スポンサーリンク

2006年07月25日

ちょっと刺激をくれないか

柏相手に激戦を制したかと思えば。
鳥栖にさっくりと負けて。
草津には土壇場でドロー。
文字通り、勝ったり負けたり引き分けたり。
面白いなぁ、ウチの子等は。

今日発売の月刊コンサドーレに「調子の波」という表現があって。
それを思えば6~7月は良かった時期で、今はちょっと停滞気味・て事になるのだろうか。
悪いならそれなりに、勝点0になりそうな所を1にしていかなくちゃならない。
そう言う意味なら草津戦の引き分けは、最低限の仕事は果した・て所なのかな。
試合を見ていないので、内容に関しては何も言えないし言わないけど。

勝ったり負けたり引き分けたり。
そんな結果に一喜一憂しながら。
それでも試合を楽しんで。
少しずつ強くなって行くチームを応援して行きたい。

今年の始めにそう望んだ事を思い出せば。
今は正に望み通りの日々とも言える訳だ。



試合はナマモノだから、当然良い時もあれば悪い時もある。
全試合勝てる訳がないんだから、当然負ける事も引き分ける事もある。


調子が良い時は、そんな当たり前の事をつい忘れそうになるけれど。


でも、考えようによっては、こうして負けたり引き分けたりもするから、逆に気が引き締まったりもする訳だ。
次は負けるなよ・と気合いを入れ直して集中出来る。
勝ちっ放しだったら絶対に何処かで気が抜けるだろうから。
ほっといても勝手に勝つよ・じゃ、やっぱり何だか味気がない。

そりゃまあ、たまには左団扇でのんびり寛ぎながら試合を観たい・とも思うけど。
そういうのは、たまにで良い。
そうじゃなかったら、札幌以外の試合で良い。
まぁ、そもそも、札幌以外のチームが身近に無いんだけどね。


全力で応援して、勝って一緒に喜びたいし。
負けたら悔しさを堪えて激励したい。

大好きで大切なチームだから・こそ。


気を抜ける試合なんて、一つも無い。



第2グループ争いから何とか抜け出そうともがいている状況で。
奇しくも明日の対戦相手は、すぐ上の東京ヴェルディ。
勝てば確実に追い越せる。
これをチャンスと言わずして何と言おう。

ちょっと流石に味スタには行けないけれど。
北海道から気合いを送るから。
遠慮は要らない。
思う存分、暴れて来い!

posted by 半月 |23:32 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |

2006年07月09日

その向こうに広がる青空

ひと際、大きな歓声。
ひと際、沢山の拍手。
期待と喜びがどれ程のものだったかを雄弁に物語る。
もう一度ピッチに戻って来る日を、どれだけ待っていたか。

「MF。背番号20。上里一将」

ピッチに立つその姿の向こうに、青空が広がっている気がした。



曇天の下、家を出た。
36号線に入ってすぐに、霧に包まれた。
苫小牧までは霧雨の中を走った。
雲が切れ始めたのは、千歳に入ってから。
札幌に着く頃には、見事な青空が広がっていた。

こんな良い天気の日に厚別じゃないなんて、勿体ない。
やっぱりサッカーは青空の下が似合うだろう。
ドームも良い会場だけど。
芝も設備も申し分無いけれども。
それでもやっぱり、風が欲しい瞬間がある。
今日の前半もそうだった。

明らかに試合は愛媛ペース。
良く動いているしボールも回る。
このままじゃあ、また監督に「年寄り」とか「前半は寝ていた」とか言われそうだなぁ、とか思いもしたけれど。
それでも、妙に停滞した空気の中、懸念してしまうのは別な事。
「果たして愛媛の選手達のスタミナは、後半まで持つんだろうか」
いや、相手チームの危惧をしている場合じゃないんだけれども。
それでも何となく、最後までは持たない様な気がしていた。

そんな懸念を他所に展開する試合は、やはりどこか停滞ムード。
ドームの中に奇妙な熱が籠り始める。
なかなか試合の主導権を握れない事への苛立ち。
溜まり続ける主審へのフラストレーション。
千葉くんの退場。そして10分と経たない内に西嶋くんが負傷交代。
積もり積もった嫌な空気は、次の瞬間、一変した。

上里くんが11ヶ月振りに、公式戦の舞台に立った瞬間に。


絶妙のタイミングだ  と思った。


ドームに籠っていた負の感情が、一瞬にして正反対の物に変換される。
圧倒的な期待と歓喜。
ベクトルを変えた感情が新しい力となって発散される。
風が吹いて来た事を感じるのに、時間はかからなくて。
上里くんの交代から10分と経たないうちに、砂川くんが3点目を決めた。

完全復調という訳ではなさそうだったけれど。
FKは壁を直撃してしまったし。
でももし、あれが壁をすり抜けていたら・と想像すると、充分に期待出来るもので。


ピッチに立つその姿の向こうに、青空が広がっている気がした。


選手交代でピッチに入る時に、ついでに青空と太陽さえも引き連れて来たかのようで。
ドームの屋根が開いて行く様な錯覚さえ覚えた。




点差程の圧勝じゃなかった事は、データを見れば直に解る。
シュート・CK・FK、全て愛媛が上だ。
ゲームを支配していた時間も、愛媛の方が上だろう。
勝って尚、反省すべき所は多い。
勝点よりも課題を手に入れた試合だっただろう。

それでも、そんな試合でも勝利を手に入れれた事は大きいと思う。

直ぐに柏との対戦が来る。
今度は内容にもこだわって欲しい。
激戦だった・と。柏相手に一歩も譲らない試合だった・と、拍手と共にそう言える様な試合を見せて欲しい。
勿論、そこに結果が付いてくれば、尚、嬉しいのだけれど。
そうそう簡単に勝ちをくれるような、甘い相手じゃない。
だから、全力でぶち当ろう。


そうすれば、夜空の向こうにも青空を見る事が出来る。きっと。

posted by 半月 |08:07 | 試合に行った日 | コメント(0) |