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2008年01月19日

もう13年もたつのか>「たほいや」再放送に喜ぶ

応援のことを書くと昨日は言ったが、スカパの番組を
確認していると、フジテレビ739で懐かしい「たほいや」の
再放送を見つけたので、慌てて録画&視聴中。

先日「広辞苑」の第6版が出たが、番組では4版を使用。
広辞苑を使って言葉の意味を当てる知的ゲーム。
どんなゲームかは省略するが、とにかく参加者の知性が
試される。一切の電子器具を使用しないアナログなところが
また深みがある。
先日、「ぷっすま」で「新解さん」こと新明解国語辞典を
使ったゲームをやっていたが、難易度ははるかに「たほいや」が
上だ。

以前、何人かでやってみたことがあるのだが、これがまた
難しいのだ。参加者には、広辞苑の中から言葉を選ぶセンス、
いかにも広辞苑らしい表現でウソの意味を考える文才、
ウソを見抜かれない演技力が求められ、その上で正解を
見抜く洞察力と知識が計られるのだ。
ハッキリ言って、遊ぶ人間を選ぶ言語ゲーム。端から見ていても
おもしろい。

深夜の頃に見ていた13年前に戻って、思い出しながら現在進行形で
いま見ている。どうか知らなかった方も、ありきたりな言葉遊び
のテレビ番組に飽き足らない方はぜひごらんいただきたい。

posted by FT |00:06 | アート・カルチャーネタ | コメント(2) | トラックバック(1)

2007年12月27日

長ネギ回し(今ごろ?とは申すまじ

最近はもう「好きな音楽」を新たに追いかけるキャパシティが
飽和しかかっているのか、テレビの音楽番組は見ないし、ラジオは
なぜか持っていないし、昨今の流行はほぼわからない。
我が敬愛するグル平沢進の新譜すら買い逃して反省する始末。
車で出かける時の最近のBGMは、昔のYMOである(汗) 
いやもう、今の若い方々にはYMOすらご存じない方々が多数か。

ネットでもインターネットラジオとかあるだろうがさっぱり聞かないし
YouTubeやニコニコ動画なども、人から聞かされて面白いのを見る程度で
自分で探したりはしない。

そんなわけで、浦島太郎的だが、なぜか今こうして書き込みしてる
BGMは、たまたまネットで落とした「Ievan Polkka」のエンドレス再生
なのであった(汗)

http://jp.youtube.com/watch?v=WNDh_tFIHn4
(ま、代表的なのをひとつ)

聞くところでは06年には海外のMADアニメで大流行だったそうですな。
マイアヒぐらいは知っていたオイラだが、全くしらんかった。
YouTubeとまだ没交渉の時期だったからな。

つい気を抜くと「ラッツァツァーヤ リピダリディラ ベリツタン
ディルラン,デルランドゥ」などと口ずさんでるのが我ながらアホ。
(歌詞はネットで見たけどカナは果てしなくソラミミなので念のため)

で、何でこんなものを聞いてるかというと、つい初音ミク
バージョンを最初に聞かされたためであるよ。
そういうパターンの人、オイラ以外にも多そうね(汗) 

http://jp.youtube.com/watch?v=lG_kz6Sp500

つい先日までボーカロイドなんて全く知らず、なにそれ
昔のヴォコーダーみたいなの?とか言ってた80年代テクノ崩れ
だが、歌詞から全部出力できるソフトと聞いて仰天。
調整次第ではここまで出来ると教えられ、技術の進歩に
唖然としたのであった。

http://www.youtube.com/watch?v=51q6am2SPhE

オイラはザルツブルク音楽祭のNHKの録画放映があれば必ず
見るモオツアルト好きで、とりわけ魔笛は大好きだが、
これにはさすがに溜息をついたのだった。


ところで初音ミクにコンサ大好き!なアイドルソングを歌って
ほしいが、どうか?(笑)

posted by FT |00:58 | アート・カルチャーネタ | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年10月15日

旧聞~10/8厚生年金に行った方は?

