コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2006年02月07日

円生と志ん生

タイトルに書いた「円生と志ん生」という本を買い求め、読み始めました。
著者は井上ひさし(敬称略、すみませんねぇ)

実はタイトルを知っていましたが、中身も見ずに買いました。
開いてびっくり、シナリオじゃありませんか。
そりゃそうだ、井上氏は脚本家でも有名ですから。

私自身は志ん生のファンだから、名前が出たらだぼはぜのように食いついてしまうからしょうが無いけど。

内容は詳細には書きません。買って読んでください<(_ _)>
でも、ちょっとさわりだけ。

円生→謹厳実直な性格
志ん生→いい加減な自他とも認める性格 
この二人が慰問と称し、戦時下の満州へ。
終戦と相成り、命からがら旅というか逃げ回る。

大体、この二人が旅をすること自体無理があるのに、ひょんなことで道連れになってしまったという話のシナリオです。

志ん生さんのエピソードはありえないと言う物が多い人です。
関東大震災の折、大揺れの最中酒がなくなると言って、酒屋へ行き大酒を飲み地震だか酒酔いだかわからずに過ごしたとの話があります。

円生さんはきっちりとした性格どおり、高座での噺は数秒の違いなく落語を語り終えるという人です。
最後は突っかかって「勉強しなおしてきます」と言ってそのまま死ぬまで高座に上がらなかったという頑固な性格でした。

落語だか漫才だかわからない話ですので、本当は演劇として見た方が良いと思います。
東京で公演したと思いますが、そこまで確かめていません(-_-;)

小冊子というより新書版の大きさですから、乗り物に乗ったときに読める厚さですし、値段も手ごろ(1260円)。

ぜひともお読みください。←落語協会の回し者じゃありません。


posted by 去舟庵海人 |22:52 | コンサドーレ | コメント(2) | トラックバック(0)