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2008年03月05日

料理、そして父

数日前久しぶりにホワイトソースを作った。
子どもが生まれるまでは、わたしにとって料理は趣味の領域のものだった。
何時に何を食べようと食べまいと誰も文句を言う人はいなかった。
休みの日に午後3時くらいからビールを飲みつつホワイトソースやボローニャソースをつくってラザニアにして食べる、なんて本当に楽しかった。

今では料理は時間勝負。
複数の作業を同時進行し、どれだけ効率よく手早く終わらせられるか、ほとんど戦いみたいなものだ。
子どもの空腹はまったなしだから、食事の準備が整っているととりあえずこれで安心という気持ちになる。

というわけで今回のホワイトソース作りは全く楽しくなかった。
ちょっと目を離したすきに煮詰まりすぎるし。
昔は趣味でつくっていたよね、なんてしばし郷愁に浸っただけだった。



ところで、単身赴任や長期出張といった場合に子どもは必ず母親と一緒にすごすことになる。
共働きで生活能力に極端な差がない限り、理論的には子どもが父親と一緒にすごしたっていいはずだ。クレイマー・クレイマーみたいに。
でも子どもが母親から離れることはない。
(この際、日本の文化慣習とか何とかは措いておく。)
なぜこんなことを考えたかというと、夫婦が何かの事情で別居しなければならなくなったとき、母親は髪を振り乱しながら食事の準備をして慌ただしく子どもと一緒に食べて片づけて‥‥と食事が戦いの場になる一方で、父親はのんびり酒でも飲みながら魚をつつく食事の時間がほっと一息つく場、みたいになるのかなぁと思ったからだ。
ここにはジェンダーの問題とか差別の問題とか、いろいろありそうな‥‥。
いや、単にビールが飲みたいだけだな。あと1年半は禁酒だから。


posted by mou3 |13:22 | 雑感 | コメント(0) |

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