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2008年01月30日

BOOKOFFの功罪? 古いサッカー関係の本はBOOKOFFで。

BOOKOFFについては説明はいらないと思いますが、BOOKOFFが従来の「古本屋」と根本的に違うのは、本を文化財としてではなく、消費財として扱うことです。

本好きの人間にとっては、「この本が何でこんな安いんだ?」と信じられない評価にびっくりすることもありますが、BOOKOFFは本を消費財として考えているため、本自体の評価ではなく、新しいか、古いかで判断するからそういうことになるのでしょう。そのために発行年月日が古いだけで「105円」で売られています。

で、私はサッカー関係の本=古い本を「105円」で買うことができるわけです。

本好きとしては複雑な思いですが、こんなチャンスを使わない手はないわけで、よくサッカー本を買って読みます。

内容によっては、時間をおくことで冷静に読むこともできますし、特定の筆者の本をまとめて読むこともできますので、俯瞰的に判断することもできます。

というわけで、最近買って面白かった本をご紹介します。

先日、「サポーターの成熟または成長について」というコメントを本ブログで述べましたが、イングランド・プレミアリーグにも過激なファンはやはりいるんですね。

本のタイトルは「ワールドサッカー名言集 決めゼリフを言う選手、捨てゼリフを言う監督(フィル・ショウ著 森田浩之訳 廣済堂出版)」。ここから採録します。


 リバプールのファンが、ライアン・ギグスやリー・シャープにサインをねだってきた。選手たちがサインすると、ファンは彼らの目の前でびりびりと破いた。「どうして私たちは、こんなに憎まれないといけないのか」と、よく思う。(アレックス・ファーガソン監督、1996年)


模範的なサポーターもいれば、過激なサポーターもいるということでしょうか(笑)。

ただし、ウェールズが1998年W杯予選で敗退した時のウェールズ代表GKの言葉は、一部を変えるとHFCにも当てはまるのかもしれません。


今のウェールズ(HFC)には根本的な欠陥がある。役人根性だ。協会(HFC)のお偉いさんには、重い腰を上げて、10カ年強化計画(○カ年経営健全化計画)をこしらえてほしい。危機を真正面からとらえないと。誰かが夜中の2時に起きて、今のボロボロのウェールズ(HFC)をどうするかってことを考えなければいけないんだ。(ウェールズ代表GK、ネビル・サウソール-またもワールドカップ予選に敗退して、1997年)


HFCには「10万人プロジェクト」の概要をはやく知らしめてほしいので、あえて掲載しました。

他にも、ニヤリとしたり、抱腹絶倒のコメントも載っています。機会があればまたご紹介したいと思います。

posted by akoakuts |23:25 | 読書または本のこと | コメント(0) | トラックバック(1)

2008年01月14日

13日の道新の書評欄に注目ください!!!!

13日の道新の書評欄をぜひご覧ください。

私の好きなスポーツライターの一人に、増島みどりさんがいます。

「6月の軌跡-'98フランスW杯日本代表39人全証言」や異色の(?)「ゴールキーパー論」などでご存知の方も多いと思いますが、彼女が13日の道新13面の「現代読書灯(ナビ)」で、面白そうな本を3冊紹介しています。

一冊目が、『「言語技術」が日本のサッカーを変える(田嶋幸三著)』。
田嶋幸三氏は、日本サッカー協会の専務理事として、最近ではオシム前監督の病状などをテレビでコメントしていたので知る方も多いと思いますが、昔、NHK教育テレビのサッカー教室で講師をしていた際、面白い指導の仕方をする方だとずっと気にしていた方です。

(西)ドイツのケルン体育大学へ留学し、B級コーチライセンスを取得され、その後、後進を指導し、今の地位にあるそうです(バイエルン・ミュンヘンや西ドイツ代表だったメーメット・ショルと留学時代は一緒にサッカーを学んだそうです)。

メーメット・ショルについては、「ガラスの天才」と呼ばれた天才肌の名選手ですが、「ガラスの…」という冠が示すとおり、怪我になかされ、W杯には縁がなかった選手です。

で、本の内容については、先の書評に譲るとして、「理論家」の田嶋幸三氏ということで、興味津々です。

そしてもう一冊が『病とフットボール(高原直泰著)』。「エコノミークラス症候群」で2002W杯を棒に振った、今季浦和レッズ移籍の高原選手の本です。これも彼の心境を知る意味で興味があります。

最後が、なんとロベルト・カルロスの絵本。
ブラジルの最強サイドバックとして名をはせたロベカルの絵本だそうです。
タイトルが『ちいさくても大丈夫』だそうですが、カミさんと話をしていたら、「小さいって、メッシじゃなくて?」 と聞き返されたのですが、確かにあの恐怖のフリーキック(「悪魔の左足」と呼ばれているそうです)のイメージがあるせいか、私も小さい印象がなかったので、思わず笑ってしまいました。
でも、メッシが169cmで、ロベカルが168cmだそうですから、確かに「小さい」のでしょう。どんなお話なのか、期待されます。

道新で目を通された方も多いと思いますが、サッカーに関する書評も久方ぶりなので、ぜひご一読ください。

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posted by akoakuts |00:12 | 読書または本のこと | コメント(0) | トラックバック(0)