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2009年01月29日

暫定的に正しい価値/精神の人

今、仲間で新しい乳児テキストを書こうとしている。
その構想段階でつらつらと考えたことを少し。


3歳と0歳の子どもがいると言うと必ず、大変でしょう!と同情される。
あるいは、子育てはこうしなくちゃいけない、こんなことはしちゃいけない、最近の若い親は‥‥と言われる。

でも、雨の日に傘とかばんを持って、2カ月の赤ん坊をだっこし、2歳の子どもの手を引いてバスのなかで立っている母親には、誰も席を譲ってくれない。若い人も、年を取った人も、子育てを経験したであろうおばさんも。

こういうギャップが子育てを苦しくしているのではないかと思う。

1分1秒という単位で目の前のことに四苦八苦している親に「正しい」こと言っても、それが「正しい」がゆえに、親は受け入れられない。そんなこと親はもうとっくにわかっているのだ。
そうじゃなくて、今、その席を譲ってほしい、というのが親の本音だと思う。


子育ての漠然とした苦しさをまったく無くしてしまえるほど大きなことは言えない(し、言いたいとも思わない)。けれど、小さくてもポジティブになれるようなメッセージをその本で伝えられたら、と思う。






tomoの咳がなかなか治まらない。
結局、昨年末からずっと引きずっている気がする。
ここ1週間は、ほぼ毎晩夜泣きもある。
おそらくyoh-chanの病気と関係があるのだろう。
とても繊細なひとなのだ、彼女は。
子どものこころのメッセージはいつだってわかる。
本当はお菓子が食べたいのでも、テレビが見たいのでも、病気なのでもない。
一緒にあそびたいだけなのだ。

ママもパパも結構、君のためにがんばっているのだけど、ね。

posted by mou3 |14:20 | 研究 | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:暫定的に正しい価値/精神の人

今頃のコメントですいません。「小さくてもポジティブになれるようなメッセージ」。そうですねぇ,そうですねぇ。大きな夢を語れるほど現実を知らないわけではないけど,今の現実のままでいいとも思わない。少しずつ前向きに変えていけるメッセージを現実に即して書けるといいですね。よろしくお願いします。

posted by だんじり| 2009-02-04 19:03

Re:暫定的に正しい価値/精神の人

私も考えているうちに書くのが少し楽しみになってきました。
頼まれ仕事ではない原稿っていいですよね。
こちらこそよろしくお願いします!

posted by mou| 2009-02-05 10:52

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