2011年11月24日
祈り
敗戦後もあれこれ考え続けた机上の計算。机上の空論ともいう。 50%あった昇格確率があっという間に10数%にまで落ちていた。 <勝ち点計算> 徳島 第35節 11月12日(土)13:00 栃木 0-1 徳島 栃木グ 第36節 11月19日(土)17:00 湘南 1-2 徳島 平塚 ここまで3位 勝ち点65 19勝8分9敗 得点51 失点34 得失点差17 第37節 11月27日(日)13:00 徳島 vs 鳥栖 鳴門大塚 第38節 12月 3日(土)12:30 岡山 vs 徳島 カンスタ 札幌 第35節 11月12日(土)13:00 札幌 2-0 大分 札幌厚別 第36節 11月20日(日)13:00 草津 2-1 札幌 正田スタ ここまで4位 勝ち点62 19勝5分12敗 得点45 失点31 得失点差14 第37節 11月26日(土)14:00 湘南 vs 札幌 平塚 第38節 12月 3日(土)12:30 札幌 vs F東京 札幌ド 3引き分けできたか、引き分けに持ち込めず3敗してしまったかの差。1勝分の重み。トータルで考えればそれだけの差だ。 チリも積もればじゃないが、ドローも積もれば勝ち点3になる、というわけだ。J2というのは昔からドロー臭い、もとい泥臭い。 19日徳島が逆転勝ち → 札幌へのプレッシャー 20日札幌 今まで先制試合16試合全勝 → 今季初の逆転負け 踊一はメモを書き続ける。事実だけ。今は結果を元に分析するしかない。 <開幕前の予測A 負け数> ・「負けないサッカー」ができるか否かの判断材料 ・昇格ボーダーラインは、「10敗前後」と仮定 ・6敗東京→優勝、7敗鳥栖、9敗徳島、12敗札幌 ・札幌はすでに負けすぎである ・参考:11敗 北Q、緑、千葉、栃木、大分 <開幕前の予測B 得失点差二桁> ・東京45、鳥栖31、徳島17、札幌14、6位緑23 <A+B> ・3位は「徳島か札幌」という仮定が導かれる したがって、27日は鳥栖○、徳島× の確率が高い。 そうなると、鳥栖68に伸び、徳島65のまま。 26日に札幌が湘南に勝利していれば、札幌65となり徳島に並ぶ。 鳥栖が1点差で勝てば、徳島の得失差16 鳥栖が2点差で勝てば、 15 鳥栖が3点差で勝てば 14 札幌が1点差で勝てば、札幌の得失差15 札幌が2点差で勝てば、 16 札幌が3点差で勝てば、 17 最終戦に望みを繋げるためには、最低2点差をつけて勝っておきたい。 そうすれば徳島にプレッシャーを与えることができる。 逆に最悪のシナリオも想定しておく。サドンデスのパターンだ。 ・札幌が湘南に敗れる ・鳥栖と徳島が引き分け この条件で鳥栖&徳島同時昇格決定だ。 これでは最終戦のドームが消化試合になってしまい面白くない。 これだけは絶対阻止!! 最終戦までもつれれば、劇的なドラマが待っている… 待っているような… 待っているような気がしないでもない… どっちなんだ、お前は自信があるのか?ないのか? 仲間を信じろ。仲間とは誰を差すのか。 サポーターか。選手か、監督か。 全員をか。コンサドーレというクラブの未来をなのか。 戦術をなのか、もっと大きな戦略をなのか。 いや、もっと神秘的な何かではないか。 神にすがりたい気持ちになっていた。マライア・キャリーの輸入盤ライヴCDを聴きながら道道46号線を疾走していた。 「1993年のマライアはいつ聴いても最高だ」 「コンサの黄金世代も1993年生まれなんだ」 「ガンバユースに勝ったんだぜ。凄いよな」 踊一はここ数日自らを鼓舞し続けていた。逆転昇格のシナリオを考え続けていた。サッカー関連の書籍を読み考え続けた。答えは出ない。 もしかしたら、答えは心の奥底にあるのかもしれない。サポーター一人一人の「信じる心」の総量じゃないか。 確かに徳島のサポーターは札幌のサポーターより少ない。だが、鳥栖も徳島も初昇格がかかっている。1997年の札幌サポーターがそうだったように、マグマのように煮えたぎっているはず。鳥栖サポと徳島サポの情熱は相当なものだろう。選手・監督のそれもこちらの想像以上じゃないだろうか… 踊一は路肩にクルマを止めた。鳥居が見えたのだ。 こんな気分の時はパワースポットに限る。若い時なら絶対にやらなかったが、厄年をきっかけに神社を真剣に参拝するようになった。 「ここは何の神が祀ってあるのだろう。周りが畑だから農業の神だろうか」 農業なら太陽の神だろう。太陽も風も審判も赤黒の味方をしてくれ。 そう祈るしかない。 まず土曜日、湘南から勝ち点3を奪うこと。 できれば2点差以上つけること。HOME千葉戦のように大量得点して徳島にプレッシャーを与えたい。 人事を尽くして天命を待つ。 やることやって、明るい道を切り開くしかない。自分で。 仲間達は赤と黒のフラッグを大量に運ぶ。湘南まで運んでいく。 はためくフラッグに俺達はひたすら祈る。 GOALが生まれますように。たくさん生まれますように。 踊一が立ち寄った神社は「神明神社」という。 天照大神(アマテラスオオミカミ)が祀られているそうだ。 仲間を信じ、自分を信じ、そしてパワースポットのチカラも信じる。 「とにかく最終戦に望みを繋ぎたい!」 J1かJ2か、決まるのはドームまで待ってくれ。神様に言いたいのはそれだけだ。 最後の舞台まで引っ張れば、あとは選手達がなんとかするさ。踊一は自分に言い聞かせると平原綾香の『誓い』をカーステレオにセットして、再びハンドルを握りしめた。 http://www.youtube.com/watch?v=rE3KlO56OYU (『HERO』訳詞付 / Mariah Carey) http://www.youtube.com/watch?v=sfBSD2YqXYs (平原綾香 『誓い』)
posted by odo |11:00 | 坂大楽 踊一 | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:祈り
明日昼に出発します
確率が0%にならないよう戦ってきますよ~
posted by たかゆき| 2011-11-24 17:18
Re:祈り
負けたらアカン~ 負けたらアカン~♪
(天童よしみ ノーベルのど飴CM風に)
レバンガは俺に任せておいて!ナンツッテ
posted by odo| 2011-11-25 03:21