試合間隔が詰まっていたので、試合以外のことが書けなかったが
ちょっとだけ。

10/5(金)は免許の更新の後、近美に行って
「大倉集古館展」を見に行ったのだよ。
例の「夜桜」が左右いっぺんに展示される一週間の平日を
狙ってね。しかし、さすがに金曜、無数のオジサンオバサンの
群れが押し寄せていた(あ、オイラもいい年こいてるか(汗) 

夜桜はさすがに迫力だった。
しかしオイラが大感動したのは平安時代の「古今和歌集仮名序」
の写本。先年近く前とは思えないほどの保存の良さで鮮やかな
墨蹟と、そして雲英入りの美しい紙のコンビネーション。
良いシュミしてる~と感嘆。

10/6(土)は天皇杯。
延長+アルファで立ちっぱなしだったせいか、腰痛発症(汗) 
帰宅して風呂に入ってから違和感バリバリ、翌日はマトモに
立てず。今まで腰痛には無縁であったが(汗) 
ちなみにほぼ一週間続き、恥ずかしながらネットで腰サポータを
買った(汗)腹が出ているのでその辺ではサイズがなかった(汗) 

しかし翌10/7(日)は、ずっと楽しみにしてたイベントが。
厚生年金会館で「みうらじゅん&いとうせいこう ザ・スライドショー10」
の全国ツアー・イン札幌。
腰の痛みに耐え、全席指定の前売りがありながらも早めに並んだ
のはグッズを買うためである(笑)
カマドウマTシャツ、ツッコミ如来ストラップ、トートバッグ、
線香立てなど買いこんだが、正直もっと散財したかった(笑)
DVDが出れば買うのだが、DVDはたぶんWOWOWが入ってる
東京公演だけだと思うし、内容は各回全部違うので、大いに楽しむ。
「アウトドア般若心経」の完全版は感動であった(笑)
ネタのいくつかは「勝手に観光協会」などで既出のものもあって
見覚え有りのスライドもあったが、やはりISの兄貴のツッコミ
があると見方も変わって楽しい。

そんなわけで、しばらくは札幌の試合だけが楽しみになりそうだ。
さすがに金欠だし(汗) 
あ、厚別最終戦の後は丸井のデパ地下。これも今年最後になった
のかも。
週末の厚別での試合後には大通で途中下車(ドニチカなので)
して、丸井のデパ地下で笹寿司とモロゾフの今月のチーズケーキ
を買うのが楽しみなのだ。
福住のイトーヨーカドー地下にももっと美味い店が入らないものか。

posted by FT |23:52 | アート・カルチャーネタ | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年09月11日

12人だッ!おめえらのやることは危なっかしくて見ちゃいられねぇッ

昨夜は大荒れカード大会になった湘南vs東京Vを見ていたはずが、
ついNHKハイビジョンでやってた「黒澤明への挑戦」を見てしまった。
森田芳光監督が「椿三十郎」のリメイクをやる話は聞いていたが、
そのパブリシティということか、特集が組まれたわけだ。

オイラは高校時代に映研にいたが、当時はビデオなんかなく、
黒澤映画と言えばたまにリバイバルの封切り扱いで「見せていただく」
しかなかった。今のようにビデオソフトをレンタルしたり、スカパー!
などで簡単に黒澤を見られる今が、夢のようである。
ちなみに高校時代に見たのは「赤ひげ」「野良犬」「生きる」ぐらい。
「七人の侍」も「用心棒」も、カタギになって初めて見られた。

で、そういうレジェンドな作品のリメイクに挑む現代のスタッフ、
役者達の奮闘ぶりを伝える番組を、つい夢中になって見てしまって、
なかなかやるじゃん、久しぶりに見に行こうかな、とか思って
番組を見終わり、しかし気持ちは高ぶってしまっていたので、
思わずライブラリから以前に録画してたオリジナル「椿三十郎」
を鑑賞してしまったわけだな。

「死ぬも生きるも、我ら九人!」 「十人だッ!」

 くわ~~~っ、かっこい~~~

「聞き分けが良いな。いい子だ」

 エロ渋い~~~っ

「どうしてもやるのか」「やるッ!」

 うわわ、うわあ、うあわ、わわわ

「お前らも、おとなしく鞘に入ってろよ」

 じ~~~~んん

「…アバヨっ」
 (どどん、どどん、どどん…)

 うおおおおおおおおおおおおおおおお…。



いかんよ、これはもう、マスターピースだよ(汗) 
モナ・リザの複製は数あれど、どれ一つとしてレオナルドの
オリジナルを凌駕するどころか、似ても似つかないシロモノ
になるのと一緒だよ(汗) 
これを同じ事をやるだけでも超無謀だよ。


と、オリジナルのわんだほーさにのたうち回っていたわけだが、
それでも実は新作の意欲をムダだとは思わないのだ。
オリジナルの凄さはわかりきった上で、新たな挑戦にも
関心はあるのだよね。


