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2008年02月25日
国際試合が特にそうだと思いますが、背負っている国家威信みたいなものが大きければ大きいほど、サッカーは、球技から限りなく格闘技に近づいていくような気がします。それは、こっちが、そんなつもりがなくても、国家威信みたいなものを重く背負った相手チームが、特別な気概をもって挑んできたら、ギリギリのルールの範囲内のちょっと外側で、最後には肉体と肉体の戦いになることがあります。そんな試合の主審が、特定の国に身びいきする潜在的意識を持っていたら、相当きついハンデを背負った試合になり、ホームの優位性、アウェイの劣位性が際立ってきます。 第二次世界大戦の恨み辛みを未だに引きずり、そのことを風化させないような教育を続けている東アジアの国々を相手にするときは、そんな試合になりがちです。まあ、実際になっていますが。 日本人は根が真面目で争い事を嫌う民族(本当か?)なので、これまでの戦後の日本人は、そんな非日常的な修羅場にけっこう弱かったのですが、最近の若い選手は、他のスポーツ選手もそうですが、プレッシャーに強いというか、国際試合においても物怖じしない選手が多くなってきているような気がします。 そのこと自体は頼もしいことだと思います。 しかし、それが、前回のワールドカップにおける国歌「君が代」吹奏のとき、君が代を歌っていたのが、胸に手を当てた三都主選手だけだったという、ジョークにも近い出来事に象徴されるように、若い選手の意識の中で「国」だとか「国の威信」だとかが希薄になっていることが原因なら、それは、それで別の問題をはらんでいるような気がします。 愛国心を持つべきだ、と言っているわけではありません。国の威信を背負って戦うべきだ、と言っているわけでもありません。 そのような国民に育った原因は色々あるのでしょうが、事実関係として、ここまで国を意識しない国民で構成されている国って、世界的にみても極めて珍しい存在なのかもしれません。 いまの若者達の親は、いわゆる「団塊の世代」と呼ばれる年齢の人達で、この世代は「ビートルズ世代」とも呼ばれていて、既存の価値観に対して反体制を貫くことが進歩的な考え方、という時代を生きてきた人達です。ここいらへんに、謎を解く根元的な鍵があるような気がするのですが… と、おじさんは、思うわけです。
FT
Re:背負っている国の威信
2008/02/25 22:12
一言だけツッコミ。 国歌を歌うことが国民のアイデンティティになるのは、 地縁や血縁が強くコミュニティの一員である意識が 自明の理ではない国(たとえば移民の多いアメリカなど の多民族国家)においては、極めてこだわることなの だけど、それほどではない国も多いのですよ。 特に周囲を海に囲まれて国境意識の薄い日本人は 国歌で自分の帰属意識を確認する必要がないのかも しれない。 同様の地理条件であるイギリスの方々が、実は ゴット・セイブ・ザ・クイーンを最初の1フレーズ しか歌えない人が多い、というのは有名な話ですし。 実は珍しい話ではないのです。 三都主一人が国歌を歌っていた、というのも、 オイラにはむしろ帰化した方ゆえの必死な姿勢 に思えます。
luchun
Re:背負っている国の威信
2008/02/25 22:37
教育の問題だと思いますよ。 国旗・国家の扱いをめぐって教師の組合と政府が対立していて、現場で教えられていない。 歴史の授業だって、縄文時代から始めて明治に入ったくらいで時間切れになって、戦前戦後のことはぜんぜん教えてくれない。 自分の国のことをよく知らないのに、国のためにプレーしようということにはならないでしょう。 団塊の世代の子供たちである第2次ベビーブーマー(団塊Jr世代)は30歳を過ぎて若者とは呼びづらくなってきました。親の影響というのはちょっと違うかと思います。
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