コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2007年05月26日

蜂退治ですよ

二つの考え方があると思う。
一つは「ドロー上等」。アウェーだし九州だししかも相性が悪い福岡だし・・・
二つ目は「勝ち点3取って突き放す!」(`・ω・´) シャキーン

ここでは後者を前提に考えていきたい。理由は以下の通り。
・アウェー2連戦。ドロー×2=勝ち点2でもOKと思っていたけど、前節湘南に勝って欲が出てきた
・欲張るのは(・A・)イクナイ!!気もしないでもないが・・・
・西が丘(HOME)でドローだったから、博多(AWAY)では勝って優位に立ちたい

では、最近の福岡はどうなんだろう。
見事に緑にやられてますが・・・(・∀・)ニヤニヤ

スポナビ『昇格争いに再浮上
「続・こちらJ2最前線特報部」 第17節 東京V 4-2 福岡』
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/column/200705/at00013331.html

↑こちらにヒントが隠されているようないないような・・・。

「・・・最終ラインでボールを回す福岡に対し、フッキが、ディエゴが、さらに名波浩まで飛び出して、ボールを追いまくった・・・」

・福岡にビルドアップさせないサッカーをする
・福岡のパスサッカー(?)をことごとく分断する
・西が丘では強雨がコンサを救ってくれた側面もあった
・「ボールを追いまくった」をサッポロ流に置き換えると「ハードワーク」

つまり、いつものコンサのサッカーをしていれば(・∀・)イイ!!

・前線からのフォアチェック
・コンパクトな4-4-2のラインの上げ下げ

この2点だけしっかり頼むよ!

いつも書いてるけど、首位だからといって横綱相撲を取れるほど俺らのサッカーは成熟していないし、完成もしていない。


次に、定番ヤフーの「見どころ」を読んで、更に考える。

http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/games/2007052701/pre.html
(福岡 vs. 札幌 見どころ)

まずレーダーチャートから分かることを。
「タックル、インターセプト」に注目したい。福岡が案外少ない。
これはパスサッカーを志向している表れではないか。
・単純に書いてしまえばアクション福岡、リアクション札幌
・だけど去年今年を見て、そんな紋切り型にはデキネーゼ、ボロネーゼと

三浦サッカーのコンセプトは、「リザーブが勝負を決める」の言葉そのままに90分通して戦術が練られている。試合が動き出すと、案外指揮官が指示することは少ないから、戦前に選手達に試合の組み立てを刷り込み、ハーフタイムに足りない所をアドヴァイスする感じだろう。
前半の45分と後半の45分を細かく、戦況を読みながら駒を投入するやり方なので、先制するかされるかで当然成り行きは変わってくる。ただし他の監督と違い選手個々の役割が明確になっており、組織としての規律を重視するサッカーなのが特徴だ。
今年のコンサは「終了のホイッスルが鳴った時点で相手より1点多い状態」を作り出すことに一丸となっているから、見ていて非常にのめりこみ易いというか、熱くなるというか・・・。

逆を言うと、個々人の「アイディア」とか「ひらめき」という部分がまだまだ足りないのも事実かもしれない。
西谷の賢さや狡さが、他の選手に波及していけばコンサのサッカーはまだまだ面白くなるような気がする。
サッカーはアクションとかカウンターとか、そんな単純に語れるものではなく、90分の流れの中で攻撃的にも守備的にもなる。フットボールというくらいだから、人(脚)とボールが一緒にムービングするのは当たり前。だけど自由自在に動かせる時間は限られている。相手が強くなればなるほどポゼッションが出来なくなり、狡猾さも必要となってくる。
「ボールを回すのと回させるのは全然違う」と2000年当時の野々村は語っていた。

今季のコンサのサッカーがもしも「ドン引き」「引きこもり」だったら今の得失点差にはならなかったし、首位にもいないだろう。
三浦コンサの「堅守速攻」は、柳下コンサの「アクションサッカー」の対立軸でもなんでもない。04-05-06年と3年間積み上げたパスサッカーを基本とした上で、攻撃のスピードと精度を上げ、守備を安定させ、攻守の切り替えにメリハリを加えた進化形なのだ。

参考:http://www.consadole.net/odo5312/article/190
(2006年05月12日「アクション守備なくしてアクション攻撃なし」)

