コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2010年12月31日

2010-2011

最終戦でコールリーダーがトラメガで叫んだ。
「俺達が目指しているのはJ1昇格だけじゃない。世界だ世界。」
ACLを目指せるJ1の上位を見据えているというのだ。
J1で定着して、いつかJ1で優勝争いをしたい。
現実的には無理かもしれないけど、それくらいの気概で赤黒サポを
やってんだぞ、という。
「もうJ2なんてうんざりなんだよ」の飛躍形とでも言ったらよいか。
コールリーダーは名言・迷言が多く隠れファンが多いと補足しておく。

一方で、今のクラブの財力ではJ1とJ2を往ったり来たり、
しかもJ2の在籍期間が長くて当たり前。
J2の中位が妥当なところだというサポも少なくない。
ただし、将来的には簡単にJ2に落ちないチームの基盤が必要と
いうことで目先の勝利よりも試合内容にこだわっている。

「向上心」を求める前者と、核となる「札幌スタイル」を
求める後者は、「2010コンサ」という同じ道の上に立っている。
勝ちへのこだわりがなければ、いつまでたってもJ2にくすぶった
ままで、良い選手はどんどん移籍してしまう。
その一方、確固たる目標があれば、コンサに魅力を感じて移籍して
きてくれる選手もいる。

J1に上がるという目標は、2011年も持ち続けてほしい。
ただし、今のサッカーがそのまま「J1定着」に繋がるかどうかと
いうのは、資金的な面から見て現時点では難しいと思う。
「J1昇格」と「J1定着」は切り離して考えざるを得ない。
つまり、「J1昇格」は今の台所事情でなんとかやりくりするとして、
「世界(ACL)」を目指すには大型スポンサーが付かない限り無理だ
ということだ。

札幌スタイルが認められ、面白い内容でJ2を戦い抜いたら、新規の
スポンサーが現れ、J1へ上がったらまた新規のスポンサーが現れる。
そんな流れに持っていくしかない。
石崎監督の続投会見コメント:「来シーズンは、今年やってきたサッカー
のさらなる向上、特に攻撃の部分でのさらなる向上を目指しやっていきます。」
攻撃の向上は目に見えるアピールになる。ファン獲得だけじゃなく、
新たな資金面での応援者獲得に向けてのアピールになる。
岐阜から1点も取れない(2試合で)とか、横浜FCから1点しか
取れない(2試合で)とか、そういうのはもう勘弁してくれという事だ。
石さんは強化費減額について聞かれた時「反骨心」という言葉を口にした。
来季のキャッチフレーズにしてもいい位の言葉だと思う。
根底にあるのは反骨心なんだと思う。最終戦で「世界」と口にした彼も、
そしてそのトラメガに深く頷いたゴンさんも、反骨心の塊だ。

正直な話、いま「世界」を口に出すのは時期尚早だと思うが、そういうサポ
は昔からいるので否定はしない。「ずっとJ2でいい。クラブさえ存続すれ
ばそれでいい」というサポも多いから、なかなか一つにまとまらず面白い
クラブだなぁとも思う。一つ付け加えるならば、無理に一つにまとまる事も
ないだろう。コンサを応援したい、コンサが三度の飯より好きだ、そんな人が
一人でも多く増える事が重要なんであって、コンサの目指す方向性や理想なんて
百人いれば百通りの考えがあってしかるべきなんだから。

クラブとしての方向性(2011年の)は社長からしっかり出された。監督の
続投に賛成のサポも反対だったけどしぶしぶ付いていく(苦笑)サポも、
この方向性だけは頭の中に入れておきたい。方向性からブレたり、進捗しなければその時に批判すればいいことだ。
今はまずその計画について、自分なりに整理して16日にキックオフの顔ぶれと見比べてあれこれ指摘したり、心配してればいいのではないだろうか。期待したり心配するのは自由だし。

今シーズンは13位という結果に終わりましたが、10月以降の試合では、この2年間目指してきたサッカーの形である「ボールを奪う守備」「シュートを打つための攻撃」を表現することができつつあると感じています。石崎監督の下、さらに「相手の特徴を消す中でのボールを奪う守備」「全員が連動した形からより多くのシュートを打つための攻撃」を中心とする戦術の徹底など、チームの熟成度を高めながら勝利という結果を出すことが来シーズンの目指す方向と考えています。

「ボールを奪う守備」「シュートを打つための攻撃」
↓  ↓  ↓  ↓  ↓
「相手の特徴を消す中でのボールを奪う守備」
「全員が連動した形からより多くのシュートを打つための攻撃」

このように進化させようとしているわけだ。
自分達の長所を伸ばしつつ、10月以降(ハッキリ言えば三上が得点した試合)
の内容をベースにする。これがまず一点。
そして「相手の特徴を消す」ためには相手の研究が欠かせない。
なぜ岐阜から点を取れないのだろう。なぜ横浜FCが苦手なんだろう。
そういう部分から一つ一つ科学的に分析してみてほしいというのが二点目。

なんで13位という屈辱的な戦績に終わったのか。選手の入れ替えである程度「精算」は済んだのかもしれない。
「全員が連動した形からより多くのシュートを打つための攻撃」を
するためには選手が入れ換わるしかないのだからやむを得ない。
「低い年俸提示」で、クラブ側が「移籍」を促した感さえある。その意味では発展的放出劇だったと言える。
監督続投派の多くのサポは、3年目で選手が成長すると見込んでいたが
クラブ側はもっとシビアだったということ。結果より内容にシビアだった。
保有戦力の顔ぶれをみても常時2点以上とれるのか疑問があるので、
まずは「1-0」で勝てるチーム作りから始めてほしい。

新加入選手も出ていった選手同様「J1でやりたい」選手だと肝に銘じる
べきである。コンサドーレの選手は、赤黒縦縞を着る人間は(12番も)、
J1を目指していなきゃいけないと思う。
「しばらくJ2でいいや」なんてぬるい考えではダメだ。リーグ戦を盛り
上げるためにも、3位を狙える位置にいなければダメだと思う。

「チームの熟成度を高めながら勝利という結果を出すことが来シーズンの目指す方向と考えています」

裏を返せば、勝利しながら(勝ちを拾いながら)チームが熟成していけばいい。2007年も戦術的に始めから完成していたわけはない。

「今日までに来シーズンのチーム構成のほとんどを発表させていただきました。来年もまたJ1を目指すことのできるチーム編成ができたと考えております」       

「チームの熟成度を高めながら勝利」「J1を目指すことのできるチーム編成」
フロントはしっかりと「勝利」と「J1」の文言を織り込んでくれた。
当たり前の事だが嬉しかった。
13位だったから次は一ケタ順位を目指しますでは、サポーター離れが進んで
しまうからな(笑)

長くなりすぎた感はあるけど、3位目指してがんばろうぜ!!
去年も書いたような気がするけどね。

それとライバルとの名勝負が是非とも欲しいところだ。
FC東京。指名させてもらう。
今から書いておく。簡単にはやられないぜ!

posted by odo |08:07 | 本日の書きっぱなし | コメント(0) | トラックバック(0)

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