンベリーのソース(ジャム?)をかけて食べる トナカイ肉 
豚の血が入った 黒ソーセージ


森と湖の畔 青空の下で食べると なんでも美味しそうだけどね



初めてのエッセイということですが 
文章は読みやすく 文中に出てくる比喩 表現も素敵です 
『かもめ食堂』 の映画が好きな方には お勧めの一冊です




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posted by aozora |00:00 | 本の話 | コメント(1) | トラックバック(0)