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2006年11月23日

遥かなる札幌の歌

監督の話を知ったときは、やっぱりショックだった。
いくら、もしかして・とは思っていても、でもやっぱり続投して欲しかったから。
監督を胴上げしてJ1に昇りたいと思っていたから。
だからショックだったし、落ち込みもした。
腹も立った。
泣き叫びたくもなった。
喚き散らしたくもなったし。
何でもいいから八つ当たりしたい気分にもなった。
それに、凄まじく、悔しかった。

悔しくて.悔しくて。
情けなくて。
明日は何の為に試合に行くんだろう・と思いもした。
行く事自体が無意味にも思えて。
天気も大荒れだし、どうするかな・とすら思った。
いい加減、どうしようも無くなって現実逃避もしてみた。
でも結局。

現実逃避してみたからといって、事実がくつがえる訳でもなく。
不貞寝してみても、無かった事にはならないわけであって。

それはもう、明確な事のなのだから。

逃れられない現実なら、受け止めるしか無いだろう。
どれ程辛くても、受け入れがたくても、苦しくても。
事実をただ事実として受け止めて。
この想いさえも踏み台にして、前に進むしか無い。


チームの想いを一番に継承していけるのは、サポーターなのだから。
そのサポーターが揺らぐ訳にはいかないだろう。


監督が変わろうとも。
選手が総入れ替えになろうとも。
フロントが全員撤退しようとも。
サポーターだけは変わらない。
変わらずに、同じ想いを叫べる。
チームの想いを。ずっと。

監督が変わろうともこの想いを貫いてみせなければ。
それこそ本当に監督に対して申し訳が立たない。
この3年間を無駄にしない為にも、揺らいではいけない。
チームへのこの信念だけは曲げてはいけない。

どれだけの代替わりしようとも、同じサッカーを貫く為に。
築き上げたこの礎を揺るぎなきものに出来る様に。
今、挫ける訳にはいかないから。



想いを形にする為に。
出来る限りの事をする為に。

あらん限りの感謝を込めて。



明日のドームに行こうと思う。
ブッ潰れるまで声を出そう。

posted by 半月 |00:25 | サッカーを想う日々 | コメント(2) |

2006年11月18日

憧れの存在

11日に愛媛戦に行って。
14日にテレビでバルセロナの試合を後半だけ見て。
15日には代表の試合を観て。
その合間でアマチュアの試合を撮ったビデオを見せてもらったりもして。
この1週間、見事にサッカー三昧。
お陰で目が痛い。視神経がイカレそうだ。
まぁ、どれも楽しかったけど。

バルサの試合は何気にチャンネルを変えていたらやっていたもの。
全然詳しくはないんだけども、ささやかに応援してる。
知ってる事といったら確かソシオ制である事と。
バルセロナ市民から熱狂的に指示されているという事ぐらい。
憧れる事すら憚られるぐらい、物凄い熱さ。
いや、あそこまでは行かなくてもいい気もするけど。
でも、100年後にはあれぐらい当たり前の様に北海道中から支持されるチームになれればな・と夢想してしまう。
まだまだ遠い未来の話ではあるけれども、思うだけなら自由だし。

代表戦はキックオフ時間を勘違いしていて、危うく前半を見逃す所だった。
青く染まる札幌ドームを見るのは2回目。
違和感のような懐かしい様な、不思議な感じがする。
2004年のマリ戦は観に行ったんだよなぁ。こんなに人が居る札幌ドームは久し振りだ・とか思ったっけ。

今野が映ると嬉しい反面、やっぱり山瀬が居ない事が何処か寂しい。
2人揃っていれば、もっと盛り上がるのになぁ。
そう言えばまだ2人一緒に代表のピッチに立っていない様な気がする。
オシム監督の目には、山瀬には何かが足りなく映ったんだろう。
でも、課題をクリア出来れば、また選ばれる可能性があるんだから。
頑張れ、山瀬。頑張ってまた選ばれてくれ。
個人的には石川にも頑張って欲しいけど……まぁ、石川は完全に好みの問題だから。