さて、オイラが応援したいサッカーチームは、
果敢に「新たなチャレンジ」を、たとえ無謀だと謗られようと
挑もうとするチームだ。

札幌は果たしてこれからの戦いを、自分たちなりの戦いを
作り上げていく場とすることが出来るだろうか。
それとも、単なる「過去にそう言う試合があった」とうち忘れ
去られるプレイに留まってしまうのか。


「12人だッ!」

posted by FT |21:16 | アート・カルチャーネタ | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年08月02日

美術館(その他)ハシゴ/モディリアーニ・太宰・ダリ

昨日今日となぜかお休みになってしまったので、いろいろ
ハシゴしてみました。いちおう研修扱いなんだけどね。
文化振興系のカタギ仕事なので。もっとも出費は全部自腹だが(汗)
なのにレポートは後でしっかり出さなきゃならないのが理不尽(泣)

昨日は朝イチで芸術の森に。
モディリアーニ展は5日に終わるので駆け込みである。

平日なのでさすがに空いていて、人混み嫌いなオイラもゆったり。
アート系のカップルがお互いに作品作りながらラブラブ、という
けっこう珍しいんじゃないか、こういうの。最後は悲劇だが、
ずいぶんと実りのある、文字通り太く短くの人生を生きたのだな。
当事者は大変だったことはよくわかるが(汗)

2時間ほど見て、ホールで展示してたコートジボアールとかの
アフリカの仮面の展示をチラ見して、野外美術館に行き、
恒例のレクをする。運動不足のオイラにはそれなりに負荷がかかる
運動であります(汗)
強風で帽子を川に落とし、慌てて拾い上げるが、右肘を痛める(汗)
それ以外はまずまずだが、少し頭痛が出た。去年もあったが、
昨日のような暑い曇り空こそヤバイ。日射病にかかりかけた。

あんまり調子は良くなかったが、帰り道で中の島を抜けたあたりで
気が向き、豊平川を渡って中島公園に行き、文学館に向かう。
太宰治の特別展示をやっているのだ。
平日の昼下がりですかすかと思ったら、けっこう老若男女が
入館していたのにビックリ。やはり太宰は人気があるのだ。

展示は太宰の若い頃の同人活動での活躍をメインに紹介して
いて、才気活発だったのだなあ、と改めて実感。

しかし、モディリアーニと太宰という、実生活は酒とドラッグに
溺れて周囲に負担かける大バカ野郎の東西横綱みたいな二人を
いっぺんに1日で見てしまうのもけっこう笑える。しかしその
ダメ人間ぶりが彼らの作品の魅力の根幹にもなっているのだから
こまったもんだ(笑)そして、オイラはこういう二人が嫌いではない
のであります。

今日は近代美術館にダリ。
こちらはさすがに平日でも混雑予想のため、開館9時半同時に
入館する。

ああっと、キミたちわかっているのかい?
札幌にいながらにしてモディリアーニやダリの作品がその目で
直接見られるなんて、どれだけ幸運で、奇跡的で、眼福か。
オイラは正直、信じられないよホント(笑)

入館する前は今回の展示がどんなコンセプトなのかいまいち
わからなかったのだが、(何せダリは多作で、しかもあまりにも
活動範囲が広い超天才なので)中心に置かれた「ヴィーナスの夢」
に関する一連の活動紹介が核になっているようだ。
ダリが博覧会で作った文字通りのダリ・パビリオンの製作過程
の経緯を中心に、ダリが内面世界を現実社会に対してどう突きつける
アプローチをしていくかの多様なメソッドの紹介、ということだろう。

それにしてもこの人は完全にイカレている(笑)
なのにやることの計算は狂っていない。
狂気と理性、幼児性と知性、朴訥と狡知、純愛と狷介。
こういうのを「天才」というのだろう。
今回の展示の一部であるパブリシティ活動の作品だけを見ても、
これに比べればウオホールですらただのまねっこにしか思えなくなる。

雨がひどくなる前に帰った。
他にも見たいのはあるが、とても脳が付いていかない。

今月中には北大でファーブルを見に行きたい。
大丸でも「星の王子さま」展があるはずだ。
芸術の森ではモディリアーニが終われば、今度は澁澤龍彦展がある。

明日は仕事だが、何だかいまだに夢を見ているというか、酔ってしまった
ような気分のままだ。この蒸し暑い夕方がさらに脳を麻痺させる(汗)

posted by FT |18:45 | アート・カルチャーネタ | コメント(1) | トラックバック(0)