スポンサーリンク

2006年02月24日

アイヌ意匠を!

オイラは昔、札幌のチーム名を決めるというときに
チーム名を「○○○札幌」とするのであれば、
○○○の部分にはアイヌ語を使ってほしい、と
希望し、それにちなんだ名前をいくつかハガキに
書いて送った。
公募だったのか、勝手に送ったのかは覚えてない。
「カムイ(神)」という言葉を応用してほしい、と
希望したはず。
 
北海道のチームである以上、北海道という土地の
祝福をうけた「言霊」がチームに宿ってほしいと願った
のである。ゆえに、北海道の土地や自然、さらには
残念ながら失われつつある土着文化を北海道のサポが
自ら認識し、同時に道外のサッカーファンにも札幌の、
いや、北海道のチームの独自性をアピールしてほしい、
と願った。
 
結果、今のチーム名に落ち着いたわけで、その選択に
今さら異を唱えるつもりなど毛頭無い。
ただ、個人的にはいまだに「コンサドーレ札幌」という
チーム名を自らタイプするのに躊躇してしまっている
のが正直なところだ。とりわけ「道産子」を顛倒させて
しまったネーミングセンスは、やはり「縁起が悪い」と
思ってしまう。
ヘンな言い方だが「北海道は脳天から真っ逆さまに奈落へ」
という呪いのかけ放題な縁起の悪さだ。
このブログでは申し訳ないがこれからも単に「札幌」と
表記していくことになるだろう。
 
さて、かなり前だが私のところにもシーズンチケットが届いた。
今年、ファンクラブ入会と共に初めての購入になる。
かなり以前だが、デザインについては賛否があったと思ったが、
上記のような考えを抱いていた私にとっては、まさに我が意を
得たり、ともいうべきデザインである。
(確かにグレードがわかりにくいのは確かだとは思ったが。
これは来期以降で改善してもらおう)
 
アイヌのことに造詣が深いわけではないが、あのいわゆる
「アットゥシ」なる樹皮服に使われる渦巻文様は、オイラが
大好きな歌舞伎でもおなじみ。渡海屋銀平や天竺徳兵衛といった
海の男やエキゾチックなヒーローはこの「厚司(あつし)」を
着ている。
パワフルでミステリアスなヒーローのデザインとして
江戸時代からの伝統があるのだ。
 
オイラとしては、Kappaさんにもぜひこのデザインを応用して
もらいたいものだと思っている。例えばグラウンドコートの
裾などにさりげなくこの文様をいれたらどうかな。
サポにはさらにこのアットゥシの「法被」などを作って
もらえればなあ、とも思うのだが、どうでしょう。
 
赤黒に加え、このアイヌ意匠がチームのアイデンティティに
なれば、チーム名で叶わなかった北海道の土着文化との融合が
さらに進むはず。
そうなれば、天の理・地の利・人の輪の三位一体によって
札幌はきっとオリジナリティ溢れる魅力あるチームになるのでは
ないかな、と、シーチケを手にして夢想するのだった。
 
↓これが「アットゥシ」。脳内で赤黒に転換してみよう。
 けっこうかっこいいでしょ?
これがアットゥシ。赤黒を想像してくれ!


posted by FT |21:33 | コンサドーレ札幌 | コメント(2) | トラックバック(0)