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だべさ

2007年11月13日

 11月10日の北海道新聞に、北海道教育大学函館校の夏井邦男教授が、江戸時代以前に中央や上方などで使われ、北海道に伝わった方言について、語源や用法の変遷をまとめた「北海道語に残る古語」を刊行した、という記事が載っていました。
 古典や言語資料を丹念に調べ、道民が日常使っている言葉約1600語の歴史を解説した労作だそうで、非常に興味をそそられますが、価格が14,700円とは…

 ちょっと高いんでないかい? そう思うべ? だべ?

 旅行などで北海道に入った人が、北海道らしい言葉づかいとして印象づけられるのが、この「べ」という終助詞だそうです。
 確かに、おじさんたち道民は「○○だべ」とか、「さ」を重ねて「○○だべさ」などを日常的に使います。
 東京製作のテレビドラマなどでは、もっぱら農民や漁民の台詞に使われていて、田舎らしさ、素朴さを表現するため役者に「○○だべ」と言わせているふしがあります。

 私は、このブログにおいて「だべさおじさん」と称していますが、何も田舎人を気取っているわけでも、素朴さを強調しているわけでもありません。もっと高貴な理由があるのです。

 以下、その理由を述べます。

「べ」は、もともと助動詞の「べし」で、当然、推量、可能、意志、命令など、多くの意味を表す機能を持っていましたが、その終止形「べし」連体形「べき」がイ音硬化して「べい」になりました。この「べい」の形は、源氏物語など平安時代の女流文学にしばしば使われています。
 平安時代は、話し言葉と書き言葉の区別が今ほど分化していなかったので、紫式部も日常会話で「べい」を使っていたはずです。
 この「べい」が更に約音されたのが、今日の「べ」なのです。

 な?
「べ」って高貴だべ?

 と、おじさんは、思うわけです。


post by masa2007

19:24

コメント(1)

この記事に対するコメント一覧

青空

べし

2007/11/13 22:43

『べし』 と聞いて おそ松くんなどに登場するキャラクターを思い浮かべました  ケムンパスと仲良しの たしか蛙 でしたよね  語尾は必ず 「べし」 だったような記憶が、、、、、 と、こっちのおじさんは、思ったわけです。 

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