それでも今野が映るたびについついはしゃいでしまう。
こんなに上手い子だったんだなぁ、とちょっと感慨深い。
我那覇へのクロスなんて、素人の私でも見惚れてしまう程。
強すぎず弱すぎず、ふわりと柔らかくそして正確に。
こんなボールを蹴れる子だったんだ。育ってたんだ。
単純に嬉しい。喜ばしい。そして誇らしい。

代表のサッカーも形になって来た。
始動からまだ半年も経っていない。……見事。
こういうサッカーってやっぱりコンビネーションが物を言うんだろうから、これから時間が経つにつれもっと磨きがかかっていくんだろうな・と思う。
気負わず見れる楽しさ。
そして、それ以上に期待して観れる歓び。
代表にもそう感じれる事が、また嬉しい。

代表は前より身近になったように感じる。
今すぐは無理でも、何時かはきっと・と思える様になったからだろうか。
何時かあそこに、札幌の名前を背負った子を送り出したい。
その夢もまた、チームがある限り共にある。きっと。

代表に憧れを抱ける。
今までは不思議なぐらいそんな事がなかった。
代表は遠い存在で、札幌から選ばれる様な事は無いんだと思っていた。

でも今はそんな事は無くて。
何時の日にかあの舞台に、札幌の名前を背負った子を送り出せると思っている。それもまた不思議なぐらいに強く。


憧れは、遠すぎない方が、いい。
遠すぎると、目指す気力さえ失せてしまいそうになるから。
代表が身近になる事は、絶対に良い事だと思う。

恒久的な目標は遥か彼方でも構わないんだけれども。



上を見上げて。
行く先を見据えて。
何時か辿り着く場所を思い描いて。
ゆっくりでも確実に進んでいく。
目指す憧れを胸に抱いて。
目の前の課題を1つ1つクリアしながら。
時には立ち止まる事さえも行程の1つとして。


そうやって前を見据えて進んでいたら。



いつの間にか後ろから追い上げて来る存在が居る事に、全く気付いていなかった。



11日の試合後の会見で。
愛媛の監督が言った事は、リップサービスにしても驚くものだった。
「いつか札幌の様なサッカーが出来る様になりたい」と。
そんな言葉を贈ってくれた。

最下位から這い上がる事に費やした時間の長さ。
目標とするチームとの距離に感じてしまう隔たり。
そして、現状から抜け出す事に足掻く事に精一杯で。
まさか自分達を見上げて追いかけてくる存在があるなんて、思いもしなかったから。

もう既に一番下なんかではなく。
自分達を見据えてくれるもの達が居る。

試合前に札幌のゴール裏にまで挨拶に来た愛媛の選手達。
てっきり全試合でやっているのかと思ったらそうではないらしい。
他にあれをやったのは、首位の時の柏・神戸と、天皇杯での横浜FMに対してだけだそうだ。


現状7位の札幌を、それらのチームと同格に扱ってくれた?


もしそうだとしたら。
それだけの想いを裏切りたくはないから。
応えられるだけの事は続けていきたい。

応えられるだけの存在であり続けられるように。


見上げている相手と。
見上げてくる相手と。

その双方に敬意を表して。





 

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posted by 半月 |01:51 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |

2006年11月10日

腑に落ちた(自己納得する為の仮定)

昨日の夜は延々とブログ巡り。
今日は起きてから、真っ先に新聞を確認。
夕方のローカルニュースでは、1局でしか見れなかったけど。
夕飯後に飽きもせずにビデオで勝利の瞬間をもう1度見て。

余韻に浸れるこの倖せ。
よくぞ、勝った。
しかも、良い試合だった。
最後までしっかり集中してたし。
千葉が最終ラインまでパスを戻した時には拍手しちゃったよ。

よほど浮かれてたのか、昨夜はさっかりんから他所の土地のブログまで巡ってしまった。
多くの方から褒められてたのがまた嬉しい。
「良く走っていた」「良いサッカーをしてた」この褒め言葉は本気で嬉しいね。
千葉が負けてしまった事に対しては、驚き半分・諦めに似た納得半分、という感じだった。
ナビスコ決勝明けだから・怪我人も出てたし・疲れもあっただろうし・モチベーションを保つのも難しかっただろうから、仕方が無い。みたいな。
そんな意見を読んでいて、おや・と思った言葉が1つ。
流し読みだったから、何処のブログだったかは忘れてしまったけれど。

