コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2006年02月03日

節分会

この話題はお約束のこととして、

「節分」 お節句の前の日ですよ。そう御節(おせち)。

お正月も御節、三月三日、五月五日、七月七日、九月九日、十一月十一日。
いっぱいあります。なにせ二十四節句というぐらいですから。

さて、御節には欠かせないのは「厄払い」。
いろいろと節回しがあります。

「外は鬼、内は福」

でも、ちょっとではないですがずぅっと昔は「厄払い」は職業でした。
落語に親しみがある方はお分かりだと思いますが。

節分の日に「口上」を述べて御足を戴くという、実に元手のいらない生業です。

ここでものの本からの紹介です(日本古事物語、池田弥三郎)。

お厄払いお厄払い、厄つっ払い申すべい。がいにめでたいこなたの御寿命語るべいなら鶴と亀めが何うち食らって、すっ百万年のめりめりとくたばり外れにあやかりなされ。父(てて)ら母(かか)らに爺婆息災。女児(おなご)、小倅、産みのままなる餓鬼十二匹、銭金俵や小袖のなかから、目玉むきだし、耳たぶでっかく、五百八十七曲り、悪魔外道ぶっ払って、西の海にぶんなげろ、こっきゃっこう。」
これは近松の「雪女五枚羽子板」に出て来る口上だそうで、池田氏の説によると近松の創作じゃないかとの文です。

口上の言葉にある数字は根拠があるわけでなく、勢いの言葉、発声と思うのですが、この手の口上は言葉が流れでるような勢いでしゃべるので、実に面白いです。

皆さんも如何です。この手の口上を覚えて豆を抛るのは。

でも覚えるのは大変です。
だから「厄払い」という職業人が生まれたぐらいですから。

おまけに働く期間がね。日雇いじゃなく「日」のみですから。


posted by 去舟庵海人 |22:48 | コンサドーレ | コメント(0) | トラックバック(0)