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あの頃、知床五湖は遠かった

2008年04月14日

 知床五湖の高架木道(現在約150メートル)を5・6百メートル先まで大幅に延長する計画があるそうです。

 高架木道は近年、知床五湖周遊道がヒグマの出没で閉鎖されることが多くなって、そんなときの観光客の不満を解消するために、ヒグマに襲われない通路として整備されたものですが、現在の長さでは短かすぎて、それが新たな不満を呼んでいたので、この度の延長となったようです。それに、高架木道にすることによって、植生破壊の抑制効果も期待されているようで、自然に手を加えないことを原則としている世界自然遺産といっても、ここまで観光地化してしまっている現状では、やむを得ない措置なんでしょう。

 知床五湖は、今でこそ知床を代表する観光地になっていますが、おじさんが初めて知床五湖に行ったアドベンチャー少年だった中学生の頃は、遙か遠い地でした。
 同級生と二人で深夜に網走港から船に乗って早朝に宇登呂に着き、そこから林道を延々と6時間ほど歩いて、やっと到着したものです。もちろん帰路も徒歩です。その間、誰一人にも行き会いませんでした。夕刻迫る頃、宇登呂に戻ってきて、その日は海岸でテントを張ったのですが、そこから、どう帰ってきたのか、もう記憶に残っていません。

 今のように車で何の苦労もなく行ける知床五湖より、往復12時間歩いて到達できた知床五湖の方が、自分自身の中での価値は高いような気がします。そして、今から思うと、このとき知床五湖まで歩いて行ったことが、その後、知床にのめり込む切っ掛けになったような気がします。

 と、おじさんは、思うわけです。


post by だべさおじさん

21:36

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