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白の次は赤ですか

2007年10月15日

「白い恋人」問題に関連する、おじさんの戯れ言です。

 地元北海道の「白い恋人」と違い、今回、農水省から、製造年月日を偽装表示して販売していたとして改善指導を受けた三重県の「赤福」は、おじさん、その存在そのものをまったく知りませんでした。

 その赤福は、製造後、出荷調整などのため冷凍保存し、解凍した日を「製造月日」としていたことが違法とされたようです。
 包装前の状態で冷凍していれば、解凍日を製造日としても違法ではないとのことですから、何とも微妙な違反のようです。

 食品の安全は大事なことです。
 また、食品に対する安心のためウソ偽りのない製造年月日、賞味期限を表示してもらわなければなりません。

 ところで、おじさんの山仲間に、山登りとなると賞味期限切れのハム、ソーセージなどを持ってくることで有名なヤツがいます。
 おそらく奥さんから「あんた、これ処分してきてよ」とかなんとか言われて、冷蔵庫の奥から引っ張り出してきた、自分の家で食べるには二の足を踏むような食品を持たされるのでしょう。

 ところが、これが半端な消費期限切れじゃないのです。賞味期限切れが1年前のハムなんて物もありました。
 山に入ると食料は、下界の数十倍の価値を持つので「なんだよこれ、1年前に賞味期限が切れてるんでないのか?」とか何とか文句を言いながらも、包装を開いて、まず、目でぬめり具合などを確認して、その後、クンクンと臭いを嗅いで、特に異臭がしなければ、ちょっとだけ口に含んでみて、酸っぱいとかいう、その食品の本来の味と違う味覚がしないか確認して、特にそのような兆候がなければ「うん、まだ食える」ということで、たとえ賞味期限切れの食品でも有り難くいただいています。

「賞味期限」なんていう、国民に対して一種の思考停止を強いる基準を表示するようになったのが、いつからだったのか忘れましたが、昔の食卓においては、見た目と、臭いと、食感で、食べることができるか、もう食べられないかを決めるのが普通でした。
 意地汚いヤツが、まだいけるだろう、という勝手な判断で、ちょっと異臭がする食べ物を食べても、せいぜい腹を下すぐらいの自己責任の問題でした。

 この食べ物は、まだ食べることができるか、もう食べれることができないか、という判断は、誰かに賞味期限という基準で決めてもらわなくても(決めてくれれば、それはそれで有り難いですが)、そんなこと自己責任の範疇で決めることができます。昔は、そうしていました。それで特に問題が生じた、ということもありませんでした。

 はっきり表示してほしいのは、賞味期限という、ある意味ど~でもいい情報よりも、見た目で分からない、臭いを嗅いでも分からない、食感でも分からない、そんな食品に添加されている物質の正確な情報です。
 体内に蓄積された有害物質が、これまでも大きな健康問題を引き起こしてきています。食品の安全・安心のため行政に担ってほしいのは、輸入食品を含めた食品の有害物質に対する厳しく監視です。

「白い恋人」が返品されたりして、賞味期限が切れているということで廃棄処分されようとしたとき、工場で「そんな、まだ食べられるのに、もったいない…」と言った役員の一言が今回の事件の発端だ、という話しも聞いていますが、その役員の気持ち、おじさんには、よく理解できます。
 ただ、人様の口に入る商品に対して、それを言ってはいけないし、やってはいけない、ということも理解できます。

 食品メーカーで何か問題が起きるとマスコミは、食の安全・安心という錦の御旗の基に徹底的に叩きますが、この世の中は、そんなに衛生的で、バイ菌排除で、清潔で、キレイキレイの世の中でなければいけないのでしょうか?
 無菌状態のような中で育った人間は、動物が本来持つ環境に対する耐久力を身に付けることができなくなるのではないでしょうか?
 ストーブは熱くて危険だ、ということを知るためには、一度ストーブに触って小さな火傷を負ってみて人は経験を深め、自己判断力が育ち、成長していくものなのではないでしょうか?

 個人的な考えですが、自分自身の生命と安全を自分自身の体験に基づく基準で守らないで、それは誰かが決めて守ってくれるべきだ、という発想は亡国の発想だと思います。
 人に殴られて人の痛みを知り、腹を下してみて食べられない物の基準を知り、そんな、人が生きていく上での基本的な経験さえさせてくれない、この国の「常識」は、日本の将来にとって、本当にこのままでいいのだろうか、と考え込んでしまいます。

 昨今問題になっている、政治と金の問題にしても、テロ防止のための国際協力問題にしても、マスコミの独りよがりの暴走が目に余るような気がします。
 これだけ情報の世の中になると、本当の権力者は、世の中を自由に操ることが可能なマスコミと言えるかもしれません。

 それ故にマスコミは、そのことを自覚して、少なくとも、何らかの不正を行ったことによって反論できない状態に追い込まれた弱った人間に対して、ここぞとばかりに徹底的にバッシングする、という歪んだ正義感とも言える、事の本質を見失わせる報道姿勢は自制してほしいものだと思います。

 少なくともおじさんは、報道されている内容を鵜呑みにすることなく、問題だとされている視点とはちょっと違う視点、糾弾されている側に立って見たらこの問題はどうなるのか、という客観的な姿勢で報道に接するよう心掛けています。

 あっ、「白い恋人」問題までは、かろうじてコンサドーレに関連する話だったけど、完全にサッカー関連から逸脱してしまいました。反省、反省。

 と、おじさんは、思うわけです。


post by masa2007

19:23

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