「千葉の様な走るサッカーをしているチームに連戦はキツイだろう」

こんな感じの表現を読んだ。
おや・と思った。

確かに千葉サイドから見れば3連戦のド真ん中。
金曜日・明けて水曜日・更に土曜日。
確かに連戦と言えば連戦。

でも、こういう日程、今年のJ2では普通にあったよ・な?

改めて日程表を眺めれば、平日ナイトゲームは毎月必ずあって。
8月は札幌としては無かったけれど、その分9月なんかは2回もあった。
流石は52節48試合を約9ヶ月で消化する世にも過密スケジュール。
と言う事は。つまり。もしかすると。
いや、全くの想像だけど。
今年、成績がイマイチ伸び悩んでいた理由って。。
不足してたものって、技術でも精神力でもなく、単純に、 体力  ?

1試合だけを対象に考えるなら、走り切るのに十分な体力を身に付けてるとは思うけれど。
だけどこの過密日程の中で試合をこなしていくには、ちょっとまだ足りなかった・と言う事だったりして。

なんて事を考えてしまった。
いや、サッカー素人の只の思いつきだけど。
他にも色々と要因はあるんだろうと思うけれども。
でもそう考えたら何だか、自分の中では思い切り納得してしまった。


 走るサッカーは余計に体力を使う。
 過密日程の中で、疲れが抜け切らないまま次の試合に挑む。
 抜け切らなかった疲れが蓄積される。
 無意識の疲れは身体を重たくする。
 イマイチ乗り切れない試合になる。


…………なんだか、凄く嬉しくない展開だ。
まぁ、統計を取ってみたわけじゃないから、単なる気のせいだとは思いたいけども。

でも逆に、本当にコレが要因の一環だとすれば。
この過密日程を走り切れる様になれば、J1に昇ってからもそれなりに勝負を挑めるようになれるのかもしれない。
そこそこ頑張っていける様になれるかもしれない。


そんな事も考えてみたりもした。



倖せの余韻をまだ引きずってるからかな。
でももう少し浸っていたいから。
次も頑張るぞ。
気合い、入れてかなくちゃ。

次は愛媛戦だ。
フクアリに集った皆さんが最後まで選手達の背を押してくれた様に。
今度はこっちが頑張らないと。

posted by 半月 |00:01 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |

2006年11月07日

たった1つの望みに

夕方ぐらいからずっと緊張してる。
早すぎだよ。試合は明日だっていうのに。
24時間以上前から緊張してどうするんだ。
それも、私が緊張してどうするんだって。
自分の事でもここまで緊張しなかったぞ。
まさか、ここ2・3日寝付けないのも緊張のせいなのか。
それもちょっとどうかと思うが。
でもやっぱりそんな気がする。
我が子の試合前日の親・ってのも、こんな気分なんだろうか。


色々思う事はあるんだけど。
どうにも頭の中まで支離滅裂みたい。
さっきから書いては消してを繰り返してる。
まとまらなくてどうしょうもない。
色んな想いが入り乱れている。


不安と期待と。
恐怖にも近い程の緊張と。



望む事は1つなんだけど。





たった1つなんだけど。







あああ、もぅ。




無駄な事を考えたってしょうがない。



明日は全力で応援しよう。
そりゃ、現場には行けないけれど。
テレビの前でいい。必死で声を出そう。
頭ん中を空っぽにして。
千葉の空まで届くように  と。

たった1つの望み。
例え手に入らなくても。
全力で目指す事が大事なんだろう。
多分、今はそれが一番大切だと思うから。


選手達が全力で挑もうとしているんなら。
後はただ、信じるだけだから。



行って来い。
ここから送るから。
精一杯の想いを。

頑張って来てくれ。
誰の為でもなく、自分達の未来の為に。

posted by 半月 |23:01 | サッカーを想う日々 | コメント(0) |