「タテポン」も時には必要だ。ビルドアップ出来ないときは中盤を省略してでも前線にボールを運ばねばならない。パスミスを連発する確率よりもゴールに向かう回数、シュートの本数を増やす効果的な手法だ。相手の隙をつくり陣型を崩すという意味、そして元気、ダヴィのポストプレーを攻撃の起点とするならば、タテポン的なギアチェンジはどうしても必要となる。組織的に仕掛けるタイミングというか号令というか。そしてそれがスタンドに伝わった時のどよめき。これが今年のサッカーに感じられる。去年感じた「一体何をやりたいんじゃ」とか「バックパスしてんじゃねぇよ」的なヤジ、ブーイングは減った。というか消えた。まぁ、これは勝っているからこその余裕なんだろうけど・・・。

タテポンから始まり、複数選手で切り崩していく加速するような攻撃も、シュートで終わりさえすれば面白いんでないかい?というのが個人的意見。
ただしタテポンに頼るサッカーという見方は正しくない。もしそうだとしたら、鈴木智樹はスタメンだろう。去年の序盤ボランチを張っていた智樹と大塚が、今年はカウエと芳賀になった。システムの違い、天皇杯躍進の影響も多分にあるだろうが、中盤に求められている仕事が「ハードワーク」な所が最大の特徴だ。この役割をサテライト組が理解し、層を厚くすることが第3クールまでの課題と見ている。

タテポンだけでなく「大きなサイドチェンジ」も「緩急織り交ぜたクロス」も得点への重要なアクセントになる。これらが上手くいった時にドームや厚別が沸く。沸くって事は、ヤンツーの3年で目が肥えたファンだけでなく、快進撃で久々に帰ってきたオールドファンや新規のお客さんを喜ばせている証拠でもある。
去年「俺達は攻めるサッカーしか見たくない」なんてエゴ丸出しのダンマクがあったが、サッカーはそんな単純なものではないだろう。勝つためには「時には引いて、時には攻めて」。硬軟取り混ぜ、緩急つけながら、強弱つけながら、手綱を緩めたり鞭を入れたり、そんな微妙な駆け引きの45分の連続が2回。それがサッカーではないのか。

今年は結果第一ではあるが、観客の多くが求めているのは「勝利という結果」のみならずゴールへのプロセスである。スタンドからあるいはTV画面から応援している者を熱くする要因はむしろ「内容」である。去年は狭いところでコチョコチョとプレーしていてストレスがたまる試合が多かったが、今年はピッチを右から左、左から右、あるいはダイアゴナルなパスと動き出しで斜め前へ、とワイドに使いダイナミックなサッカーを見せるようになった。
3-5-2が4-4-2へ変えただけで、またはブラジル3人組とGK高木が入っただけで、こうも変わるものなのか。

否、04年05年からのメンバーが「勝利に飢えていた」のが最大の変化の理由だと思う。その勝利への飢餓感を引き出したのが三浦監督のサッカー観やポリシーである。選手達が三浦監督から「勝ち方を教わろう」と真摯で貪欲な姿勢を見せている事もスポーツ紙や月刊コンサドーレで報道されている。その代表的な選手がマサ西谷であり曽田である。

昨季からの残留組はヤンツーにプロとしての基礎を叩き込まれたが、昇格のために不足しているパーツも指摘してもらっていた。
「この中で本当にJ1へ上がりたいと思っている選手が何人いるのか・・・」
退任前には、「チームもクラブもJ1へと一丸となれば必ず上がれる」と言い残して去った。
ヤンツーのためにも今年は絶対に上がらねばならない。それが教え子達(サポも含めて)が出来る唯一の恩返しでもある。





長々と書いてきて最後は主旨までズレてしまったが、福岡戦のポイントは・・・


マサさん、なんか企んでらっしゃる?(笑)

posted by (oDo) |07:08 | 本日の書きっぱなし | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:蜂退治ですよ

要は、時計の針を進めさせるためのパス回しも含め
どんなときでも、アグレッシブ!であれ!!ってことですよね(笑)

posted by はりぃ| 2007-05-26 12:47

Re:蜂退治ですよ

>はりぃ さん
コメントありがとうございます。

アグレッシブなディフェンスなくして
アグレッシブなオフェンスなし

というテーマになりましょうか。
暑さに負けませんように・・・

posted by (oDo)| 2007-05-27 07:34

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