コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2008年08月07日

売り物

昨夜は友人二人と久しぶりの七人会でした。
七人居るはずが札幌在住が五人、うち一人は早世しまして、もう一人は会社はわかっている(富士メガネ様)のなんですが、勤務している店舗がいつもわからない。だからなかなか連絡取れない。

で残った奴三人が久々の酒と面白い話で時を過ごしました。

面白かった話は商売柄裁判ネタです。

売防法ってお分かりでしょうか?

まぁ人類がかなり昔から行われている商売です。
学生時代、サークルで札幌地裁に傍聴に行きました。
七人会はそのサークルの同期仲間です。

その傍聴した裁判が売防法違反、いわゆる管理売春です。
昔ですから当時は○○コと呼ばれていましたが、今は石鹸商売ですね。
お察しください。

要するに女性に場所を提供して売春の手助けをしたとのことで摘発されたわけです。
この手のことは暗黙で商売されていることが多いのですが、やっぱりきっかけは密告です。
警察もこの手の情報を見逃すわけには行かないので、この法律で検挙したのです。

裁判は弁護士が検察調書を否認したものですから、証人を呼んで検察官が証言を得ることになったものでした。

私たちはまだ若いものでしたから、興味深々で裁判はどことなく盛り上がったものです。←こんな表現でいいのだろうか

実は裁判傍聴は完全公開が原則でありまして、ギャラリーが居ると検察官も弁護士も気合が入るとのことです。

昨日の友人は弁護士ですから、当の本人が言っていました。

その学生時代の裁判傍聴の話に戻りますが、証人としてそのときにはやめていましたが摘発された時点での○○コ嬢が呼ばれました。

この人がなかなか美人でその人の話がまた微にいり細にいり、検察官が聞くものですから、実に勉強になりました。

このような美人が居るならばお世話になりたいとふっと思いましたが、そんなときに摘発でもされたなら、自分が証人として呼ばれて、証言をすることを想像したなら、ちょっとねぇ。

判決公判は別の日になりましたから、判決はわかりません。
ですが被告は有罪になったかと思います。

それで同じ売防法違反で友人が弁護する事件があったそうで、すでに四回の前歴がある女性の事件で友人は徹底的に争ったという話をしてくれたのです。

まぁ「盗人にも三分の利」作戦ですわ。
要するに摘発した警察は実行する前に予防しなければならない。
こう論陣を張ったわけです。

売防法の理念はとうの女性を罰するのが主目的ではなくて、そんな環境を作る社会を防止しようとする法律です。
ですから、皆さん気をつけてください。
女性を守るためにこの法律がありますので男性はこっぴどく罰せられます。

で友人はこの女性は一審では一年の刑罰でしたが控訴審では八千円の罰金になりました。
劇的な弁護だと思います。
でも友人はこれにも承服せず、上告しました。つまり最高裁判所までもって行きましたが残念ながら棄却。
最高裁判所は判例とか判決が正当かどうかを争う場所で刑の量の内容までは判断しない仕組みになっています。

ただ、この上告する当たっていわゆる文書を作成するのですが、約100ページの書類を作ったと友人は言ってました。
結構弁護士さんも大変です。ちなみに最高裁から返事は提出してから四年後だったとのこと、裁判も長いねぇとしみじみ思いました。

さらに後日談があります。
友人がすすきのでこの女性で出会ったそうでこの手の商売をあきらめたのかと思ったら、いとも簡単に否定されたそうで、友人もあきれて苦笑いするしかなかったとのことでした。

posted by 去 |10:35 | 日々徒然 | コメント(0) | トラックバック(0)