2011年03月06日
チアゴ大作戦の検証
0-2のビハインドでユースケよりも先にチアゴが入った。 ポストにするなら上原もいたのに。 疑問が湧く。 石崎続投反対派はお笑いネタとして面白がればいいんだけど、続投賛成派 というか石崎支持派は、チアゴ大作戦を容認してるんだろうか。 パスサッカーという言葉は実にあいまいだ。サッカーはどんな監督だって、どんな戦術だってパスするものだから。 パスの質が問われてるんであって、パスサッカー(ポゼッションサッカー)が良くて、カウンターサッカーがダメなんて切り分け自体がナンセンスなのだ。 石さんがこだわるショートカウンター路線も、恐らくちゃんと守備をしてボールを奪い、高い位置から仕掛けていかなければ成立しない。 後ろで横パスを回してる余裕なんてないはずなんだ。バルバリッチ愛媛のサッカーが石さんの目指すサッカーに近かったに違いない。 それなのに、同じ土俵で戦える相手だったのに、なぜチアゴ大作戦で追いつこうとしたのだろう。ホントに2点取れると思ったんだろうか。だとしたら… やっぱり殿ご乱心のレベルなんじゃないだろうか。 (ここまで3/5記述) 翌朝になりました。 朝刊にはJPのコメントがあり「メンタルの問題」と。JPがそれを言うかぁ。 …。 …。 キャンプ疲れとしかいいようがないやね。 スカパーの再放送で後半途中から「チアゴ大作戦」に至る経緯をおさらいしてみた。 コンサの映像に飢えていたし、コンサジャンキーだなと我ながら呆れるわけだが。 左サイドのスナから、ゴール右に張っていたJPへ出た柔らかいクロスは素晴らしかった。あれをJPが決めていればという「たられば」はある。 とにかく0-2から1-2にして流れを引き戻したい。時計は70分、あと20分ある。あと2点とらねば… 打開するために3バックを選択する。右から河合、芳賀、山下。 アンカーにシュンピーを上げる。シュンピーは左からの縦へのつなぎに貢献していた。岩沼-砂川、そしてブルーノあたりは次のドームでもそのパフォーマンスを期待していいのではないか。 チアゴを入れたのは監督曰く「高さが欲しかった」から。さらにあの分厚い胸板で相手をふっ飛ばして欲しいといったところだろう。上原を選択せずチアゴだったのは、とにかくポストになれということ。 ウッチーの代わりにユースケを入れたが、結局ボールが拾えずシュートには至らなかった。ジュンキも消え結果的には「チアゴ大作戦」は不発に終わるのである。 0-2のビハインドから、20分で追いつこうとしたプロセス。 今まで積み上げてきたもの、例えばサイドからのクロスを中央で待ちかまえてズドンという流れからの攻撃を諦めた。 「20分しかない」という指揮官の焦りは、「あと20分もある」と思っていたであろうユースケの目からはどう映ったのだろう。 パワープレーというのは賭けである。 当然成功か失敗しかない。失敗したときのダメージは大きいと思う。何をやっても点を取れないと選手達が自信を失ってしまうからだ。 札幌に帰ってきたら、監督と選手でミーティングしたほうがいいだろう。その際は、戦術理解度の高い砂川の意見を参考にしてもらいたい。そして4バックから3バックにした際のラインのコンロールにも約束事がほしいところだ。 今回は2点ビハインドで思いきった実験ができたのかもしれない。 もし0-1のままだったら、今までのサイド攻撃を根気強く続けていた気もする。 「後半途中で1点ビハインド」のケースは今後も多数あるだろうから。 勝ってるケース、同点のケース、負けてるケース…それぞれ約束事をしっかり決めて練習から取り組んでほしい。 監督は早い段階で10敗したら解任だろう。あるいは前半戦19試合で5敗した時点でフロントが見切りをつける可能性もある。三上部長が高い勝ち点目標を掲げたのはそういうことだと思うから。とにかく10敗で数字上の昇格は消える。許される9敗の内の1敗を無駄にしてはいけない。 3勝1分1敗ペース。開幕戦を落とし北九州、千葉、水戸、東京Vにはもう負けられなくなった。メンタルうんぬんなんて言ってられない状況に早くも追い込まれている。 まだ修復可能だ。動けてる選手がいる。砂川を手本にしろ。 よく話し合って頭をスッキリさせて、ドームの北九州戦に臨んでほしい。
posted by odo |11:02 | コメント(0) | トラックバック(0)
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