2009年03月09日
具体案を出さないと…。
Jリーグの秋春制が、事実上見送りになった。 これは現時点では当然の結果でしょう。 理由は秋春制を推進する犬飼会長の話しぶりをみると 「とりあえずやって(移行して)みて、問題点はその度に解決しよう。」 というようにしか感じなかった。つまり具体性が何もないのである。 犬飼会長は以下のような持論を持たれている。 「サッカーは冬のスポーツ。興行価値を高めるには寒い時に試合をするのが一番。」 選手がパフォーマンスを発揮しやすい時期に興行をする、というのは 納得できる部分はあるものの、冬のスポーツなのか?という点に 甚だ疑問を感じるので、この持論はあまり賛同できない。 犬飼会長の立場として代表強化を考えなければいけないので、 選手の体調面を考慮した対策を考えるのはわからないでもない。 そのための"Jリーグ秋春制"の発想なんでしょう。 ただ以前にも書いたたけど、Jリーグは興行です。 つまり、金を払って観戦するお客さんのことも考慮しないといけない。 この件で大分の溝畑社長がこの記事で以下のようにを述べている。 「国や地方公共団体を含めて多くの設備投資が必要になる。 日本全体が厳しい状況にある中で、それを誰が負担するか。 冬に試合をして客が減ったら意味がない」と、経営的な観点から結論を支持した。 これは観戦するお客さんのことを考慮した上での意見であり、 この点も具体的に議論しないといけない重要なことです。 来場するお客さんが安心して観る環境を作るのは Jチームが当然しなければいけない仕事であるが、 ほとんどのチームが地方公共団体が所有するスタジアムで 試合を行っている現状、協会の一方的な考えで シーズンを移行しようってのはおかしい話であり、 この点も議論されず推進しようとするのは、おかしい話である。 少なくともJリーグチーム社長経験者の考えとは思えない。 タウンミーティング等で、サポの声を聞くべきだと思います。 「上からものを見るのではなく、日本サッカー界の進む道は現場にあるはず」 サポーター有志の会の山田代表のコメントですが、 ホントその通りだと思います。
posted by 剛蔵 |22:31 | コメント(1) |